ライブ用耳栓を買った
1年ちょっと前にライブに行くこととなったものの、私は耳が弱い。具体的に言うと大きな音が苦手で、高音と低音がとても嫌いだ。
イヤホンを買うときも高音と低音が適度にカットされやすい安いものを選ぶ。ドラムやベースの音は好きだが耳が耐えられないので再生する音量はとても小さい。
そんなタイミングでツイッターに流れてきたライブ用耳栓を購入した。そしたらライブに行くのがとても楽になったし大きな音にも怯えなくなったのでそのレポというか体験談というか紹介。
買ったのはコレ。どこを見ても紹介されているやつ。
今まで使用した場所
- ライブ(EDM系)
- ライブ(ロックバンド系)
- 舞台(ロックオペラ)
- ライブビューイング(EDM系などその他いくつか)
メリット
耳へのダメージがかなり軽減される
大きな音がかなりカットでき、耳へのダメージがかなり軽減されるのがまず最大のメリット。
私は大きな音に弱い。そのため観劇でスピーカー前に座る席でもかなり厳しかったんだけれど、これをつけるようになって爆音でも耐えられるようになった。
耳栓だけあって音量自体をかなりカットするので、元のボリュームが大きい場所でも活躍してくれる。ライブ・舞台・ライブビューイング、全てにおいて共通で助かるところ。
適当に手近にあったジェットストリームと比較して分かる通り、一般的な耳栓よりは若干大きい、というか太い。これを耳の中に突っ込む。耳の穴にぴったりと密着するので音のガードがかなり期待できる。
サイズが2種類あるので自分の耳に合わせて装着できる
この、ぐるぐるしてる部分の中に入ってるのがサイズ2種類ついてきて脱着して取り替えられる部分。
普通の耳栓より若干大きめだけれど、やわらかい素材でできているので耳にフィットして音を削ってくれる。
高音のカットがすごい
バンド系ライブに行ったときに実感したのだけれど、高音部分のカットがすごかった!
途中で生の音も聞いてみたい!と思って右耳だけ外してみたところ、ギターの高音が鼓膜に突き刺さって直後から右耳だけ聞こえが悪くなった(半日~1日近く治らなかった)。
耳栓を付けたままでも十分高音が聞こえているつもりだったけれど、耳に痛いと思うような高さの部分はかなり削られていた。
デメリット
若干音がこもる
耳栓なのでこれは防げないのだけど、音が若干こもる。
実際に聞いててほとんど違和感はないレベルだったけれど、ちゃんと生音を聞きたいという場合にはあんまりおすすめ出来ないかもしれない。
時たま「耳栓つけたほうがクリアに聞こえる」なんて見る。でも私の場合はそんなことはまったくなかった。耳が痛くなったけれど、つけていないときのほうが間違いなくクリアだった。
高音がカットされる
これはメリットでも書いたけれど、同時にデメリットにもなると思う。
中音域男性の声ならば結構問題なく聞こえたけれど、ガチの高音のオペラなんかにいったらかなりこもったり音がカットされそうな気がする。
ライブの最中に男性と女性にコーレスを要求する箇所があったのだけれど、ファン層や周囲の人的に女性のほうが多そうなのに、男性のレスポンスのほうが大きく聞こえた。女性の声はカットされやすい印象があった。
低音の振動は防げない
低音の振動は防げない。当たり前だけど。
低音自体は防げるけれども、<i>ベースやドラムの低音が腹に響く感覚はほぼ防げなかった。低音の振動で体調を崩すタイプなので、ライブが終わってから耳は良いものの体がぐらぐらした。
普通の耳栓との比較
舞台に行っているとよくあることで、ライブ用耳栓をバッグにいれたつもりでもそのバッグを忘れていて、手元にあるのは普通の耳栓ということがあった。
普通の耳栓は遠征時に忘れたら困るからってすべてのバッグに入れてるからね。
1回目に行った時はライブ用耳栓、2回めに行った時は通常耳栓という使い方で聞いた舞台がある。
感想としては、間違いなくライブ用耳栓がおすすめ。
ライブ用耳栓のほうが人の声が聞き取りやすかった。通常の耳栓は人の声がこもるしカットされる(カプセルでは耳栓をしてても早朝から人の声で目を覚ましたことが何度もあったので、お前……実はこんなに音をカットしてたのか……と驚いた)。
また、ライブ用耳栓のほうが音量が大幅にカットしてくれるので、スピーカー前でも耳が痛くならなかった。
ただ、間違いなく無いよりはマシなので、ライブ用耳栓忘れたら代わりに適当にそこらで売ってる耳栓というのはあり。耳栓全くないよりはあったほうが耳へのダメージはマシ。
普通の耳栓をするぐらいだったらライブ用耳栓をしたほうが間違いなく推しの声が聞こえる。そのため、普通の耳栓でいつも音をごまかしているぐらいだったら一刻も早くライブ用耳栓を買ったほうが良い。過去の自分が普通の耳栓でごまかしてたけど、一回使ってみたらもうライブ用耳栓から逃れられない。
まとめ
これを手に入れてから、音が大きめのイベントや、席がおそらくここだとスピーカーが近いな……という劇場に行く際にあの耳の痛くなるだろう感覚を恐れることがなくなった。
つけてからやっぱり生音で聞きたいと思ったら外せばいいから、とりあえず買って耳ガードしとけ。