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1巻の引っかかってた点はきれいに解決「私はご都合主義な解決担当の王女である 2 (ビーズログ文庫)」まめちょろ

あらすじ

転生腐女子だって幸せな結婚がしたい。だったらその勝負、受けてたちます!

お世継ぎ問題回避! のため恋人候補を見つけるべく準舞踏会にやってきた私――王女オクタヴィア(中身は元女子高生@転生腐女子)。 その道中、兄の恋人(男)のシル様と遭遇!
なんだかワケありの彼と、主従関係を結んだクリフォードのエスコートで、いざ恋人探し!
と思ったのに、そこで転生のきっかけとなった過去の忌々しい記憶と向き合うことになり!?

1巻の引っかかってた点はきれいに解決

面白かったーーーー!!!
BL小説世界に転生してしまった主人公による、産む機械にはなりませんバトルラノベ。この言い方どうかと思うんだけど実際やっている内容としてはそうだしな。

ダンスをする相手が何故かいない主人公、からの発生するドタバタ面白かったね……。みんなが完全に勘違いしまくっているあたり、お約束というかなんというか。
こういうのに割とありがちだよね、主人公はそんなつもりもなく行ったことを周囲の人間たちが勘違いして勝手に良いように/悪いように思い込み、そこから主人公の評価が上がったり下がったり。

終盤の、護衛騎士が泣き出してしまった主人公を庇ったのがもーーーー良かった。
その先の騎士目線の、澄ました人前に見せる姿も良いがさっきまでの泣いている姿のが良かったっていうのがまた……完全に自分だけ見せた姿にきゅんとしてる図じゃねーか。
騎士が相手役ポジなのかなー。弟王子もありうるのでは?と思ってたんだけど確定かな。

 

胸キュンな少女漫画的な部分もある程度クリアしつつ、ある意味見どころたるBL小説世界での女キャラというポジションも面白かった。
というか、世界のなりたち自体がめーーーーーちゃ良い。前の巻の感想として書いた「世継ぎがいないなら血族で次の世代を作るのをやめろ!!!」に対しての反論がきっちりと出ているのがすごく良かったというか納得したというか。

この世界自体が、ちょっとした間違いで死んだ主人公のために神様的な存在が歴史から何から作り上げた世界。規定の内容は『小説の主人公CPがくっつく、兄王子は政権を取る』。
それと小説に現在出ている内容を組み合わせ作られた世界観と設定。
故に、でこぼこだったりおかしかったりBL世界として都合が良すぎる箇所は、世界が作り上げられるうちにうまいこと理由付けされて捻じ曲げて修正してそれっぽく形作られた。

そりゃーーーーーーBL的に都合が良い『姉か妹が自分の子供を養子に出す』をうまいこと納得できる理由押し付けて伝統にしてくるわ!
この世界自体がただの物語の再構築からの世界でしかないんだから、めちゃくちゃで辻褄の合わない箇所もすごくたくさんあるだろうな……。

ただ、主人公が「妹ちゃんは兄と仲が良くて慕っていたが、将来的に自分は兄のために子を差し出すことがある程度わかっていたはずだ、なのにそこまで慕うのはおかしい」と言っていたけれども、これは現代日本で生活したことのある主人公だから思うことであって、その世界でずっと生まれ育ち感覚も全部BL小説世界に染まりきっている妹ちゃん(原作小説)ならそうでもないんじゃないのかな。
とまで考えたけど、「世継ぎは私が作るから任せて!」と妹ちゃん(原作)が言い出す以上、世継ぎどうするかは一旦問題にあがるのか。
ということは原作小説ではそこまで世継ぎ部分について深く考えられておらず、いつも姉か妹が子供を差し出しているわけではなかったのでは?

などと考えだすとめちゃくちゃおもしろかった。

 

早く続きも読みたいし続きが楽しみなんだけど、これ奥付見る限り最終巻が2018年3月なんですけど、続きは……? なろう自体を見たほうがいいのかな。