日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

異世界トリップの脇役だった件 (フェアリーキス)葉月クロル

お姫様抱っこがデフォ★な“お兄ちゃん騎士"に、過剰に過激に、甘やかされてます!?
異世界トリップした先で、騎士のカインロットさんに護衛されることになったわたし。
見た目はクールなカインロットさんだけど――「ミチルのことは俺が守るからな! 俺のことはお兄ちゃんと呼んでいいぞ?」
過保護すぎるほど甘やかして恥ずかしいくらい!
移動はお姫様抱っこ、座るときはカインロットさんの膝の上。
『氷の牙』と呼ばれるほどストイックな雰囲気なのに、わたしにはゲロ甘炸裂!
そんな彼に胸の高鳴るわたしだけど、ついにお兄ちゃん騎士と《偽装》結婚をすることに!?
「くっ! 俺の嫁が可愛すぎて、もはや凶器! 」お兄ちゃん騎士の溺愛、暴走中!?
“お兄ちゃん騎士"の理性のタガ、ついにはずれる! !
 
小説サイト『ムーンライトノベルズ』累計620万PV超! カインロット視点の書き下ろしも収録してついに書籍化。

 微妙というか、様々な箇所でうーん……となってしまって残念だった。

 とにかくヒロインの性格が微妙だった。
 後輩である巫女姫と一緒にいるときはすごく楽しげだし良いなーと思うんだけれど、とにかく特定人物といるときの性格がヤバ過ぎる。
 そして、その特定人物が物語の相手役たるカインロットである、というのが最悪すぎる。

 外見は幼気に見えるとはいえ自分は21歳の大人の女性だと主張するわりに、2歳違いのカインロットに対して速攻で「お兄ちゃん」呼び。これが5歳ぐらい違うならまだわかるんだけど。
 気に入らないことがあったりどうしようもなくなると幼女泣き。21歳が。
 カインロットがそれに弱いとわかっているからとはいえ、なにかあると幼女ぶってわがままを押し通す(これは人命救助?の部分もあったから言えない箇所もあるかもしれないがそれでも度が過ぎている)。
 これで21歳女子大生です! 大人です! と言い張るのは無理があるんじゃないのかな……。そして何より、その無理があるとしか思えない描写が出てくる相手が、物語の最も中枢を占めるだろう相手役と一緒にいるシーンであるというのがもうヤバい。やばいというか、ひどい。

 相手役のカインロットも割とやべえというか、妹や弟の母代わりをしていたからと幼女にしか見えないヒロインに対して激甘って言うけど、今までそれで同じような幼女に対してやばいことしでかさなかったのかな……大丈夫かな……。

 物語自体は異世界トリップの王道めというかわかりやすい話で良かったんだけど、とにかくヒロインとヒーローのキャラがやべえというか合わないと言うか、お前その年令で!? それを!? 言う!? やる!? となってしまって合わなかった。