日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?3 (HJ文庫)手島史詞

執事と娘が増え、賑やかになったザガンの居城。相変わらず不器用ながらも距離を縮めるザガンとネフィだが、突然ネフィが町で襲われるという事件が起こる。襲ってきたのは――肌の色の違うネフィに良く似た少女だった! その事件の直後、ザガン宛てに魔王の一人から船上で行われる<夜会>への招待状が届く。城のメンバーたちはその船上パーティへと、おめかしをして赴くが――。無愛想魔王と箱入りエルフが贈る大人気ラブコメファンタジー、豪華絢爛な第三巻!

場所を変え、今度はパーティへ来たザガン様御一行。今回は女性陣のドレス姿が可愛かったー!
正ヒロインであるネフィはザガンが褒め倒していたし当然のことながら、娘であるフォルもフリルドレスで可愛かったし頑張ってるシャスティルも可愛かった。
シャスティルはどこまでもポンコツで可愛いな……。ダンスのほうの夜会だと思ってノリノリでドレスを選んでいた彼女のことを考えると哀悼の意を禁じ得ない。ダンスシーンがあったのも結局ネフィとザガンだけだし、本当に彼女に対しては頑張ってほしいとしか言いようがない。シャスティルはザガンに対しての感情が完全なる恋心と自覚したらネフィに対して悪いとかなんだかんだ考えてぐるぐるしてしまいそうで、そういったところもすごく可愛い。負けヒロインなのはわかっていても健気さに頑張ってくれと言いたくなってしまう。
というか、今回バルバロスとちょっといい感じというか、スカートから出てこられたマイナスポイントはあれど聖剣持ってきてくれたり傷を治してくれたりと良い感じのポイントも溜まっていたのでもしかして最終的にここがくっつくのかな? 総カップル化しそうな雰囲気もあり、そこのあたりもちょっと気になる。

前作では憎しみたぎらせていたフォルとラーファエルのコンビは読んでいて心温まった。あれだけ(誤解だったとはいえ)殺す復讐すると息巻いていたフォルが、肩によじ登ったりジュース作ってもらったりと仲良しそうで何より。そしてラーファエルはそれに完全に馴染んでいるのでお前……と笑ってしまった。
ラーファエルは本当に良いキャラしているな……。我が王よとザガンに付き従ったり執事スキルが天元突破していたりと、お前本当になんなんだ? すぎる。

フォルとネフィとザガンの親子っぷりも最高で、今回の巻ではわずかな違和感すら持たずザガンがフォルと我が娘と言い切っているの最高だった。
嫁さんにはろくに手を出してない(耳いじりと頬ずりはしたもののキスその他は皆無)のによく言うなこいつ。ネフィとザガンの関係はもどかしい! 甘酸っぱい! 早く手を出せ! いいぞもっとやれ! で最高だった。今回の巻のラブイチャMVPシーンは間違いなく膝に乗っけているところだと思う。

物語は、魔王ビフロンスの招待で夜会へと訪れることから始まる。
現れた別の魔王の実力やネフィそっくりのダークエルフの存在、魔王の紋様の謎など面白かった。
黒ネフィのビフロンスに対する愛にも似た忠誠心が描かれるところはうわーーーーしあわせになってくれーーーーと思ったのにビフロンスが予想以上の最低野郎でお前!?となるなど。そして、そんな状況であれどビフロンスのところへ帰ってきた彼女が痛々しくも可愛らしかった。今後の巻に出るとしたらもうちょっと大事にしてもらっているところを、と思ったけれどもビフロンス全然大事になんてしてくれそうにないし、彼女のしあわせはどこにあるんだろうな。今回ラスト笑ってるところはすごいしあわせそうで良かったけれど。