日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

魔法少女さんだいめっ☆ (ガガガ文庫) 栗ノ原 草介

「やーい、おまえの母ちゃん魔法少女ー!」幼い頃から魔法少女の息子としてからかわれてきた少年、ハル。ついに母親、ぷるりら☆遥奈が引退すると聞いて歓喜したのもつかの間、まさかの二代目契約を結ばされてしまう!絶対に魔法少女になりたくないハルは、全力で三代目を探すのだが…?「私は夢見草満咲。魔法少女になる女です!」ハルが出会ったのは、熱狂的な魔法少女オタクながら“才能ゼロ”の満咲だった!桜舞う町で、新たな魔法少女物語が幕を開ける―。熱血にして爽快!マジカル☆夢追いラブコメ!第12回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作。

おっもしろかったー!

魔法少女の母を持つ魔法少女嫌いの主人公が、高校入学を機に魔法少女になりたい少女と出逢い、彼女の魔法少女を目指す生活を応援する話。

主人公の魔法少女嫌いが読んでてそりゃしょうがねえなと笑ってしまった。
いくら観光資源がそれ以外に無いとしても、かーちゃんがアラサー過ぎてアラフォーの年齢で魔法少女だからって理由で「銀河一カワイイよー!」って言われながらアイドルみたいなことしてたらそりゃ魔法少女も嫌いになるし、それでからかわれてたらなおさら嫌いになる。
逆に、そんな状況にありながらも母親を嫌いにならず「魔法少女」を嫌いになる主人公が地味に頭がまともで読んでて好感度が高かった。

ヒロインが一生懸命でまっすぐでめちゃくちゃカワイイ!
魔法少女に憧れる魔法少女オタクが、夢かなって魔法少女になれた! っていうのもカワイイし、才能が皆無だと言われてもそれでも折れること無く頑張るあたりがすごく強くて好き。ひたむきな強さがすごく良い。
作中でも言われてたけど、才能が無いってはっきり言われちゃって、それでも「魔法少女になる女です!」っていい切る強さ、本当に格好いい。
ライバルキャラの散華ちゃんもめちゃくちゃカワイイよ! 多分そのうちこの町では悪魔と魔法少女の二人の戦いを観光資源にしそうだし、二人セットで売り出して(散華は不本意っぽそうだけど)行きそうな気がする。
散華も満咲も、ある意味どちらも本来ならば叶えられない夢を叶えたもの同士だし結構良い友人になるんじゃないだろうか。散華が嫌がると思うけど。

文章がポップで読みやすくて楽しかったしするする読めた。
個人的に、今週のウルトラマンR/Bでウルトラマンの変身者がボールの投球フォームで正体バレっぽいことになった部分があったので、もしかしてハルも……? と最後のシーン妙にドキドキした。
ガガガの受賞作これから読んでいくのだけど、ガガガは毎年これ本当に良いの!?って思うようなのが1作ぐらいあるから楽しみ。