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日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

魔王さまと行く! ワンランク上の異世界ツアー! ! (HJ文庫)猫又ぬこ

結城颯馬は旅を愛する魔王である。人間界との戦いで荒廃した魔界に日本から召喚され、魔界復興に辣腕を振るってきた彼は、人類との和平を目指してある計画を立てる。人間界の有力者を魔界に呼び、魔界の魅力を知ってもらうこの計画、招待されたのは人類最強の「聖十三騎士団」の女騎士だった。警戒する女騎士たちだったが、颯馬の内政チートを活かしたご当地グルメや温泉で歓待されるうち、身も心も颯馬に蕩(とろ)かされ――。旅好き魔王と行く異世界ツアー、これより出発!

 めっっっっちゃくちゃ面白かった!!!!!

 わたしは旅とかあまり好きではなく部屋の布団でごろごろしているのが一番好きなのだけれども、これを見てたまには遠征以外の観光としてどっか行きたいなーと思った。基本的に遠征以外の遠出しないからね……(一泊5000円で収める旅)。たまには温泉とかゆっくり浸かりたいねー。

 あらすじに「内政チート」とあるけどあんまりそういう印象はなかった。どちらかというと、読者も女騎士たちと同じ気分で魔界おもしれー! って読むのがメインだと思う。温泉行きたいし酒のんでチーズ食べたいわ。
 表紙も結構ハーレム感あるけど、なんとなーく好意を持たれているよ! という程度であんまり押せ押せぐいぐいラブラブではないし、なにより魔王が完璧にスルーしてる。スルー具合も難聴スルーじゃないので読んでて違和感がないよ。

 和平を目指して魔界ツアーを計画するも、当然呼ばれた側は警戒する。だって相手は魔王だ。どう考えたって罠だ。しかしこれは敵情視察として魔王の誘いに乗ることにする。そうしてたどり着いた先は、オークの村。これはエロ漫画みたいにされると警戒していた女騎士たちだったが、待っていたのは温泉&マッサージだった! って面白すぎ。
 ミュンデとティエラの女騎士二人が温泉でめちゃめちゃくつろいじゃってるの、読んでてほんと面白かったー。一応ふたりとも、目的としては敵情視察、本当に敵ならば温泉で裸でいるときは絶対に襲ってくるはずだ! とかいいつつ、湯巡り&マッサージ&エステ受けている時点で満喫し過ぎである。更には温泉まんじゅうまで食べてて満喫し過ぎである。
 魔王、初っ端でオーク村温泉街連れてきたの、うまいなーと思う。ツンデレ女騎士フレイヤがデレた理由は温泉じゃないけど、残り2人の女騎士がある程度警戒心を解いたの、間違いなく温泉で体が緩んだのもありそうだもん。出会い頭に「相手が何を喜ぶか調べた上で旅路を組む」と言っていたけど、日々戦ったり鍛錬したりしている女騎士さんだったら温泉はぴったりだもんな。

 もともと旅行好きで、それを利用して魔界復興をしたという魔王。ツアコン能力まじで高い。
 初っ端に体をほぐすための温泉、続いてきらきら綺麗なおかつ女の子の好きそうな恋愛成就の祠のある洞窟、そしてお酒と発酵食品の美味しい村と、連れていく場所がいちいちうまい。本当に旅が好きで、なおかつ相手にも楽しんで欲しがってるんだろうなーと思える。わたしもこの魔王さまに旅に連れてってもらいたい。酒が飲みたい。

 ラストはちょっと無理やりな理屈では? と思ったけれど、それで続きが出るなら楽しみだ。本当に無茶苦茶な理屈だけどね! 次回行きそうなキャラがまた濃ゆい……。この二人だったらどういうとこを楽しめるのか? そしてどういう場所を魔王が出してくるのか? と楽しみ。続き出ないかなー。

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