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日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

壊滅騎士団と捕らわれの乙女2 (一迅社文庫アイリス)伊月 十和

★★★★☆ 読書 読書-ライトノベル

黒十字騎士団団長ヴィンセント王子の屋敷に滞在中の田舎貴族の娘フィーリア。ある日、姉の結婚を知った彼女は、贈り物をしようと働くことを決意!折よく、フィーリアを愛するあまり、誘拐犯の城を破壊したり、騎士団に厳重な警護を命じるヴィンセントはいない。早速行動したのだけれど―。私がヴィンセントの気を引こうと、わざと事件に巻き込まれてるって、勘違いだから!!一途すぎる王子の大迷惑な溺愛ラブコメディ第2弾!

前の巻の感想
壊滅騎士団と捕らわれの乙女 (一迅社文庫アイリス)伊月 十和 - 日々放置プレイ

 前の巻が面白すぎたので思わずニコカド祭りのコインアップで全巻勢いで買ってしまった……。Kindleunlimitedで知ったのにbookwalkerで買うのはなんとなく謎の罪悪感があるぞ。とはいえKUのほうではすでに1巻が配信対象から排除されていた。せめてどの本がいつ削除されるのか教えてくれないものかKindleunlimited。

 前回は、ヒロインその他登場人物の大半に恋心がバレているにもかかわらず、半端ないツンデレ能力でヒロインにはまだ好きだと告げていない王子ヴィンセントによる少々アレげな話で終わった。今回はといえば、言ってしまえばその通りだったんだけど変わらずめちゃくちゃおもしろかった。
 個人的に、そこまで察しが悪いわけじゃない、何が起きているかある程度ちゃんと理解している系ヒロインは好きなんだけど、フィーリアはちょうどそれで良い感じ。ヴィンセントから好意を向けられているのはわかっている、しかしヴィンセントのツンがひどすぎる、そんな状況でも自分が好かれていないからそうされているのだとは思わず、性格が悪いからだろうと思えるあたりがすごく良い。そりゃそうだよなあ、読者からしてもどうしようもないぐらいにヴィンセントはフィーリア好きだもんな。そのくせ口は悪いけど。

 なおかつ、ヴィンセントのフィーリアへの好意を、登場人物誰もが信じ切っているのがめっちゃ面白い。
 今回もまたフィーリアは攫われるのだけれども、今回の理由はフィーリアだったらヴィンセントを動かせるから。だから「妃になりたいなってヴィンセントに言ってください、そうすれば彼は確実に王になります」とまで言われる。読んでてそんなばかなwwwwと思いつつも、ヴィンセントならやりかねない……とも思ってしまってやばかった。フィーリアを妃というポジションにするためならばやつは王位にぐらい平気でつく。
 しかもそれが読者だけじゃなくてキャラクター側含めた総意なのがやばいなと思った。主人公含めたキャラと読んでる最中の誰かへの感覚が近いと読みやすいよね。最高。

 もうヴィンセントがフィーリアのこと大好きなのは行動やフィーリア以外の人間に対する言動でばればれなのだからヴィンセントも諦めてしまえば良いだろうに、と思うけれどもこれだから良いのか。
 あと、少女小説にしては珍しく、フィーリアが誰からも、本当にモブからも相手役のヴィンセントからも外見内面をろくに褒められないの、読んでてほんと面白いなと思った。お前らもうちょっと褒めてやれよ!www

 面白かったので残りもなるべく早く読みたい。本当に読んでて楽しい。
 それにしても表紙詐欺だなあ。表紙はピンクピンクしくてきらきらしてるけど、フィーリアこんなまっすぐにヴィンセントに笑いかけないでしょう(絶対もっと引きつりそう)。

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