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日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

その日彼は死なずにすむか? (ガガガ文庫)小木 君人

僕は死んだ。何もいいことがない、17年の人生だった。…でもマキエルと名乗るいきものが言うには、もういちど10歳からやり直し“奇跡の欠片”をあつめれば次は死なずにすむらしい。北欧から転校してきた明るいソフィア、絵がうまいとも実、甘えさせてくれる隣のお姉さん弥宵―奇跡の欠片がなんなのかマキエルは教えてくれなかったけど、僕はまえはぜんぜんできなかった、身近な女の子たちとのふれあいをたいせつに生きよう、こんどは悔いを残さないために、と思った。だけど…。第3回ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作。

 第3回ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作。
 KindleUnlimited(2016/10/16現在)

 恋愛、やり直し、小学生。
 人生のやり直しをすることになった主人公が、一瞬でも間違うとヤンデレ化しそうなヒロインたちをうまく御しつつ両手に花をうまくキープする話。

 そろそろブログに感想を書くときにKindleUnlimited対応作品って書くのが辛くなってきた気がする。気づけば知らない内に外されてたりするんだよなー。先月読んで面白かった本をもう一度読もうと思ったらさくっと消えてたなんてこともよくある。こないだ講談社一迅社を傘下にしたこともあって、一迅社文庫一迅社文庫アイリスが撤去されないか心配だー。

 この話において、ヒロインは表紙にいるとおりの3人。メインヒロインはセンターにいる金髪美少女だけれども、残りの二人もほぼ完璧にヒロイン枠、主人公に好意をもって接してくるキャラとして存在している。だから一応話の内容的にはハーレムなのだけれどもなんとなくそうとは言いづらいのは、主人公が現在10歳だから。
 物語において、主人公は17歳で死ぬ。しかし、10歳からやりなおし、うまいこと死亡回避のフラグをたてることとなる。そうして、話のメインとなる時間は主人公が時間を戻された先の10歳からとなる。
 10歳の少年が、同級生2人と仲良くしていようとも、年上の憧れのお姉さんと仲良くして結局3人一緒に惚れられていようとも、意外とハーレム感はないんだなあ……とこの話で思い知らされた。あんまりどころか全然ないね。正ヒロインとしてメインの金髪の少女が確定している部分があるからかもしれない。残りの2人はあまり恋愛方面では関わってこないというか、片思いはしているのだろうけれどもそこまでぐいぐいとは来ない。

 最終的に、このヒロイン3人を同時にそこそこの好感度を保つことが生き残りフラグだった……とわかるのは良いのだけれど、ちょっと終盤付近は適当というか、ガバガバすぎでは? と思った。ペナルティに関して、ヒロイン3人いるあたりに関して、全てにおいてガバガバすぎた。そこでちょっと興ざめした。

 とはいえなんだかんだで面白かった。巻き戻しの話は普段あんまり読まないので楽しいな。
 小木君人作品だと森の魔獣に花束をを読んだことがある。あれはちょっと普通というか、あんまりにも人間と人外遭遇あるある話という感じで楽しめなかった。

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