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日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

マッドネス グラート王国戦記 (Novel 0)新見聖

★★★☆☆ 読書 読書-ライトノベル

天(才能)と地(身分・生まれ)には愛されないものの、誰よりも人に愛される男レグルス。戦乱のグラート王国を舞台に、かつて命を救われた姫獅子レオンハルトの下に馳せ参じた時から、危ういまでの真っ直ぐさが巻き起こす狂気の英雄譚が幕を開ける!

 戦記物、中世ヨーロッパ風味。
 かつて命を救った男の夢を叶えるために戦う男の物語。

 いわゆる戦記物なのかな。あんまり戦記物を読まないので定義はちょっと怪しいのだけれども。前に読んだ戦記物と言って良さげなのは

morelovelike.hateblo.jp

 これぐらいな気がする。これも戦記物で良いのかな?

 ちょっと前にあったノベルゼロの異様な安売りフェアに乗じて買った。ノベルゼロ、ラノベを卒業した年齢層の男性向けという意味ではあんまり他にはないタイプなので(女性向けだとMWや富士見Lなどがあるけれども)頑張ってほしいのだけれども、ああいう投げ売りがあるともしかして売れていないのか!? と不安になってしまう。Kindleでも最初は発売日売り出しだったけど気付いたら一ヶ月遅れになってたしなあ……何があったというのか。

 内容的には、かつて命を救ってくれた男のために戦う青年の物語。あらすじにある通り主人公は特段剣の腕が秀でているわけでもなく、身分が高いわけでもない。しかし、男女問わず自分の主君のためになるとわかれば雇用を主に進言する(たとえそれが自分の出世の妨げになりかねないような相手であろうと)、努力をたゆまぬ部分など、人柄の良さでなんとか生きている部分がある。
 そして、彼の主君も、たとえちょっとろくでもない相手であろうとも使うことを厭わないタイプの男。そんな二人が組み合わさって、果たしてこの国を取れるのかというタイプの物語。

 姫獅子様呼ばわりされているような外見女っぽい(しかしでっかい)王子様と、彼に忠誠を誓う青年の主従というのはとても良いものがある。圧倒的に王子のほうが強いというのも良い。
 表紙には盛大に騙されて、読み始めるまでてっきり王子じゃなくて姫騎士様だと思ってた。姫騎士様とそれに仕える農民騎士の話かと思ってた。まさかヒロインとなりそうな女の子は表紙には存在しないだなんて誰が思うだろうか。いや、誰がヒロインかと言われたらちょっと困るんだけど。主人公かな……。

 普通ならば使い物にならないような、弱小軍団が知恵を使って強大な敵を倒すのはやっぱり良いわ。終盤の一千vs八十の戦いのような圧倒的逆境をはねのける戦いは、まあ勝つだろうなとは思ってても読んでてドキドキする。こういうシーンで、敵視点に立って自分たちが圧倒的勝利だ!!! と思い切り気が緩んでる部分を見せられるとなんとなくにやにやする。楽しい。それが一気にひっくり返されるのが良いんだよな。
 中盤の城づくりは、なんとなく地理的に一夜城か? と思って読んだので大正解で嬉しい限り。ちょっと前に戦国無双プレイしたからわかったぞ!

 こういう寄せ集め軍団が最終的にどれだけ強く戦えるのかが気になるので、続きが楽しみ。ノベルゼロの方向性やコンセプトはやっぱり好きだなーと思った。

他に何書いてる作家さんなのかなーと見てみたら、前に散々色んな場所で地雷扱いされた僕とドSと腐女子脳筋だった。えええ。ちょっとわけがわからないぞ。

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