日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

映画「ドクムシ」を見たよ

http://dokumushi.jp/dokumushi.jp

ネット小説や電子コミックとして人気になったホラーを、『クソすばらしいこの世界』で注目を浴びた女性監督・朝倉加葉子が映画化。何者かに建物に監禁され、最後の1人になるまで殺し合う恐ろしいゲームを強いられ、狂気に駆られていく7人の男女を描く。舞台「弱虫ペダル」の村井良大とアクション女優の武田梨奈がW主演を務める。

movie.walkerplus.com

ニコニコ動画配信で見た。
アクション、サスペンス。ホラーではないと思ったけどパニックホラー的な意味ではホラーか?

以下ラスト重要点等含めてネタバレしますので未見の方は注意。

総評的には面白くなかった。せんだって見たライチ☆光クラブのようにおおっというような美しいものもなかったし、これは……と思うような描写があるわけでもなく、スプラッタとしてもあんまりだし、そこまできつそうな痛さもなかったし、あまり見ていてあっと驚くようなかんじでもなかったんで、そこまで面白いとは思わなかった。

折りたたんだから迷わず言うけど、
直下型地震でM9.0の食らって学校があんなに綺麗に存在するか!!!!!!
普通に考えてあの包丁あるテーブルの周囲の衝立がぶっ倒れているはずだしどうかんがえても余震でもっとガタガタするだろうしそんなアホなことあるかーーーーーーーーーー!!!!!!!!!

余震についてだけは言いたい! 余震! もっと! あるでしょ! でかい地震があったあとなら! 地震! 余震あるでしょ!!!! もっと四六時中!!!! 少なくとも311のときは直後なんて1分に何回レベルで余震あったよ!(注:仙台市の話です) そんな余震もなくいるわけないだろ! 余震があるから気づくだろ! あと水道管! 断裂するわ!!!!

ラストの地震で……云々でそれまでにあった全部吹っ飛んで、地震関連のツッコミしかできなくなった。それ以外にもパニックホラーとして云々とかなんかいろいろ考えてたはずなんだけど地震関連のツッコミで頭のなかがいっぱいになった。

この地震のくだり、ネットで小説や漫画のほうのネタバレ感想検索する限り映画オリジナルなのかなあ。それとも本当は映画でも小説や漫画と同じっぽい宗教団体な設定だったけれども私が見逃したんだろうか。ラストの看護婦さんが怪しいっちゃ怪しいけれども言い切れない感じ。
でも小説や漫画のネタバレを見る限り警察は宗教団体に取り込まれてなさ気なんだよなあ……。なにがどうしてああなった。

物語の大まかな枠としては、去年の今ぐらいの時期に村井良大さんが主演で出ていた殺意の衝動と近い部分がある。閉鎖空間に閉じ込められた数人の男女、閉じ込められた理由は不明、閉鎖空間内での疑心暗鬼、起きる殺人。
しかし殺意の衝動では死者数を増やすことに使われたキャラクターである筧と近い立場のキャラがドクムシでは真っ先に死んだりなど違う部分はいくつもある。ただ、どうしても類似性があることは否めないし、そう思っちゃうんだから主演変えようよと思わないこともない。途中村井さん演じるレイジが顔を水に突っ込まれるシーンもあることだし(殺意の衝動で近いシーンが存在する)。

内容的にはアクションかサスペンスかそこらへんに分類されるのでは。もしくはパニックホラー。
閉鎖空間に閉じ込められ、謎の数字が減っていく。水は出るが食料はない。閉じ込められた理由は不明。とにかく生き延びたくて男に色仕掛けで守ってもらおうとしているっぽい女や、とにかく場を引っ掻き回したい男、よーわからんけどいる女や男など多種多様。新聞記者を名乗る男曰く、これは蠱毒であり、誰かが監視しているとのことで、実際監視カメラっぽいものもある。どうやって脱出するのか、また、どうすれば脱出できるのか、生き延びれるのか? というのが話の本旨……なのかな。
誰かがもっともらしいことをいうことで、それに納得してしまった他の人たちがそれをまるで真実であると思い込み、パニックになっていくさまは面白い。
そこでどうやって生き延びるか? という面で、とにかくそこに生きるということを選択するレイジや、女一人じゃ生き延びるかわからないので男に体を使って色仕掛けして生き残ることを狙うアカネなど多様なやり方が見れるのが人の違いで面白いなーと。ただ、アカネがどうしてそこまで生き延びたかったのかという点に関しては、物語として必要ないからか全然出てこなかったんで、あーなんか尻軽がとりあえず生きようとしてるけどこれは殺されるな……という感想しか持てなかった。
全体的にキャラの掘り下げなんかは鳴く、特殊な空間に集められた人々が、自己の欲にしたがって他人を殺して食おうとしたり女を犯そうとしたり好きな男と一緒になろうとする話だった。
落ちは上記の通りでポカーンだったので、空間と状況を面白がる話なのだと思う。

グロ・エロ方面について。
先だって見たライチ☆光クラブと比べたら全然マシというかなんというか、気合を入れなくて済んだ。感覚的にはミリーブラッディバトルよりも少なかったかも。
あったのは、

  • 人間解体して食おうとする描写(包丁が突き立てられるもニコ動だと画面暗めであんまり見えない)
  • 首が斬り裂かれて血がぶしゃっと出る(切れ目も見える)

多分これぐらい。そこまでの強烈なものはなかった。
暴力的描写としては、最近のモノにしては珍しく、頭部に対する攻撃があったのが印象的だった。私が見ている範囲のだと、頭に対する攻撃があるのが少ないので。頭をぶつけたり、頭部を水に突っ込んだりというのが目についた。腹部はよくあるんだけどね。

秋山真太郎さんの超うさんくさい感じもよかった~。喋る一言一言が嘘くさいのにあんな場所では信用せざるをえないかんじがとても良い。ホラ吹きなのに妙に自信満々に言うから信じそうになる。本当に秋山さん演じるキャラのうさんくさいけれども妙に真実味がありそうな雰囲気がすっごい良かった、結局はただの与太だったけれども。
野口ちゃんの少女と老婆の演技! 凄かった。少女の演技をしていた時のどこか棒読みの浮世離れしたような口調と仕草から一転、老婆とバレてからの感情を振り乱した声と仕草が凄かった。落差がでかかった。うわー聖女……少女……からの感情もなにもかも全面に押し出した女! っていうこの。すげえ。ある意味一番怖かった。
村井さんは最後の手づかみでものをくう狂気がすげー良かったんですが、飯が食えない空間にいたというのに別に食に執着した様子ではないのだなーと、そのあたりが妙にきになった。

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