日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

桔梗の刺客  本郷功之介

桔梗の刺客

本能寺の変にて主君、織田信長を裏切り惨殺した明智光秀
その娘である細川ガラシャは、幽閉され思い悩む日々を送っていた。
 
父の事件の真相を知りたい。
祈るガラシャのもとに現れたザビエルと名乗る宣教師。
そして、かねてより親交のあった陰陽師の末裔、千利休
 
二人の思惑に導かれガラシャは父、明智光秀を殺した豊臣秀吉の行方を追う。
 
「かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀と滑った 後ろの正面だあれ?」
 
世界で最も歴史の長い王朝・天皇家を、歴史の裏で守り続ける桔梗紋。
そして日本史を揺さぶり続けた二振りの刀の因縁をめぐる一遍の物語。

歴史小説細川ガラシャ、陰謀、ぶっ飛び歴史ファンタジー。
もったいねえ……としか言いようが無いぶっとび歴史ファンタジー。

内容はだいたいあらすじの通り。細川ガラシャがメインのぶっ飛び歴史ファンタジーというあたりで物珍しいし、歴史をそこそこちゃんと絡めてあって面白い。皆が桔梗紋で~のくだりだとかすごく面白かった。
ただ、長さがとてつもなく勿体無い。
長編書くのだるくて短編でおさめたの? って言いたくなるぐらい、とにかく短い。内容的には四六判ソフトカバー1冊分ぐらいの中身がありながら本当に短いので、プロットをそのままぶん投げられたような感じがある。 最後のガラシャを見る忠興のあたりなんかもっとじっくり書いて欲しかったし、そういう反応を刷るだけ忠興がガラシャのことを愛していたってシーンも欲しかった。千利休陰陽師である! っていうならもうちょっと陰陽師っぽいシーンも欲しかった。忍がガラシャに心寄せてキリシタン関連に染まっていくのも見たかった。こうなんだよ、って一行で投げ込んでくるだけじゃなくて、シーンでじっくりとそれを見たかった! って部分が多すぎる。

話のながれやキャラ付け、歴史の絡め方なんかはすっごく面白くて、よくここへ持ってきた! みたいな巌流島の戦いも含めてすっっごく面白かったんだけど、とにかく長さが勿体無さすぎる。これをプロットにして書かれた長い話が読みたい。もう本当に勿体無いことこの上ない。
方向的にはくるすの残光とかとおんなじ系統のぶっ飛びファンタジー歴史モノなので、これ長く書いてほしいことこの上ない。読みたい。

と思って検索してたら、作者さんの言葉が出てきた。

やっぱりプロットなんですかあれ。もったいねー

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