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日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

逆道の覇王戦記 (ダッシュエックス文庫)空埜 一樹

逆道の覇王戦記 (ダッシュエックス文庫)

かつて異世界アラムヴェルトに召喚を受け、世界を救い、英雄となった黒瀬亮真は、三年後のある日、再び召喚を受ける。だが自分を召喚したのは、彼が滅ぼした悪しき帝国の皇女アイリスだった。アイリスは帝国の悪行を反省し、国が復興するまで亮真に新たな皇帝になって欲しいという。苦悩の末に承諾した亮真は、アイリスと諸国を回る旅に出る。そして向かったのは四大聖国の一つ、ティタニア。そこは最初に亮真を召喚した国で、王女ガーネットは再び現れた亮真に歓喜する。しかしそれも束の間、アイリスの話を聞くやガーネットは「リョウマ様は騙されている」と激怒してしまい…。史上最大の“リバース”英雄譚、開幕!!

異世界召喚、ファンタジー、ラブコメ
一度異世界の召喚されて、魔王を倒してこちらの世界に戻ってきた少年が、再度、今度は魔王の娘に召喚されて異世界に行く話。

うーん、面白くなかった。
設定はものすごく面白そう。異世界に2度めの召喚っていうのも面白いし、それが自分が倒した魔王の娘によって、しかも復讐のためではなく魔王の国の復興のためにっていうのはものすごく面白い。そこまではものすごく面白い。
なのに、話自体は面白く無い。むしろ話が進めば進むほど面白くない。

本編の物語自体が、テンプレ的異世界召喚ファンタジー(チート仕様)から全然出てないのがすごく勿体無い。
異世界に召喚されたこっちの世界の人間は魔法力が強く、いくらでも強い魔法が使えて~だのなんだの、それで女子オンリーのパーティ組んで悪いやつに操られていた魔王を倒して~だの、そのあたりの部分がものすごくテンプレ的で面白くない。ベタや王道と言えば良いのだけれども、あまりにベタすぎる、あまりに王道すぎるものは驚きもなくて面白くない。
呼び出してきた魔王の娘とのラブコメ部分も、王女だから人に裸を見られるのに慣れているから目の前で全裸になるんだぜ! みたいなアホかと思うようなのぶっこんでくる。

王道って愛されるから王道であり、誰からも好かれるからこそ王道である。そうは思うんだけれども、すべてにおいてどこかで見たような物語の焼き直しを見たいわけじゃない。
王道にするならば、大きな筋道ならば王道でも良いけれども、細かい部分で何かしら面白いことをして欲しい。ご都合主義とベタとテンプレのみで出来ている話を読んでも面白くなかった。

この表紙にも出ているおそらく今作ヒロインとなるのだろう魔王の娘が、個人的にはあんまり可愛いと思えなかったのもあるかも。
超絶強い正義感で、アホみたいな理由でどう考えてもそこでいっちゃいけないだろうことを言っちゃったり、やっちゃいけないだろうことをやっちゃったり。いくら『正義感が強い』という設定だろうと、まともな頭があったらそれはやらないだろ~みたいなことを平気でする。そのせいで読んでいて苛々させられた。
こんなアホ全力の謎の正義感で、今までにも城下に勝手に行ったりしてるのだとしたらよく今まで無事生きているなぐらいのレベルで馬鹿でしかない正義感だった。

続きも出てるようだけれども読む予定はなし。

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