日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

堕落の王 (ファミ通文庫)

堕落の王 (ファミ通文庫)

男の名はレイジィ・スロータードールズ。かつてしがないサラリーマンだった彼は死後、異世界に転生し悪魔のクラスを得るが、自堕落に過ごし続けいつしか怠惰を司る魔王になっていた。その彼に「反旗を翻した暴食の王ゼブル・グラコスを討滅せよ」と大魔王の勅命が下る。だがベッドからピクリとも動かない怠惰の王レイジィ。そんな魔王の代わりに臣下である強欲のデジ、色欲のミディアが暴食の王の討伐へと向かうが―!?欲望渦巻く堕落転生ファンタジー!!

転生、ファンタジー、群像劇、小説家になろう。
現代から転生した元リーマンが、転生先の世界で魔王として君臨しているようなそうではないような、主に部下ががんばる話。

大魔王の下に位置するクラスである魔王、その魔王であるレイジィは、元々は現代のしがないサラリーマン。それが転生し、長い年月をかけて『怠惰の魔王』となっていた。彼のところにある日くだされた命令は、反旗を翻した暴食の魔王を倒すという仕事。しかしレイジィは戦う気などこれっぽっちもなく、いつもどおりベッドから動くことは全くしない。その様子に怒る、大魔王から派遣されてきたお目付け役。代わりにレイジィの部下である将軍悪魔たちが暴食の魔王へと立ち向かうこととなる。だが、その暴食の魔王は圧倒的な強さを持っていた。

うーん、なろうを全く読まない読み慣れないのがあるんですが、なんで転生したのこの人? という感じでした。
転生する必要あった? 続き物だから今後転生した理由が出てくるのかもしれないけど、特に1巻のうちに出てこない設定だしなんかどうでもよいのではとすら思えてしまった。
それと、怠惰をどうしてそこまで求めるのかがよくわからない。怠惰である必要性あった? 仕事が忙しかったみたいな部分が冒頭にちらっと出てきた気がするけれど、過労死したわけでもない? っぽいし、なんかよくわからない。悪魔は悪魔だからそれを追い求めたっていうのがなんかそういうものだとわかるのだけれども、レイジィは少なくとも元人間である以上もうちょっと理解できる理由かなと思ったんだけど。
あんまりゲームもしないので、スキルツリーという概念は存在は知っていてもよくわからなかった。

他視点を利用して群像劇にしたいんだろうなというのはわかったんだけれども、群像劇にする必要性があんまり感じられなかった。敵視点になった後は、この後意外な真実がわかるぐらいあるのかなーと思いながら読んでたんだけれども特にそういうこともなく、味方視点から見た時と特に印象の変わらない話がもう一度繰り返されるだけだった。

どうせだったら転生設定無しのほうがまだその部分すっきり読めたかなーと思った。続きは多分買わない。絵柄は非常に好みでした。