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日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

珠華繚乱

珠華繚乱 (ルルル文庫)

珠国の王女、蓮祥は父親の命令で幡国の王の子と結婚することになった――ただし、相手は何故か王女で、蓮祥は王子として婿入りすることに!?わけがわからないままに幡にやってきた蓮祥が、幡王女・流夏の相手に苦労したり、幼馴染みの玄武と予想もしない形で出会ったりしている裏で、大きな陰謀が動いていた――。幼き日の出会いから始まった宮廷ロマンファンタジー。

異性装、元気ヒロイン、中華っぽい感じ。
元気ヒロインが降りかかってくる災害や面倒くさいことを自らの気合と時々タキシード仮面様的な人の助けで乗り越える話。

事情により、王子として隣国に婿入りすることとなったヒロイン・蓮祥。婿入り先の王女・流夏にはどうにも気に入られずきついことを言われたり、命を狙われ陰謀に巻き込まれたりという状況。どうにもやりづらい状況ながら、蓮祥は持ち前の身体能力を活かして兵士たちと剣での打ち合いでこれぞ男と認められたりとそこそこ居場所を作っていく。王女である流夏は何かを隠している様子だが、どうにもそれ以前にとっつきづらい。そんな中、更に面倒くさい人物から命を狙われ始め――というかんじの話。

ヒロインの蓮祥が元気っ子ヒロインですごく可愛かった。ちょっとやそっとのことじゃめげずへこたれず、天然な馬鹿にも見える明るさでやっていくタイプの子。しかも身体能力かなり高くて、十分男とやりあっていけるタイプ。男装するキャラだとこれぐらい元気で立ち回りできる子のほうが好きだから見てて好感が持てた。
そんで、蓮祥がピンチになるたびに助けに来る全身灰色の布をまとった怪しい男(ポジション的にとてもタキシード仮面様)、読者からしたら正体モロバレなのになんか頑張っているあたりが可愛くてw 蓮祥に危害が及ばないようにもうとにかく頑張っているあたりが可愛かった。
男装ヒロインと女装ヒーローっていう組み合わせが、前に読んださかしまなんかも含めてすごく好きなんでとてもツボだった。

玄武に関してはちょっと唐突感があったのと、読者からしたら蓮祥のスペックがわからないせいでそれやっちゃって大丈夫!? って思うところがちょこちょこあった印象。
終盤にかけては、夕凛が暗黒微笑風味最強侍女様になっちゃった感じがしたのがちょっと残念。ああいう二次創作にいがちな安易なかんじは好きではなかったので、もうちょっと前半の、蓮祥のことを気にしてくれる頼れる侍女さんでいてほしかったかも。
敵の「力がほしいか……」的なノリは正直読んでて爆笑した。

 

作者さんは、過去に読んだ姫怪盗や姫の華麗なる奴隷生活、リリー・フィッシャーの難儀な恋の宇津田晴さん。1作目はこういう感じの作風だったのか~とちょっと不思議な気分でした。確かにこれよりは最近の作品のほうが好みだなー。
シリーズはまだ続いてるみたいだけど、この話の続きよりもまだ読んでない別の本が読みたいと思った。

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