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日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

モブ恋

モブ恋 (電撃文庫)

俺の周囲には、ギャルゲ時空が存在する。幼馴染の同級生、才色兼備の委員長、美人で巨乳(しかも超能力者)の先輩など、魅力的な女子たちが、一人の男子を中心にそれぞれのストーリーを展開している。しかし、残念なことに、このギャルゲ時空の中心点・発生源は俺ではない。それは俺の親友、渡会秋兎。俺は「主人公の男友達」ポジションで、所詮は物語の脇役にすぎない。そしてここに、秋兎に想いを寄せる、実に地味な少女がいることを俺は知り…。これは、モブキャラな俺たちが下剋上を目指す、恋愛戦略ドラマなのだ。

学園、恋愛。
ギャルゲ時空だとかギャグっぽい設定をぶっこんでいるのに、びっくりするほど切ない恋愛モノ。

頑張る少女モブ子がとにかく愛しくなった。好きな相手にはどう見ても好きなんだろう相手がいる。それ以外にも自分じゃ絶対勝てないような可愛い女子たちが沢山いる。この状況で、でも好きになっちゃったのだから、できれば少しでも近づきたい。
モブ子の必死で切ない恋愛模様が読んでて痛々しくて。いろんな障害や近づきがたい理由、そんなものがありながらもそれでも恋をし続ける、そして少しでも彼にとっても『ヒロイン』になれるように頑張るモブ子が可愛い。

主人公はモブ子の恋を応援するために協力すると言い出すも、そんな主人公もかなわない恋をしている。かなわないとわかりつつ、好きな相手の片思いを十年以上見続けつつ、それでも恋をしつづけ、モブ子の恋を応援する。
なんだよもー、青臭いし切ないし最高でした。

更に、友人と好きな相手が同じだった場合どうするか。恋を取るか友情を取るかなんて恋愛物だとベタだけれども絶対に面倒くさくなる話まで入ってて、ほんと旨いし辛いし切ない話でした。

「なあ、モブ子。おまえ、ちえりとの友情を壊す覚悟は、あるのか」
「あるよ」
 即答だった。

ここの、モブ子のすごくさりげない強さと恋に対しての思いがすごく好き。

主人公親友についてるヒロインたちもホントにギャルゲ時空っぽくてキャラが濃ゆいな~w 誰一人として同じ属性餅がいないのがいいw すごくギャルゲっぽいw
個人的には主人公妹が好き。自分を変えるために恋をすることにする、そういうキャラになるために恋してるということにしているという強さとしたたかさがすごく良い。

まだ続きがあるようなので楽しみ。最終的にはやっぱり順当に主人公とモブ子がくっつくのかなーとも思うものの、何かの目的に向かって共に協力しあう非恋愛関係男女がすごく好きなので、もうちょっとこの空気が続いてほしい。モブ子を全くもって女子と思わず、何があってもときめかない主人公が凄く好き。

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