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日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

Theatre des Annales vol.4「従軍中のウィトゲンシュタインが(略)」仙台公演

Theatre des Annales vol.4「従軍中のウィトゲンシュタインが(略)」仙台公演 | boxes Inc. | 舞台芸術を、もっと楽しく、より自由に

感想

タイトルがとても長い!w 正式名称は「従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行“──およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならない”という言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか? という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語」だそうです。タイトルだけで160字もあるw
自宅からほど近い場所で上演される、しかも検索してみると結構評判が良い舞台というので行ってみました。

正直に行ってしまうと私はあんまり合わない舞台だったなあ……という一言。

演出や役者さんの力量はとてもすごかったと思いました。塹壕に入っているシーンで舞台上の明かりをほぼすべて消し、その上で何かが倒れる音や爆撃の音、誰かの声、そんなものが劇場全体を使用して右や左や前から飛びかかってくる。
時折サーチライトの一瞬の光で舞台上は把握できるものの、すぐさままた真っ暗になって何も見えなくなる。まるで自分も塹壕の中に入っているかのような演出は、客席にいるのにぞっとしました。

役者さんもすごかったです。特に一人二役やられてた方。女好きでどうしようもねえクズ役と、主人公ルードヴィッヒの良き友人役の両方を、一瞬で人間自体が切り替わったかのように表情どころか雰囲気自体が変わるのがすごかったです。すごかったとかそういう感想ばっかりになってしまうんだけれども、ぱちんと人自体が変更されたかのように見えました。
手紙で死を伝えられた後の、ルードヴィッヒが彼を抱きしめるシーン、あそこですっと人が変わったところでびっくりしました。どう見ても違う人に見えるんだよあそこ。
個人的に単純にキャラクターとして可愛いなーと思ったのは絵かき志望だった子。彼のボケで見てる時結構救われた気がしました。

物語自体は合わなかったなーと。
元々私が授業で言うなら倫理に入る部分、哲学だとかその界隈がとても苦手なのもあって、ルードヴィッヒが一体何を言っているのかあんまりわかんなかったです。小難しいことを言ってくれているのはわかるんだけれども、そこまでしかわからない。
なんか感動しているので、お、おう! すごいな! そうか! としか思えませんでした。

私がついていけない間に登場人物たちは興奮して怒鳴り合い感情をぶつけあう。戦時中でぎりぎりの精神状態故の混乱だとか他人への八つ当たりだとか元々の性格だとかそういったものが多いのはわかるんですが、台詞の半分以上が怒鳴り声なので、狭い会場なのもあいまって圧倒というよりも押し付けられている気分がありました何言いたいのかよくわかんないよwwwwwってなってしまう。
多分私が哲学がもっとわかったら楽しめたのかなー、と思いました。

 

ただ、そんな物語よくわかんねえwwwwな状態でも、終わった時に本当に1時間50分経ったの!?とびっくりしました。手紙が来た時点で1時間半ぐらいかと思っていました。時間を完璧にわすれてしまう舞台でした。
もしもう一度見るとしたら10年ぐらいしてもう少し人生経験詰んで、その上できっちり世界情勢とか倫理とか哲学とかわかってから見たいと思いました。歴史も地理も倫理も苦手この上ねえのにどうしてみてしまったんだとか言わない。

会場

会場は仙台10boxのbox-1。ふたつある建物のうち南のほうのいちばんでっかいところ。以前言言5seconsを見た場所と同じ場所と思ってたんですが、あれは3だったかそこらへんだった。
box-3より二回りほど大きな会場。それでも小さい場所でした。

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