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日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

ボーイバンド 10/17マチソワ(ネタバレあり感想)

見たもの-舞台 見たもの

f:id:wride:20151018083537j:plainBOYBAND

「ペンはここ、ドアはあっちだ。」
すべての始まりは、ある契約から――――
 
マネージャー・リチャード入賀は、これまで数々のボーイバンド・ガールバンドを手掛けて来たがうまくヒットをとばせず、この新しいバンド【フリーダム】に賭けている。バンドメンバーは、ソロの経験もありほとんどの曲のリードボーカルをこなすソースケ、作詞を担当するリュウ、オーディションに合格したゲンとサクヤ、そしてカツミの5人。
私財をつぎ込んで彼らを売り込む入賀。振付の立花アンリ、宣伝担当の織部征人の助力もあり、【フリーダム】の名は急激に広まっていった。
しかしメンバーの秘密が次々と明らかになり……
 
若さ故の大胆さ!ボーイバンドの響く歌声!
個性的な魅力溢れるメンバーの青春グラフィティ!
 
彼らは今、最高のステージに立っている。
 
   
作 : ピーター・キルター、翻訳 : 芦沢みどり、上演台本・訳詞 : 高橋亜子、演出 : 板垣恭一
出演 :
平野良、大山真志碓井将大、味方良介、藤田玲
東啓介、KEN(S☆RUSH)
伊礼彼方、蒼乃夕妃
新納慎也

見てきた人

  • 本場のボーイバンドは見たこと無い
  • 最近の話題の音楽あんまり知らない
  • 藤田さん目当て、過去に見たことあるのは平野さん藤田さん伊礼さん(新納さんはピンスパが上演中止で見てない)
  • 板垣さん演出は今年はシャロ2も見ました。

話・演出について

めちゃくちゃおもしろかった!
同じ脚本家さんの話が原作のEnd Of the Rainbowが評判が良いのでこちらはどんなかなーと思ってたのですが超面白かった!!

物語的にはメインは多分ボーイバンド・フリーダムの5人よりも大人組、具体的に言うと新納さん演じるリチャード入賀が主人公なのかなと思いました。
やんちゃ(というには少々片付かない)少年5人によって変えられる大人の物語とでも言うのでしょうか。
そのため、名前の順番で純粋に平野さん主人公だと思って行くとちょっと驚くかも。物語のストーリー部分に関わるかと言われたら平野さん演じるソースケはあんまり、というかラスト以外殆ど関わってこないので。ただ、歌は8割型平野さんのボーカルでの歌なのでその分歌シーンで見れるめっちゃ見れる。

歌は、この物語はフリーダムの5人が歌う歌であるという形式で入ってくるので、ミュージカルとはまた違う感じがしました。
ミュージカルって自分の心情だの現在状況だのを台詞の変わりに歌で表すものって思っているんですが、この話では歌は劇中で彼らが歌うJポップとして扱われています。そのため、歌う曲と現在の心情は全くもって何の関係も無いと思われます(上を向いて歩こうはちょっと関係あるなと思ったけれども)。
歌のシーンは彼らのライブなので、見に来ているファンとして盛り上げるのが務めです。前アナで言われますが、ライブシーンではペンラ振りまくりです。
ただし、ボーイバンドの見どころとしてコロコロと変わる衣装(確か15着?かな?)があります。曲事に服が変わります。色も固定ないです。推しペンラ振らせる気は最初から無いなこれ。もし好きな役者の服に合わせて振りたいというのならばキンブレ持っていくのが無難かも。有楽町のほうへと行けばビッグカメラもあるし。

物語は全体的にギャグがとても多め。特に1幕の間はほぼずっと笑っていられる仕様。伊礼さん演じるゆっきーが真顔を全く崩さないままにネタをぶっこんでくるのでほぼ笑い続けでした。
2幕からはフリーダム崩壊の危機が始まるのと相まって笑いは減るけれども、それでもちゃんとギャグ挟んでくるところすごいと思う。ソースケマシン笑いました。ネタが重いのにしっかり笑いどころ作ってきているのずるい。
私はギャグシーンは適当なアドリブのものより作りこまれているもののほうが安心して見ていられるなーと思うタイプなので、ほとんどが脚本に書かれているギャグっぽいかんじで結構見やすかったです。
2回見たおかげでアドリブとそうじゃないのがかろうじてわかりましたけど、これアドリブじゃないのかよ!? という部分が全くアドリブじゃなかったことに驚いています。具体的に言うと「リュウが太って見える!」の部分と、チェッカーズ衣装のフリーダムが出てくる時にカツミがリュウにおぶわれててめっちゃリュウの胸もんでるあたり。アドリブかと思ってたんですが2回ともやってた。これまじかよ。

大人対子供の構図となると事前にどこかで見たのですが、私はあんまりそうは思いませんでした。前述の通り、子供のせいで変化する大人たちという感じ。
子供(フリーダム)たちの変化は主に元々の状態が進んでいく変化であり、大きな変化と言える場所がラストのラストにしか存在せず、しかも好転したとは言いがたい。更に言うならば、彼らは間違っても互いを許容したわけじゃなくて、多分同じ方向を向くことを決定したという程度と私は思いました。多分、これからも衝突してそれからまた互いの主張同士の折り合いを付けるというのを繰り返すんじゃないのかな。初めての腹を割っての会話でとはいえ受け入れられたのだから、「フリーダム」というグループ自体は仲違いで解散することは無いと思う。多分。ファンからの否定と人気のなさではいつ解散してもおかしくないと思う。
対して大人たちは、リチャードは悪化からのラストでフリーダムらにつきつけられての好転(この変化部分はフリーダムたちと変わらないけれども)。ゆっきーはサクヤを見ていることで自分の過去と折り合いをつけて、彼に自分の心情を言って、更に受け入れ合うということまで進む。アンリは最初きっと自分の名誉とお金と仕事のためにフリーダムに振り付けを教えていたけれども、彼らの不安定さやがんばりを見ていて彼ら自体が大事になっていく。そんなふうに、子どもたちによって変化させられる話だなと思いました。
そのため、ボーイバンドというタイトルながら、フリーダムたちよりも大人組の話に感じられました。特に私は伊礼さん演じるゆっきーがツボだったので2回めはかなり彼視点で見たけれども、多分新納さん演じるリッキーがメインの話。

うまいなと思ったのは、暗転中にフリーダムの彼らの今までを見せるというふうに各キャストの幼いころからの写真を映したり、フリーダムとして取材を受けているというていの映像を流したりするところ。おかげで暗転中も気が抜けないです。サクヤのNG映像最高でした。
このあたりに関して、パンフを見たところ、物語がストップしないようにと書かれていてなんだかすごく納得しました。あの映像があるから暗転中や者を片付けたりしている最中すらも物語は続いていて、彼らがどんどん前へ前へと邁進していく様子が感じられる気がします。
幼いころの写真だったり突然のセクシーシーンだったりとキャストファンも喜べるファンサービスがいっぱいです。それ早くブロマ売ってください。早く。

  

 

ただ、私個人としては物語の終わりでフリーダムが「これをファンの子たちに言う」っていう選択をとっているのがどうにも納得ができませんでした。以前武道館を読んだ時にも思ったんですが、アイドルをするならばファンに対して夢を見せてほしい。現実なんて見せないでほしいって思います。彼らの中で、ゲイや不仲やヤク中や子持ちが解消されるのは別にいい。でもそれを、ファンにも受け入れろって押し付けないでほしいなと思いました。
受け入れられないファンは離れていくだけだよとでも思ってるかもしれないけど、こっちは夢を壊されるんだよ……と身勝手なファンの立場としてやっぱり思ってしまいます。でもマスコミバレするのとどっちがマシかって言われたら多分自分から発表してもらうほうなんだよな……。
最近カノバレして炎上した俳優さんがいたので無駄に考えてしまう。

この色々と知らせるシーン含めて、結構あ~~~~~って思うようなシーンが多くて、そのあたりはザクザク刺さります。宣材写真とかね! いつもなんでこんな変なのなのwwwwwwwって爆笑してた宣材写真があんなかんじに撮られてたらどうしよう。たまにむっっっちゃ変な宣材写真あるけどもうあんまり笑えない。
実家バレからのファン押しかけは見ててやめてやめてやめてってなりました。ファンが彼女たちなんでギャグで済まされてるけどあれ実際はあんまり笑えるシーンではないなと。

また、気になったのが、「ボーイバンド」というタイトルの割に中身はアイドル物だったこと。いやあれは実はバンドだったんだ、涙のリクエストが入っていたろうと言われたらそうなのかもしれないですが、少なくとも観客の見ている曲の中でバンドとして演奏している曲はなかったです。それによって、物語に歪さが出てきてしまっている気がします。オーディション内容も楽器ではなくダンスだったあたり、バンドという名称のアイドルとして集めたということですよね。ゲンとソースケは7回落ちたと一緒に言ってるので、元々2人で一緒に出てたんでしょうか。ならば前からの知り合いだったりするのかな。あんまりそういう雰囲気はないけれども。
これがアイドル物ではなくバンドモノだったならば、バンドの系統にもよりますがカツミのヤク中からの復帰がもうちょっとやりやすいかもしれない。アイドルでヤク中でしたよりもバンドの人手ヤク中でしたのほうが個人的にはまだ許容しやすいというか。私の問題ですけれども。
また、バンドだったらゲイでも良いけどアイドルは……みたいな、バンドのほうがもうちょっと許容範囲が広い(少なくとも私は)。なので、もしこれが変更前の直訳脚本だとバンドなのだとしたら、そっちのほうが彼らの問題終了後の行き先としては良かったのかもしれないと思いました。

物語の最中で、リチャードがフリーダムらにいう「売れてから好きなことをやれ、でもその時にはお前ら(自身?の中身?このあたり曖昧なのであとで確認)を見られることはなくなる」という結構きついセリフがあって。
でもこの物語、最終的に、フリーダムの彼らはヒットチャート1位をとってトキオドームでコンサートをするぐらい売れてから、彼ら自身の中身である性癖や家族や中毒や不仲を見せることとなる。リチャードのあのセリフを綺麗にひっくりかえすための物語でもあったのだなと思いました。見てから許容されるかは別だし、ンなもん前に出されたファンの心情はあんまり作中では言及されていないけれども、アイドルの彼ら、そして裏方業務となる大人たちの物語としてはそれが良いのだと思いました。

歌について(メモ)

衣装どっかにチェッカーズっぽいのあったのは覚えてるんですけど、思い出そうとしてもカツミおんぶして出てきたリュウしか出てこねえ。

Setting Off ~旅立ち~

メインボーカル・ソースケ。
元曲よくわからず。彼らのライブであり物語の最初と最後に歌われたやつ。
衣装は全員金のテープかなんかついてる?かんじの。

涙のリクエスト

メインボーカル・ソースケ。
平野良にチェッカーズ歌わせたっていう事実がでかすぎてそれ以上何も覚えてねえやばい。

デイドリームビリーバー

メインボーカル・ソースケ。
セブン&アイのCMでよく流れるやつ。結構左右に移動が多かった気がする。

[asin:B0045ORIUM:detail]

恋するフォーチュンクッキー

メインボーカル・ソースケ
一時期めっちゃ踊ってみたが流行ってたAKBの。
ダンスが超可愛い。

恋するフォーチュンクッキー

恋するフォーチュンクッキー

One Night Carnival

メインボーカル・ソースケ
ソイヤ!ってめっちゃ掛け声入る。衣装が関ジャニ∞っぽい雰囲気。

One Night Carnival

One Night Carnival

夜空ノムコウ

メインボーカル・カツミ
SMAPのアレ。
全員のハモりからの最後カツミソロに戻るのすげカッコ良かった。衣装がジャケットとかのちょっとフォーマルっぽい雰囲気だった気がする。

Smap Vest

Smap Vest

We Will Rock You

メインボーカル・ソースケ。
2幕がここから。しょっぱなからこのイントロは滾る。
衣装がフリーダムの私服を意識してるのかなっていう感じの服装。パーカーっぽい雰囲気みたいなのとか。カツミの煽りがむっちゃ旨い。

We Will Rock You (Remastered 2011)

We Will Rock You (Remastered 2011)

やさしさに包まれたなら

メインボーカル・ソースケ
上と衣装は同じ。

やさしさに包まれたなら

やさしさに包まれたなら

Choo Choo TRAIN

メインボーカル・ソースケ。
上と衣装は同じ
この曲あたりだという覚えがあるんだけどソースケとリュウの喧嘩っぽく重ねていくあたりがすごくかっこよかった。あとダンス難しそう。

Choo Choo TRAIN

Choo Choo TRAIN

上を向いて歩こう

メインボーカル・サクヤ サブ・カツミ
この曲への流れ最高かよって感じでした。

上を向いて歩こう

上を向いて歩こう

Setting Off ~旅立ち~

メインボーカル・サクヤ
冒頭のシーンへ戻る

デイドリームビリーバー

カテコだけどこれはいれなければならないと思った。後ろに歌詞が出るってことは毎回歌ってるんだよね?
合唱だけれどもここで伊礼さんと新納さんのソロがありましたと、ここで伊礼さんと新納さんのソロがありますと!!!声を大にして!!!言っていきたい!!!黄色い歓声が上がってたすごい。

キャラについて

ソースケ(平野良)

物語的に掘り下げが少なかった子でした。前述の通り名前が一番最初に書かれている割には歌としてはメインはってるけど物語としては全然だなと。でもソースケが歌の殆どだしなー。
前半の下半身問題と後半のリュウとの対立かな? 結構さっぱりしてそうというかあんまり物事を深く考えずガンガン切り替えていくほうっぽくて、見ているかんじだとむしろリュウに突っかかられているほうなんだなと思いました。プライドもそんなに高くないよね。でも自分の歌に対しては最低限以上の自信はある。
普通のシーンだとそうでもないんですけど歌ってるシーンめちゃくちゃかっこいい!!! 座った位置がだいたいセンターだったのでソースケがすごく良く見えたんですけれども歌ってる時の表情がすっっっごくかっこいい!! 真剣な顔で歌うところ最高です。あとちょこちょこと煽ってくるような感じのところ。中二病キャラなのも相まって台詞がちょいちょい痛いですが底を含めて可愛い。未来はここ、過去はあっち部分もかっこよかったよ!!!

17マチネ。リチャードからお前ら車乗ってろ! って鍵を渡されたシーンで、そのまま「ゲン!」って言いながらカツミに投げながら幕に走り去る。「俺カツミだよ!?」って言われてる。
17マチネ。ガショーンガショーンソースケロボ、最後にカツミを追いかけていくシーンで前後にやったヘッドホンが外れて吹っ飛んで慌ててそれ拾って追いかける。

リュウ大山真志

でっかい(物理)。一番ネタにされているキャラじゃなかろか。17日ソワレで聞き取れた、アンリ初登場ダンス練習シーンで「憎い? 肉? 肉?」でみんなでリュウの腹のあたりを触るので笑ってしまいました。どんだけそこネタにするの。っていうか全体的にオチ担当扱いなのかな?
自分の作る歌と曲に対して絶大な自信があるんだろうなって感じ。だからこそ自分の歌に自信があって、自分の好きなように歌うソースケとは音楽性で対立していた部分もあったんじゃないかと。でも最後のシーンを見る限り、ちゃんと腹割って話しあえばソースケとも理解し合えたんだろうなって。リュウは一つのことについてしっかりと自分の考えを持っているし持つことが出来る(サクヤ関連でそう思った)ので、あんまり一つのことに固執しないソースケが気に食わない部分もあったのかも。やっぱりソースケとリュウの対立に関しては全部リチャードが悪いと思えてきた。
歌とダンスの時に他のキャストさんがあんまり笑えてないやつでもにっこにこの笑顔でキレッキレダンスですごい人でした。ワンナイカーニバルでぴしっぴしって手を動かしてるのめっちゃかっこよかったです。

ゲン(味方良介)

パパ。パパなのにライブの最中勝手に壇上から降りたりする人。でも物語シーンだとめっちゃおとなしい人。サクヤがにこにこしちゃうーみたいに言われてるけどこいつのほうが大問題だろと言わずにおれないやばい人。脳内アドレナリンが放出されると本当にやばいタイプの人だと思いました。
掘り下げが少なかった人でしたけど、実家にファンが行くぐらいにはファン多いし、多分ライブのファンサで人が落ちるタイプだと思いました。あと包容力とかそこらへん。実際、カツミのヤク中問題をリチャードに言ったのがゲンさんだったり、最終的にリュウを連れ戻したのがゲンだったりと、一番メンバーのことを見てるんですよね。ポスター写真の時に「ソースケの年が~」ってリチャードが言ってたけど、ソースケとゲンどっちが年上なんだろう。
何度思い出そうとしても女子少年院のライブの時にテンション上がりすぎて段から降りて行ってゆっきーに連れ戻されている印象が強すぎる。駄目だこいつ。ところでゲンさんのソロはどこですか。

彼の持つ問題としては妻子持ちのことがあげられていますが、確かにそれはアイドルとしてはかなりの問題だなと思います。某アイドル事務所でも誰が結婚したと成れば大きな騒ぎになるのに、地盤が確立していないボーイバンド(しかもよく考えたらこの名前詐欺だ、ボーイでなければバンドでもない)のメンバーの一人に妻子発覚って大問題だと思います。
最初の方のプレゼントで「あなたが誰か他の女とキスしているなんてなったら云々」みたいな手紙もらっていましたが、実際それが一番怖い。しかもファンに実家知られているから逃げ場があんまりない。もしかして一番今後がやばいのってゲンじゃないのかなと不安になります。

サクヤ(碓井将大

物語をすすめる上で意外と重要な存在でした。物語の中で笑顔の象徴。ボーイバンドっていう物語は後半に進むにしたがって不和で笑顔が少なくなっていく話ですが、そんな中で彼の頑張って作る笑顔が好きでした。後半、ゆっきーに「表面上の笑顔は好意の一種」だかいう台詞、あれでこのこ実はすごい頭いいんじゃ? と思わされました。世話のかかる子と思わされて、案外しっかり見て考えている子でした。
サクヤのシーンだと上記のシーンからの上を向いて歩こうが凄く好き。すごい切なすぎる。
1回めの観劇の時から大人組によくくっついていってる子だなー年上といると安心するのかなーと思ってたんですが、2回めに見てる時に、最初のダンスレッスンの時にリチャードが来るとリチャードの脚に腕を絡ませる、ライブ成功飲み会のシーンでゆっきーの持ってきたグラスを二個取って片方をリチャードに渡す、リチャードの隣に座るとかなりわかりやすい好意を示してたんですね。改めて見ると分かりやすかった。
表情変化がすごく綺麗だったー。ゆっきーからの「友達になろう。話をするために一緒にでかけたり、食事をしたり」「デートのお誘い?」からの表情のすうっと消えていく感じがすごく綺麗でした。
他メンバーに対して本人は胸襟開くつもりだったんだろうなーと思います。以前はでっかいソーセージの部分もですが、「悩みがあるなら家族に相談する」だとか、自分のことを話すのをあんまり厭わないイメージがあります。多分誰かが話振ったら自分のことをゲイということ以外はほいほい話すんだと思う。

ゲイっていうことをファンが受け入れてくれるかっていうのはなー、リチャードが「二晩だけ部屋に女をいれていいことにしろ!」って言った後にサクヤに対して云々あたりのことを思われそう。あと、一部のファンは確実に脱落しそう。でも別のファンが付きそう。最終的にはかなり減るけど、意外となんとかなるのではないかと思いました。現代日本を舞台にしているからそう思えるだけかもしれない。

カツミ(藤田玲

逃げるために薬に頼っていた人だから本質的に弱いのかなー。サクヤとの会話の中で家族の中で相談する人がいないって話をしていたこともあって、元々相談する相手がいないからの逃避なのかなと思いました。フリーダム始まってからも腹を割って話すことが出来なかったし。パンフに書かれてた役者さんが想像したカツミの過去を当てはめて考えると多分そんなかんじかなーとも。逃避する先に歌があればと思うけど、そもそもカツミはバックコーラスがメインだった。
物語の中でも結構立ち位置が不安定で、こういうキャラがカツミ! ってあんまり言えない感じがすごく不安定さあるなーと思いました。結構他の人とじゃれたりは多いんですけどねw 接触が多いっていうか。事ある事に誰かの肩だの腕だのに触ってる印象があります。サクヤに膝枕されてたりとか。
彼だけどうしてフリーダムに入ったのかわからないのが地味に気になっています。ソースケはメインボーカルとして、リュウは作詞作曲担当、そしてオーディションで入ったゲンとサクヤ。で、カツミはリチャードからは「気のいいカツミ」「そうでもないけどね」としか説明されていない。多分オーディションだと思うんだけれども、奥から出てきたなかのひとりだから、少なくともゲン・サクヤよりは前に決まってたってことで。どうなってるんだろう。ソースケ曰くリュウを決めたのがソースケの「こいつでいい」の一言らしいので、ある程度リュウに関してはソースケに決定権があったとして、ならばカツミもソースケとリュウがこいつがいいって決めたんでしょうか。

今後のことを考えると彼が一番やばいんじゃないかと。社会的にもだけど、薬から脱却するのが。ただでさえ物語終盤の頃には10分起きに吸わなきゃならないような状態になっていた人が、そう簡単に薬を抜くことが出来るとは思えない。リチャードが「監禁してでも~」と言っていたけれど、本当にそのレベルだと思う。
アイドル生命として以前に、人間のほうの生命として一番危険なのが彼だと思います。生きて。マジで。

藤田さんがラジオだのアメスタだのツイッターだのでさんざんダンスが大変ダンスがダンスがって言ってたのでどんなもんだと見たのですが、あれっ普通に踊れてるじゃん? と思いました。全然ヤバさは感じなかった。普通に踊れてました。流石に大山さんと比較したら……だけど大山さんがキレッキレすぎるのが悪い。大山さんは素敵な笑顔でキレッキレダンスだからなあ。
藤田さんの高音っていうのがかなり不安というか(主にらららのドリームファイターのおかげで)どうなんだろう……と怖かったんですが、案外音が大きくやばかったりしなくてほっとしました。歌の部分が比較的全体的にそこまで気合が入っていないというか、生声で歌うために平野さん含めてかなり音かすれや音が出きっていないのもあったため、藤田さんだけ云々というのはなかったかんじ。夜空ノムコウ、最初の出だしはちょっと不安だったけど最後のソロ部分はすごく素敵でした。上を向いて歩こうもハモりどうなんだろうと思ったけど綺麗でした!!

終わってしばらくしてから改めて考えると、カツミって完璧にリチャードのためのキャラだったという印象があります。
「気のいいカツミ」「そうでもないけどね」が特にそうで、気のいいという表現はリッキーが死んだリキトくんに対して使っていた表現。それに加えてアル中というところ等、多分カツミ自体がリチャードのトラウマ解消のために存在していたキャラだった。そのため彼のキャラはこう、というのがあまり無いのではないかなと思います。
カツミに対して行うことで、リチャードは力也に対しての罪滅ぼしをする。リキトのヤク中を止められなかった分、カツミを「監禁してでも止めさせる」と言い切り、実際はリキトにしたかったことをそこでカツミに行うことで、自分のやったことを帳消しにまではならないものの、少しでも解消できるつもりであり、今後そういう要素になるのではないかと思いました。
カツミは完璧に物語のためのキャラクターであり、リッキーのためのキャラだと思う。

リチャード入賀(新納慎也)

あらすじにはマネージャーと書かれているが実際はプロデューサーな人。マネージャーはゆっきーでした(作中でゆっきーが敏腕マネージャーって言ってるしパンフでも伊礼さんがマネージャーって言ってるし)。っていうかリチャード関連、上記あらすじと違い過ぎでは。上記あらすじは公式HPのなんですけど。
10年若ければボーイだったってパンフに書かれているのでもうおっさんバンドやってください本気でお願いします。カテコで歌うときの黄色い歓声ほんとすげえのな。

私財をなげうってまでフリーダムを作ったのは、アンリちゃんの調べた部分もあるけれども、それ以上に自分の夢をもう一度作り上げたかった部分のほうが大きいんだろうな。途中まで彼にとっては薬で死んだリキトくんをもう一度やるような気分でやってたし、過去に引きずられたからこそ「トキオドームまでだ」なんて発言が出てくる、リチャードにとってリキトくんがトキオドームの向こうに行けなかったろうにフリーダムもそうだと思ってたんだろうなと。
リチャードの笑顔が減っていき過去に引きずり込まれるにつれてだんだんとフリーダムたちの笑顔も減っていくのが印象的です。その時期とリュウ・ソースケ間不和が大きくなった時期がかぶっているのもあるけれども、きっとリチャードがフリーダムたちのムードメーカー担っている部分もあったんだろうなと。最初の女子少年院のライブ後のシーンで、真顔のリチャードがぶわっと笑う部分でこの人が空気を作っている部分あるなと改めて思いました。
この人の飴と鞭っぷりが結構好きです。ソースケの写真を送って誘惑させて、その上で自分に恩義を感じさせるっていうやりかたうまいなと。最初ハイテンションの変なおじさんとおもってごめんなさい。

リチャードの愛称がリッキーで、多分リキトくんの愛称もリッキーだったんでしょう。
きっと今後カツミを薬から脱却させ更生させることで彼の中のトラウマが、赦されはしないものの救われるのかもしれない。そのためのカツミだったような気もします。あんまりこの二人一緒にいるイメージないけれどもねw でも一緒にいたらすぐにリッキーが気付いちゃうからダメなのかもしれない。
ゆっきーがサクヤとの恋で自分が失ったものを取り戻しトラウマ克服したように、リッキーもカツミの更生で過去から抜け出せるといいなと思います。

新納さんがめちゃくちゃ歌がうまいのを知ってるので、歌わないと聞いた時に勿体なさすぎだろ~~~!!!と思ってたんですが、カテコでソロです! ソロです! 黄色い歓声あがってましたし私もあげてしまった。めっちゃくちゃ声が良いよ良すぎだよ。

織部征人(伊礼彼方)

いっつも薄い笑顔でやらかす人。物語的には緩衝材というか、リチャードとアンリ、リチャードとフリーダムのようなぶつかる部分に緩衝材となっている人という印象が強いんですが、アドリブ部分でぶっこんでくる人。
17日マチネ。女子少年院ライブ前の掃除してるときにリチャードの脚もモップでガンガン、二人顔見合わせてちょろっと笑う。アンリ土下座前の電話のシーンで「伊礼さん?」
17日ソワレ。電話のシーンで「新納さん? 慎也さんのほうでお願いします」
こんなん笑う。

緩衝材なので特に何も表に出すことはないのかなーと思っていたところでのサクヤとのゲイだよ会話にびっくりしました。結構フリーダムの連中に対して甘い部分があるなとも。サクヤに女はいらないんじゃないかあたりで既に彼にたいして何らかの感情は持っていたと思うんですが、同じゲイとしての同類感かな。
ライブ後のパーティのシーンでグラスをトレイに乗せて持ってきたり、そういうしぐさがびっくりするほど似合います。あと「聞いてませんでした。電話をしてて」の部分が凄く好き。微妙に食えない人かと思わせてかなり優しい人なんだなという印象が強いです。

リチャードの「お前はまた商品に手を出すのか」に関しては非常に同意というか、お前そろそろ懲りよう!? と思いました。他人を好きになることは仕方がないし、ずっと見守ってきた相手かつ同類ということでそういう感情を持つのはわかるけれどもちょっとは懲りよう!?
毎日何十通、何百通とメールを送ったんだ。でも彼は受け止めてくれた。ってまるで素敵なことのように話しているけれども、きっとそれは迷惑メールで振り分けられて目にしていないかメール振り分けでフォルダにまとめて数がたまったら通報用証拠集めとされていただけではと思いました(多分前者)。翻訳ものだからかもしれないけれども、元々は手紙だったりしたのかなと思ったり。

伊礼さんを見るのはこれが2回めです。初めて見たのはスリルミーです。なので、2幕でゆっきーがサクヤに後ろから近づいて驚かせたところでちょっと笑いました。
動きがいちいち外人さんっぽいなーと見ていてすごく思いました。ちょっとした仕草が外人さんぽくて、でもかっこつけすぎてなくて超かっこいいの。すっげ好きです。当然と言われれば当然なんですが、同じくハーフの藤田さんと較べてすごく外人さんっぽくて印象的でした。
というか伊礼さんの横顔がやっぱり好みだなと! スリルミーサイドシートに座った時も思ったんですが、めっちゃ横顔が好き! 今回横顔がよく見られたので最高でした。今度伊礼さんの出る別の舞台も行きたくてたまらないです。いっきにこの人に落ちた気がする。今回の舞台で一番好きだなと思ったのが伊礼さんでした。素敵でした。

カテコぶっこみマン。全く表情が変わらないままに舞台から降りて客席に座ってみたりなどカテコにぶっこんでくるやべえ人。
17日マチネは普通に階段から降りて他キャストたちと客席を歩いたぐらい(最終的に新納さん含めた3人以外全員が降りる)だけれども、17日ソワレが6列目?ぐらいの座席側の空いている席に座ってタブレットで舞台上撮影。笑いすぎた大山・平野が崩れ落ちる。
デイドリームビリーバーでの歌めっちゃくちゃ格好良かったです。マチネでタブレットに新納伊礼一緒に地鶏しながら歌ってるとこ最高。あの伊礼さんタブレット映像を頼むからDVDにいれてくださいと願うぐらい。

確か藤田さん大山さんがでていたラジオで、フリーダムたちが歌練習をしているときにたまに伊礼さんがかぶせてくるって言ってて、それもめっちゃ聞きたかった~と思ってたのでカテコで歌ってくれてとても嬉しかったです。すっげー声いいよなー。スリルミー再演してくれ。もう王家の紋章に行くのか本気で考えなければならない場所に来た気がする。

アンリ(蒼乃夕妃

気の強いけど優しいおねーちゃん。最初はお金のためにが強かったかもしれないし、土下座したあたりまではまだ有名なものに関わって自分の名前も売りたいという欲望があったかもしれない、でもフリーダム解散に心から怒るアンリは、フリーダムのこと大事にしてくれているいいお姉さんでした。
フリーダムメンバーからも信頼されてるし大事にされてるし、アンリの振付がいちばん! って言われているし、彼らにあったものやってるなと思います。セクシー狙いだんだん減ってってるしw

元宝塚女優さんと聞いて何故歌ってくれなかったんだ……!!!! 元宝塚女優さんだと男役の方を見る機会のほうが今まで多かったので、娘役の方を見るのは初めてです。綺麗な方でした……。カテコで歌ってくれたら良かったのに!!

劇場について

よみうり大手町ホール。初めて行った場所でした。キャパ500ぐらいということであんまり大きくない舞台。
諸事情で有楽町の駅から歩きましたが30分かからないぐらい。近い。
クロークもあるので大荷物も安心。
前方部分は3列目から段差があるっぽい。段差が大きいのか、前の方の頭は全然邪魔に思いませんでした。
トイレが少なめ(12個と3個っぽい)と思ったんですが、回転は早かったです。多いほうのトイレ、中の見えづらい場所に3箇所ぐらいトイレあるっぽい。

この近くでサイリウムを買うとしたらどこになるんでしょう。私は有楽町から歩いたので、有楽町のビッグカメラの3階で買いました。ドンキで買ったと言ってる方やダイソーで買ったと話している方もいたので、そのあたりでも売っているのかも。

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