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日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

妖精令嬢の恋のからさわぎ -薔薇乙女は月影におちる

妖精令嬢の恋のからさわぎ -薔薇乙女は月影におちる- (ビーズログ文庫)

病ンデレ義息子、ついに覚醒――!! 今度は……監禁!? 禁断(なのに)ラブコメ、続編登場!
 
夫(予定)のライアンの呪いを解いたフェイス。
喜びも束の間、義息子エセルが「あなたは、父ではなく私の妻になるべきです」と言い出し大混乱!
ドタバタの中、エセルと共に王宮の舞踏会に呼ばれたフェイスだが、そこにいたのは――ライアンを呪った占い師!?
フェイスに近づく彼にエセルの怒りが爆発し、ついに――!!
禁断ラブコメ、義息子の病ンデレ倍増の続編!

今回は、前巻で自分と結婚したほうがいいですとエセルが言った直後からのお話。大抵続き物ってこの間に数時間経ちまして~的なものが多いイメージだったのでちょっと不意打ち食らった気分でした。

エセルお疲れ様でした!!
1巻からヤンデレと書かれつつもヤンデレ要素よりも突っ込み要素のほうが数倍多い(じゃないとツッコミ不在で酷いことになる)エセルがやっとヤンデレました。読んでいてヤンデレに対してお疲れ様! よくがんばったね! と思う日が来るとは。
ヤンデレというからにはもっとやらかすかと思ったのですが、あらすじにあるとおりの監禁ぐらい、それ以上は迫ることも心中仕掛けることもなく、さすがエセル、自分の父に恋する相手に恋し続けてきただけ有るなあと思いました。ここで心中でも迫ったら流石に私の中でエセルの株が落ちたかもしれないけれど、そこまで出来ないあたりがやっぱり好きです。
そして、やっとフェイと思いが通じたっていう状況で全くもってその現実を許容できないエセルにお疲れ様と改めて言うしか無い。好きな子と心が通じた結果が

「…………ど、どどどういうことだ。これはなにかの罠か……? どこかで侍女が待機していて、『ざまぁみろ!』とか板を掲げて出てくるんだろ?」

これってどんだけ今までひどい目に遭ってきたんだと笑わざるをえない。
きっとこれからエセルはずっとこういうテンションで生きていかざるをえないとなると、ヤンデレしたぐらいじゃ株が下がりようがなく、頑張れ! 頑張れ! と思うばかりです。

前巻でフェイの恋心に対して若干の否定が入った上でのこの巻だったので、フェイのエセルを見る目がどう変わるかなーと結構楽しみでした。
結果として、エセルのフェイに対する愛情ってすごくわかりづらくて、そしてフェイも全くエセルをそう見ていないからこそ全く気付かないのだなと改めて思い直しました。
フェイって天然、自分の目の前のものしか見えていない、筋は通っているがそれなりにわがままって面倒くさい女子キャラ・むかつく女子キャラの代表みたいな要素を持っているのに全くムカつかないどころか愛すべきキャラになっているのがすごい。今回は包容力成分もあったものの、結局は全力で駆け抜けていきそうで、そしてその後ろをエセルが慌てて追いかけていきそうな感じで終わって良かったです。

フェイを始めとして、今回も全力でギャグが強い。

 上手い具合に、涼しそうな地肌が見えた。
「ア────────ッ!?」
「マ、マーロウ!」
 しゃがみこんで頭を隠す父親に、ライアンがかつらを拾いながら悲壮に呼びかける。
「おい、ライアン! お前はどこを向いて呼びかけているのだ。その床に落ちている金色の帽子は私ではない! 本体はこっちだ!」

ヅラネタに弱いのでこれで一番笑い死にました。というかライアンさんまともな人だと結構思ってたのにこのシーンのせいで私の中でお前もか……! というキャラに一気に飛び込んできました。ずるい。

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