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「独眼竜花嫁道中」感想

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見ました、独眼竜花嫁道中!

www.nhk.or.jp

仙台住まいのため、独眼竜政宗関連で現代ものと聞いていて非常に楽しみにしてたんですが、予想通り面白かった!
てっきり6回ドラマぐらいだと思ってたので、ラストの話の速さにちょっとびっくりしましたが、もう全部面白かった~!!

内容

主人公藤次郎は、父の影響で伊達政宗に憧れる酒屋の四代目青年。好きな相手は幼なじみで剣道の達人な美貴。最近では美貴を狙うチェーン酒屋の店長が現れて気が気でない部分もある。
彼らが住む独竜町は、最近活気が落ちている。そのため、なんらかの方法で町おこしをしたい。どうしたらいいと悩むところで、藤次郎は愛姫の花嫁道中をすれば良いのではないかと提案する。藤次郎としては、その最中に自分が政宗となり美貴に愛姫となってもらい、最中にプロポーズをすれば良いのではないかと考えたのだ。

伊達男、伊達女求むとチラシを巻き始めた町おこし狙いの彼ら。しかし人集めのために体育館的な場所に呼んだ当日、(美貴が主に集めた)女性たちは、チェーン酒屋店長の「今ならうちでセールするから女を磨いて」という言葉、町長の「女性は殿方に従って」的なムカつく発言、更には町長の「こんな男まさりの女もいますが~」という彼女ら憧れの女性である美貴を下げる発言を聞いて出て行ってしまう。
お前がなんとかしろと美貴に言われた藤次郎も、残った男たちに対して「政宗は僕がいればいいんで」と言ってしまって男連中にも帰られてしまう。
そのため、現在残っているメンバー(町長、藤次郎、酒屋のバイト、きのこ好き)花嫁道中を行うことになってしまう。

このメンバーでは男が愛姫をやるしかないと女装の特訓をする花嫁道中メンバー。この状況を後々なにかに使えるかもと、きのこの人はビデオカメラで撮影する。
オカマな権ママという人もどこからか連れてきて、女装特訓を行う。更には町長特権で愛姫からくり人形も貰い受けて、人形をお手本に練習をする。
しかし、藤次郎はまったくもってやる気がでない。彼は愛姫ではなく、政宗を演じるつもりだったからだ。政宗を演じて愛姫役の美貴にプロポーズをするつもりだった藤次郎は、化粧もまともにやらないし女仕草もあまり気合を入れない。
女装練習をしている彼らのところにやってきたのは、美貴とその母。女装の出来具合がどんなものか、どんな愛姫になるのかと見に来たのだ。次々と女装姿と動きを披露する花嫁道中メンバー。しかしやる気のない、隠れてばかりでぶっちゃけ見てるほうが逆に恥ずかしい藤次郎。そんな藤次郎に対し、他の人のほうが格好いいと言い放つ美貴。

夜間、一緒に銭湯に行く藤次郎と町長。藤次郎はそこで愛姫の練習をやめたい、花嫁道中をやめたいと言う。そんな藤次郎に町長は、「政宗は師匠に、へそ曲がりであれ、と言われた」と言う。へそは体の中心にある、そのままやるなという師匠からの教え。更には伊達者というものは、ただたんにかっこいいものではないと教える。
町長の教えによりやる気を取り戻した藤次郎、頑張って愛姫特訓をし始める。

愛姫からくり人形を一端片付けるために運ぶ藤次郎と酒屋バイト。しかし、彼らの手が全て、愛姫からくり人形の顔を壊してしまう。

花嫁道中メンバーによる愛姫一時披露の日。愛姫からくり人形も出したいという町長に対し、延長コードが続かないから無理と言い続ける藤次郎ら。その実態は、からくり人形の顔が壊れているため人前に出せないからであった。最終的に、仕方なしに顔に花嫁の布をかけたままステージにあげることとする。
始まる愛姫一時披露。楽しみに見ている美貴らの隣にいつの間にか現れたチェーン酒屋店長。彼は愛姫披露(舞踊)が始まってからそっと延長コードを渡してしまう。からくり人形が壊れたことを知らないメンバーは、延長コードをからくり人形につなぐ。
止めようとする藤次郎たち、動き出すからくり人形。からくり人形の顔の布が外れる。蓮コラ的な状態になったからくり人形の顔が晒される。泣く子供たち、止めようとしてすっ転ぶ花嫁道中メンバー。
最終的にステージは散々なものとなった。

その数日後、町長が議会で矢面に立たされていると知る花嫁道中メンバー。そっと覗くと、町長は女装姿でのあれこれや、愛姫とは関係ない女装姿で酒を飲んでいるシーン、記念映像として撮っていたビデオカメラでの映像のちょっとえろいかんじのダンスなどが議会で流され、危険な立場になってしまう。
震災復興で忙しいこの時期にこんなことをしていていいのかと糾弾される町長。連鎖的に、花嫁道中反対、即刻中止せよとプラカードを持った人々が集まるようになった。

反対の人々が集まる中、花嫁道中メンバーのところに一枚のDVDが届けられる。女装の先生をしてくれた権ママからのメッセージだった。
青葉城址の伊達政宗像をバックに、権ママは、町には馬も人もある、いつまでもぐだぐだしてないでやれ! と発破をかける。

馬を探しに行くことにした藤次郎と美貴。彼ら二人がこの辺りに馬牧場あるはずだけれどと行った場所は、土が山と積まれていた。通りすがりの人に聞いたところ、ここに以前までは馬農場はあった。けれども震災で流されたという。
経営が同じクラブに紹介してもらい、彼らが聞いたのは、流されて19頭のうまが死んだということ、けれども34頭の馬は生き残ったということ。骨まで見えるような大怪我をした馬もいれば、もう人を乗せて走れるようになった馬もいるということ。

町へと戻れば、まだ花嫁道中反対のプラカードを持った人々がいる。そこへ、藤次郎は馬に乗り、伊達政宗の恰好で現れる。すぐさま酒屋の藤次郎だと気づかれ、おだづなよ!(調子に乗るなよ!)と言われる藤次郎。この震災復興に忙しい時期にバカバカしい遊びをするなと言われるが、藤次郎は伊達政宗の恰好をしたまま言う。
震災復興も大事だけれど、何よりも町が存続することが大事だ。伊達政宗も様々な災害に遭ったがそれをうまく利用して城下を盛り立てた。そのようにしなければならないと。
藤次郎の演説が功を奏し、花嫁道中反対派のプラカードは落ちる。そして彼らは一斉に賛成派となり、参加の名簿に名前を書き始めた。

花嫁道中当日。本来愛姫役をする予定だった権ママは、前夜に花嫁道中に対する嫌がらせをしていたチェーン酒屋店主と乱闘となり、留置場に入れられてしまった。代わりに愛姫となることとなったのは藤次郎。藤次郎は緊張しまくりでひどい状態。
やっぱり逃げ出したい、自分がやりたいのは政宗だと思う藤次郎だが、ここで気合をいれる。政宗でありながら愛姫をやろうと心に決める(ここで独眼竜政宗の映像と藤次郎の映像で画面の左右分割、二人で一緒に「出陣じゃ!」)。
愛姫として、舞踊をこなす藤次郎。そうして道を歩き、政宗の前へと行く。現れた政宗は、なんと美貴だった。
「よく来たな、愛よ」そう言う美貴に対して、藤次郎は愛姫のカツラを脱ぎ捨て「愛よ、夫婦となってくれ」とプロポーズ。自分は政宗であり愛姫であり……と混乱する美貴に対して、藤次郎は素の口調で結婚してほしいと告げる。

感想

前述の通り面白かった!
地元が映っているというだけでたいていの映像は面白い気がしてくるのですが(例:ゴールデンスランバーヨドバシカメラ)、これも出だしのメディアテーク前で引きこまれました。

 

最初は藤次郎うざい! と思うばかりで。この男、最初頭にあるのが「自分が政宗をやって美貴に愛姫をしてもらって公衆の面前でプロポーズしよう」というだけで、そのために政宗俺だしー愛姫は美貴以外にねーしーみたいな乗りなのが非常にむかつきました。そのせいで他のメンバー頑張ってやってる愛姫の練習も全然やる気ださねーし。
でも、そこで美貴じゃなくて町長に諭されることでやる気をだす、っていうのがすごく良かったです。これで全部美貴だったらむかついてたw
政宗に憧れてるからこその、政宗に例えられたら頑張るっていうのがなんかすごい純粋で頑張ってる感じでよかった~。素敵でした。
本当に途中の愛姫の練習やる気なしなところマジでムカついたけど、化粧したら一気にこいつだけ美人なのはずるいと思いました

美貴はめっちゃ可愛かった! 美貴が可愛くて見てるのもありました。
結構気が強くて、藤次郎のそういううざいところも知ってるからこそ愛想つかさないで、でも甘やかすわけじゃなくてイラッとしたらそれをはっきり言うとこが凄くイイ。いいおねーちゃんだなーって感じで、後輩に慕われているのもよくわかります。
出だしの剣道のシーンでこれもしかして彼女が政宗やる伏線かな? と思ったので、ラスト大正解で嬉しいです。
美貴の政宗甲冑姿がめちゃくちゃかわいかったーーーー! すごくよく似あってました。女性の甲冑姿っていいものですね、謎の色気を感じました。甲冑なのに。

 

話は全体的に「やめろーーーー!」「それをするんじゃない!!!」「これは!!絶対!!やばい!!」と思ったところにどんどん突き進んでいくので見ていてすげー頭抱えたり恐怖したりが多いんですが、だからこそ王道展開の面白さがあるというか! 良かった!
内容的に震災には絡めないでいくのかなーと思ってたのですが、中盤で思いっきり出してきてびっくりしました。荒浜のあたりかな? どこだろう。馬は泳いでるべ……絶対泳いでるべ……と思ったらマジで泳いでて笑った。
途中の、花嫁道中始まる寸前の藤次郎の、兜の下の半分だけが政宗、半分だけが愛姫の化粧してるの、トップ画像にも使われているけどインパクトあってすごく好き! この気合っぷりは見ててめっちゃかっこよかったので、終わってから公式サイト見てすげーーー!! となれるので楽しい。
チェーン酒屋店主もあからさまな悪役というノリで描かれているので全く悪く思うこと無く「お前のせいだー!」って言えるのが楽しかったです。

ちょこちょこと独眼竜政宗の映像が入っているのが興味深かったです。NHKならでは、ッて感じがしました。
藤次郎の伊達政宗好きを見せるための独眼竜政宗を見ているシーン、美貴にプロポーズしようと気合を入れるために独眼竜政宗での愛姫と政宗の結婚シーンを見るところ、町長に諭されるときに政宗が和尚から諭されるシーンをいれ、更には最後の愛姫として出陣するシーンで左右のカット。どれにしても、独眼竜政宗のシーンを上手く組み込んだなという感じでした。
独眼竜政宗自体は見たこと無いし、映像が映された時は結構古臭いかんじだなーと思ったのですが、ちょこちょこカットが入ることによって、藤次郎の政宗好きっぷりがなんだかじわじわ伝わってきました。

ちょこっとだけ気になったのが、愛姫からくり人形。たこ焼きがはっついたたこ焼き姫状態になったとき、蓮コラ苦手なので視線逸しちゃいました。あれは苦手です。

 

なんかもう全体的にまとまりもよくてすごく面白かったです。
独眼竜政宗のシーンをこれだけ使えたのもNHKだからっていう部分も多いかも。じゃなきゃこんなに独眼竜政宗のシーンをいれまくったりメインテーマ流したりは出来ないw そしてキャストもこんなことできないw(独眼竜政宗みてないので詳しくわかってないですけど)

地上波放送あったらまたぜひみたいです。本当に面白かった!!

mdpr.jp

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