日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

デ・コスタ家の優雅な獣(1)

デ・コスタ家の優雅な獣 (角川ビーンズ文庫)

孤児院と里親をたらい回しにされていた少女・ロザベラ。そんな彼女のところに、突然従兄を名乗る男2人が現れる。彼らはロザべラを引き取ってくれたのだがどうにも怪しい。屋敷についたところで怯えるロザベラに、帰ってきた従兄の長兄が恐ろしいことを告げる。彼らの目的としては、ロザベラが彼ら3人のなかの誰かと子をなして一族を存続させることらしい。
逃げ出したいロザベラだが、部屋は鉄格子がはめられ逃げられない状況。外へと出るには、彼らが所属している黒社会のファミリーになったふりをしなければならないっぽい。
気弱でおどおどしたヒロインロザベラと、腹黒インテリ系長男エミリオ、無愛想な毒舌家次男ノア、やんちゃな問題児三男ダリオの物語。 産業革命頃?のヨーロッパ、黒社会。恋愛色はこの巻は無し。

 

ヒロインのロザベラがとにかく可愛かった……!
少女小説読んでて、ここまでヒロインを守ってあげたい! ヒロイン可愛い! このヒロインを助けてあげたい! とまで思ったのは初めてかもしれないです。
ヒロインロザベラは内気というよりおどおど系、緊張しているとしゃべるのもたどたどしくなるし強気な態度を取られると逃げ出したくなっちゃうし、目立ちたくないし人の目は見たくないというタイプの子なんですけど、でもおどおど系にありがちなうざさが全然ないです。めちゃくちゃ可愛い。
おどおどしてるけど現状を打開するためにいちおう動こうとしてるあたりが可愛いのかな、怖いし嫌だし心臓も破裂しそうなんだけど、そんな状況でも必死で頑張るあたりたまらなく可愛いです。ヒロインの魅力で最後まで読まされました。可愛い。たまらん。

そんな可愛い子が

(どうしよう、私、)
 今年の新色と評された唇から、吐息のようにあえかな呟きを漏らす。
「悪い子に、なっちゃう」
 生きることがこんなにもどきどきすることだなんて、知らなかった。

こんなこと言ったら興奮するしか無い。

相手役は多分次男のノアなのかな。無愛想で育ちは良さそうだけど時折口が悪いかんじの黒い人。ロザベラに対しての態度を見る限り悪い人ではないな~と思いますし、最後のシーンを見る限り今後のキーパーソンにはなるかんじなんですが。
でも、あの最後のシーンに言ってることが本当だったら、二人で恋愛エンドはなさそうなんだけどどうなんでしょうか。従兄だったらセーフだけどさすがにそれは的な。この巻は恋愛色めちゃくちゃ薄いですけど少女小説だからそういう要素が最終的にはあると思うし。

他の兄弟に関しては、個人的にはダリオが好き。馬鹿で子供で自分の思うままにならないことは許容できない! というかんじがあまりにガキっぽくて好きです。ロザベラは許容できなかったけど、一応ロザベラが好んでくれそうな本を持ってくるあたり、意外とロザベラに気に入って欲しかったんじゃないかなーって思います。
ロザベラのこと全然見てなかったら自分の車に乗せて連れ回したりのほうがいいだろうしな。そのほうが他の人にも見せびらかせるし。ロザベラに子を産ませたいということ以外でも案外彼女のことを気に入ってたんだろうなって気がします。

読んでて本当にロザベラ可愛い! ロザベラは私が守る! となる本でした。なんで少女小説読んでてヒロインにこんなに萌えにゃならないのだ。

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