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日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

ちょんまげ、ちょうだい ぽんぽこ もののけ江戸語り(1)

読書 読書-歴史小説

美貌の貧乏剣士小次郎と、外見超美少女町娘な仔狸ぽんぽこが、昔小次郎祖父が行っていた武士狙いの仕事屋”ちょんまげ、ちょうだい”が復活していたという話を聞いて云々、という話。
青年と少女が一緒にコンビ組んでる話が好きな人がすごく好きそう。

表紙からして妖かし歴史小説かなーと思ったらその通りで、ふわっとした可愛いかんじの歴史小説でした。
主人公の小次郎&ぽんぽこコンビが可愛い。
腕はたつがやる気はなし、美人ではあるがそれで女を引っ掛けるわけでもなしな浪人小次郎と、外見は十五歳ぐらいのとてつもない美少女だが中身はといえばただの卵焼きが好きな仔狸である妖かしぽんぽこ。この二人の組み合わせがとにかく可愛かったです。
ビジュアル的にもめっちゃくちゃ可愛いんだけど、最後にちょこっとある他人目線のところで、小次郎がぽんぽこに話しかけるとき言葉が優しいと書いてあってなんだかんだで仲良しさんなんだなーと。

そのぽんぽこと小次郎が巻き込まれるのは、時が遡るは戦国時代、家康の身代わりであり影である小次郎祖父とぽんぽこで行っていた『ちょんまげ、ちょうだい』の偽物が現れ、辻斬を行っていくという事件。
ちょんまげちょうだいが偽物であることは、小次郎とぽんぽこが一番良く知っている。そりゃあ小次郎が『ちょんまげ、ちょうだい』の子孫であるし、ぽんぽこが『ちょんまげ、ちょうだい』そのものであるから。
『ちょんまげ、ちょうだい』を捕らえよという御触れも出るが、そこらへんは小次郎やぽんぽこには関係ない。関係があるのは、ちょんまげ、ちょうだいを恐れた武士らが護衛を集めるほう。そちらで剣の腕を使ってそれなりに日銭を稼いで飯を食う、その日暮らしの小次郎&ぽんぽこにとってはそっちのほうがよほど重要。

この時、以前自分が行った『ちょんまげ、ちょうだい』が散々街で話題になっているというのに全然気にしてないぽんぽこが可愛いです。さすが化け狸というかなんというか。市井のことはさほど関係なく、関係あるのは自分が大好きなたまごやきを食べられるかということが大きい。
化けだぬきさすがというかなんというか。

物語的にはもっと化け狸ぽんぽこの變化能力を使ったものなのかとおもいきや、きっちり小次郎が始末をつけてくれて良かったです。

化け物と青年というとちょっと前に読んだ妖国の剣士を思い出します。

morelovelike.hateblo.jp

これだと妖かしである少年はさほど人懐こくなかったんですが、こっちの本のぽんぽこはめちゃくちゃ人懐こい。外見と年齢が会ってないというか、年齢のほうが十歳ぐらいのガキンチョというか。くったくなく他人に話しかけきゃっきゃとじゃれまわる感じがとても可愛いです。

続きもあるということで、今後の彼らがどうなるのかとても期待。

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