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読んだ本と見た舞台の感想

覆面竜女(2) 巫女は暴く、双なる仮面

覆面竜女 巫女は暴く、双なる仮面 (コバルト文庫)

覆面竜女 巫女は暴く、双なる仮面 (コバルト文庫)

前の巻はこちら。 morelovelike.hateblo.jp

天女の一族である竜娘である天然ボケ娘ヒロインと、ヒロインにはデレデレで小動物が好きらしい王子のラブコメ(ラブとコメディは全くの別枠)話2巻。
今回は竜娘から竜女にランクアップするための試験を受けに都へ行く最中立ち寄った先で、蒼翔は王子の叔父さんのところに立ち寄って今後の後ろ盾をお願いする。ついでにこの子も都まで連れて行ってくれ、と出会わされた高飛車ツンデレ竜娘の蝶麗とキャッキャと友情を築く蓉華。 とまあ、それぞれの目的や友人作りイベントなどが発生する話でした。

今回の目玉は高飛車ツンデレ竜娘の蝶麗かなーと思います。おーっほっほっほっほ笑いをする一昔前の高飛車お嬢様風味なんだけど、主人公蓉華と護符づくりしてもどうにも勝てないだとか、いじわるするのも全部理由があってだとかの憎めない小娘。蓉華が天然アホの子なのも相まって、二人でいるときはいいコンビってかんじです。
普通の子じゃ蓉華の天然ボケ娘っぷりにいらっとしかねないけど蝶麗はそこも含めてかわいがってくれているからたまらない。女同士の友情が可愛いです。

前の巻の感想で蓉華が周りの男に持ち上げられまくってるなーみたいなことを書いた気がしますが、美少女が一人増えたことによってこっちとファンが分裂……ということにはあまりならず、どちらもファンだよみたいな層も出てきて、蒼翔の部下兵士たちの性癖の広さにただただ恐れをなすばかりです。お前ら本当になんでもいいんだな!?
よくよく考えるとこの巻では随分と蓉華が兵士たちの前に顔を晒したりするシーンがある気がするのですが、兵士たちはそれできゃあきゃあ騒ぐ様子が殆ど無いのがなんだかとても嬉しいです。多分、元々蒼翔のような美形の顔を見慣れている+蓉華のアホの子具合をよくよく熟知している+蓉華に関しては性格で良い人!ってきゅんとしてるので顔は二の次の三の次というのも大きいのだろうなと思います。
このままだと蝶麗も蓉華もほぼ完璧に鑑賞物としてばかり見られている気がする。とてもおもしろい。

ただ完璧アホの子と思ってた蓉華が意外とまともで、他人の感情の機微にはすぐ気付けるあたりが主人公補正バリバリとはいえいいな~と思います。ほとんど他人と関わってこなかったというか、あまり人と深い付き合いはせずに世直しの旅などでちらっと関わるようなぐらいの他人との関わり具合の子なのでてっきりそういうのは弱いかと思ってましたが、蝶麗の感情に関しても蒼翔の自分を見る感情の意味の根底部分に関してもちゃんと見抜いていました。びっくりした。
小動物扱いでもいい、でも側にいたいというあたりは芯があって可愛いし格好いい。
そのあたりがまだあるにもかかわらず我が事ながらわかっていない王子様は一度自己分析セミナーを受けたらいいと思います。あれ地獄だよね。頑張って。

新キャラが高飛車ツンデレというドツボキャラなので今後が楽しみです。続刊に期待するばかりです。

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