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日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

我がヒーローのための絶対悪

普段は女子高生として生活している少女・ミア。彼女は悪の組織『禍嶽社リヴァイアサン』の怪人が街の平和を乱すとき、ヒーローに変身し日夜戦うのであった。そんなミアのヒーロー活動を見守る幼馴染の少年・武尊。なんの取り柄もない平凡な高校生である彼だが、武尊にはある秘密があった――それは、彼こそが禍嶽社リヴァイアサンの総帥・ヘルヴェノム卿なのである。武尊の目的。それはガイムーンとして生きる宿命を背負わされ、悪と戦わないと生きられないミアのために、宿敵として立ちはだかり続けることだった。
悪の首領とヒーローの関係は2人をどんな運命へと導くのか。

まさにタイトル通りの物語。ヒーローのために悪になった少年の物語。

読み始めて数分で思ったのですが、とても特撮っぽい。
怪人<オルタ>の設定もですが、その怪人も蜘蛛怪人だのコウモリ怪人だのが出てきて、ライダー一桁台話に出てくるキャラとしてよく見る連中にテンションがあがります。めちゃくちゃ楽しい。あまり細かくビジュアルが出てこないので、コウモリ怪人はバットオルフェノクでビジュアル想像しています。バットオルフェノクは男性だけどコウモリ怪人は女性です。こまけぇこたぁ(略)。
主人公の少年は、怪人たちのすべてを統べていた組織・リヴァイアサンの総統二代目。二代目として動くときは髑髏のマスクをつけています。このあたりもとても悪の総統っぽい感じでサイコーに素敵。
そして、それに対峙する正義のヒーロー・ガイムーン。ウサギのような耳、全身を覆う白いガード。体に巻き付くベルト。めっちゃ特撮っぽくて素敵。多分東宝系よりテレ東系よりニチアサ・ライダー系。
このガイムーンが都市伝説のような事実のような曖昧な形で存在している街が、物語の舞台です。

全体的に良い感じに特撮というかニチアサリスペクト。多分ニチアサめかなあ、あんまりグランセイザーとか牙狼とかそっち系ではないのでニチアサというか平成ライダー1期という感じかも。
もし実際に特撮化するなら井上敏樹脚本で、プロデューサー白倉の監督は田崎さんみたいな平成1期ライダーのさらに初期メンバーでやってもらいたいかも。今は結構規制が厳しいのであの頃と同じのは放送出来ないみたいな話をインタビューやこの間の半田倶楽部などでも話していたので、やるとしたらsh15uyaみたいな時間帯になりそうですが。

正義と悪の敵対、しかし悪の戦う理由は正義のため。正義がただしい正義でいるために、倒すべき悪として存在する。このあたりが痛々しく、また子供っぽい自分に対する万能感みたいなものも混じっていて、なんだかとてもかわいいなと思いました。
武尊の、佐和子殺害シーンが個人的にとても好き。完璧に武尊の戦う意義がミアのためになったのって此処じゃないかなーって思います。彼女のためならば知り合いすらも殺してしまえるという決意。

よく変身の時の掛け声として「変身!」「レッツ、変身!」などがありますが、今作でのその掛け声やポーズは、変身するための気合付というか。そういうふうに理由があるのはすごくいいなーって思います。
アギトの「変身!」って掛け声やギルスの雄叫び、G3の小沢さんの「G3システム、出動よ!」みたいなのもめっちゃ好きなんですけどねw

あと個人的に気になったんですが、『警察は非常に強力な特殊弾丸を用意しているらしい。いくら怪人の外装器官でも無事ではすまない可能性がある』神経断裂弾有難うございます!!!!!

続きがあったら是非読みたいと思うような話でした。同時にこれ原作で特撮ドラマ作って欲しいと心の底から思うような話でした。東映様お願いします。

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