日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

平井骸惚此中ニ有リ

読んだ理由

表紙の雰囲気がすき。

好きか嫌いか

そこまであんまり好きではない

その理由

話について

  • 物語的に既に探偵役の平井先生がわかっているのを解くという流れなんだけど、先生はわかっているので頑張って探さなきゃ!という危機感がそこまでないんだよなあ。主人公にとって先生の弟子になるというのは大事なことではあるけれど、事件を解決しなければ!という理由としてはそこまで強くないし。
    →だからこそ先生は河上くんに事件の解決もなにもかも託したのだろうけれども、彼の前に餌を吊るした時点で先生自体は事件を解決して欲しかったんだよね、これ。
  • 動機としては一般的なものを考えても絶対にわからない、と先生が言ったおかげで完璧に「どうやって殺したか」のタイプのミステリーだったのはすごく面白かった。犯人当てでもなく、ただ「どうやって殺したか」だけに集中できた。
  • この時代の小説をあまり読んだことがないのだけれど、書生ってそう簡単になれたんだ? 家にお嬢さんがいてもなれるものとは知らなかった。
  • 文体が出だしだけのこの文体かとおもいきや、まさかの全編この文体だった。講談調とでも言うのか、「~なンですけどね」という文体は逆にちょっと新しい感じもする。
  • 物語の中でぐいっと引きつけられるというか続き読みたいなーと思える、キャラが引き寄せるような部分があんまりなかったなーと思った。

キャラについて

  • 河上くんはとても良いキャラ。読んだ感じ女性に権利を!みたいな風潮にそれなりに合ってるよなー。ものすごく(この時代ではなく2000年台的ないみで)現代っ子っぽい性格している。この子に関してはめちゃくちゃ読みやすいんだわ。

「例えばですね、小生が華族の息子で物分りの良い両親とあふれる財産をもった帝大生でおまけに美人の許嫁なんかがいたりした日にゃあ、この前、一体何を目指せばいいんだッてことになるじゃァないですか」

このあたりなんてめっちゃ現代くさい。

  • 涼ちゃんは、出会いのシーンで勝手に見られて置いてぶちきれる系女かとおもいきやしっかりと河上くんに協力してくれる子で良かったです。ツンデレだけど好感度高いのがもろバレでそれでも頑張っているあたりはすごく可愛い。
    あと、なんだかんだで探偵さんごっこ楽しんでるよねw 可愛いです。

  • 平井先生はなー。話についての部分でも書いたけれど、きっとこの事件に関しては解決して欲しかったんだろうな。でもしないでほしいとも少しは思っているから河上くんに任せた。彼が答えを見つけるか見つけないかは半々ぐらいだと思ってたんじゃないだろうか。
    飄々とした良いおっさんというかんじ。

今後どうする

続きは他のものが一段落してからでいいかなーという気分。

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