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日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

世界の危機を救ってくれた他の世界のヒーロー「エイルン・ラストコード」

エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ (MF文庫J)

エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ (MF文庫J)

 

世界の危機に、アニメの中のキャラクター&ロボットが現れて救ってくれる!という物語。
よくある、一部の人間しか適合せずに乗ることができないロボット。それに乗ってどこからともなく現れる敵を倒していたけれど、絶体絶命の大ピンチ。そこへ現れたのが、現在第二期放映中アニメにそっくりの機体。その機体があっという間に敵を片付けてします。そしてアニメそっくりの機体から降りた男は名乗る。自分を「エイルン・バザット」、その第二期放映中アニメのキャラクターと同じ名前を。
しかし、当然突然現れたアニメキャラを名乗る男なんて誰も本当にアニメキャラだなんて思わない。アニメキャラのコスプレした変な奴が、自分が格好良く見えるタイミングで現れたんだなと思って憤る。
更に、アニメキャラ=エイルン自身も自分がアニメのキャラクターだなんて自覚はない。彼にとって、怒った時に赤く変わる髪の毛と瞳も、強化筋肉も当然のこと。なのに何故か自己の存在を否定され、アニメキャラだと言われ、他人の憤りをぶつけられる。

そんな、アニメのキャラクターが現実に現れた! というロボものです。

個人的に好きなシーンは、私が勝手にヒロインだと思っている彼女・エルフィーナの戦闘シーン。もうむちゃくちゃ格好いい……。スカートがまくれるのも気にせずの赤いドレスでの踵落とし、素敵すぎます。

 

主人公エイルン(現実世界では夏樹)がもうとにかく恰好良い!
アニメの世界では脇キャラであって物語における噛ませ犬、だけど規律はしっかり守る軍人で、泣いてる女の子はほっとけない。本当にTHE・軍人! って感じのキャラで格好いいです。
そういう部分があまりにテンプレ的とも思えるのですが、彼は「アニメキャラクター」。故に、そんなテンプレ的性格をしていてもある意味当然といえます。だってそういうふうに作られたものだから。人前で堂々と名乗るしそれをおかしいと思っていない。女の子が泣いていれば助けるのだって当然。
愚直なまでの一直線さも、そういうキャラクターだからと言われれば納得できます。
それが格好良く戦闘機を乗り回すシーンが入ってるので本当に格好いい。
そのエイルンが出てくるのが、国内放送アニメ。

【ドール・ワルツ・レクイエム】
 2066年から2068年まで放映された大人気ロボットアニメである。
 現在では二期目が放映されており、エイルン=バザットはその中の重要なサブキャラクターとして頻繁に登場する。設定でも劇中でも、主人公に引けをとらない実力の持ち主なのだが、事あるごとに実力を出せず、見せ場は誰か(主に主人公)に譲ってしまう演出が多い。その献身的かつ不運なさまが皮肉にも人気に繋がっている。
 エイルン=バザットとはそんなアニメのキャラクターなのだが──

ということですが、そんなのが現実に現れたら当然コスプレだと思う。思った周囲の連中の気持ちはよくわかります。

 

ヒロインはセレンかな、強制的にロボットに載せられて戦わせられる女の子。倒れているところをエイルンに助けられます。
最初はエイルンのことを自分を助けてくれた人的な目で見てますけど、その後エイルンがあんまりにも何も知らないから、自分がこの人を守ってあげなきゃと思い始める。感情に一直線なセレンの、守ってあげたいっていう気持ちが純粋すぎて切ない。エイルンは、セレンは夏樹が何も知らないからこそ守ってくれているんだと思っているかもしれないけど、きっと彼がセレンを助けてくれたから助けたいと思っているんじゃないかなーと。

 

あと、個人的ヒロインはエルフィーナです!
口調可愛いしドレス素敵だしお姉さんっていうかマジ淑女! ってかんじでとにかく素敵! 格好いい、エイルンとの二人一組?の状況がとにかく格好良すぎてたまりません! 楽屋を壊されたという言い方がものすごく素敵で惚れるしか無い……。
敵に腕を取られた時の

『貞操の危機を感知。自律迎撃に移ります』

この台詞めちゃくちゃかわいくて恰好良いです。

彼女に踏まれたい! と思っていた紫貴さんも好きです。いいよね、こういう人。普段きっちりした顔してるのに、ひと目がなければ全力で「萌え!」とか言っちゃう生徒会長。そんなギャップが最高に素敵でした。

 

ロボものはアニメでも全然見ないのですが、とても楽しく読めました。ロボットのシーンになると漫画になっちゃうのはちょっともったいないなーと思いましたが、その分エルフィーナの華麗な御姿見れたから良いのかも。エルフィーナまじヒロイン。
漫画で表現するよりアニメのほうが合うのかな? ロボもの見ないからどういうふうになるのかわからないけど、と思ってたらYouTubeのほうに動画もあがっていました。

2巻も今月発売ということで楽しみです。

 

ところで、作中で別の物語の中のキャラクターが出てくるといえば、ラノベだとセキララ!と……絶句。が思い浮かびました。こちら2作はどっちも自作のキャラが出てくるんだけど、エイルン・ラストコードはそうではない別の物語というのがちょっと珍しいなと思ってみたり。
……絶句。だと物語のキャラクターが全力で作者に対して待遇改善の要求を出してきたり、セキララ!だとむしろキャラクターが出てきたことによって他の周囲の人たちの動きがやべえみたいな方向だからなあ。キャラの扱い方自体が違うなあと感じました。ハルハナフラワーちゃんが大好きです。

セキララ!! (ファミ通文庫)

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…絶句〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

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…絶句〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)

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