日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

侍vsキリシタン!「くるすの残光 月の聖槍」

 

くるすの残光 月の聖槍

くるすの残光 月の聖槍

 

時は寛永二十(一六四三)年二月。家光を頂点とする幕府はいまだ切支丹の影におびえ続けていた。一方、島原の乱の生き残りで、天草四郎から力を分け与えられた“聖騎士”であり、江戸市中に潜伏している寅太郎たちは、授かった力を鍛えつつ、四郎復活のため、奪われた聖遺物の行方を捜していた。そんなとき、九州・柳川藩に潜む切支丹が弾圧され、そこに死んだはずの無双の武者が現われて、聖遺物のひとつと思われる凄まじき槍を手に暴れている、という助けを請う声が届く。幕府と切支丹の果てなき激突―その末に待つものは!?風太忍法帖への最高のオマージ。異色時代、待望の第二弾。

前の巻の感想はこちら。

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くるすの残光、2巻。
探すときにタイトルに2とか書いてないのでどれが2巻なのか迷いました。最近は大抵2だの3だの書かれているせいでそういうのに慣れすぎた気がするw

 

前巻ですごく可愛い! と思いながら見ていた庄吉・たま夫妻と寅太郎との親子関係が少なめなのは残念でした。
でも親子三人そろっての描写は少なめなれど、その分寅太郎がいないと禁酒しちゃうような庄吉だとか帰ってきてぎゅーっとしてあげるたまさんだとか、少ない中でも親子描写が詰められていました。かわいい。
血はつながってなくとも庄吉・たま・寅太郎親子はちゃんと親子なんだなーってかんじで見ててほのぼのします。

前巻でたまさんの牢屋番をしていたきよが、長屋の民に新規加入。寅太郎のことをさり気なく気にしたり、寅太郎もわずかずつ気にしていたりと非常にかわいい。初恋未満の恋愛もどきという感じがすっごく可愛らしいです。
寅太郎も寅太郎で四郎復活のことがあるからそこまで感情を露わにしないし自分の感情がなんなのかわかってない感じがあるし、きよはきよで記憶喪失なことと前巻で出てたとおり特殊な場所にいたからあんまり感情豊かじゃないこともあって、互いに一歩を踏み出すどころか理解するまでが遠そうな、そんなかんじがすごくもだもだして可愛いです。
今作では全く進んでいない感じですけど今後どうなるんだろう。楽しみです。

四郎の聖遺物のほうは槍。ロンギヌスの槍かなー。キリスト教は詳しくないのでちょっとよくわかんないです。そんでその槍も手に入れられた……? 一応手に入れられたんだよね? というかんじ。
七つの聖遺物を手に入れる物語のはずなんですが、聖遺物ゲットのほうはあんまり盛り上がんないで進んじゃってる気がしてもったいない。もしかして一冊につき聖遺物一つの流れで、七巻までこのノリで進んでいくんでしょうか。
個人的にはそれよりも、途中追加の新キャラや、天海が蘇らせた武将が格好いい!

幕府側のお侍さん、堅物でしっかり者で女遊びができない感じで謎の老人に惹かれている感じですげー恰好良いです。今回謎の老人=天海が蘇らせた武将に出番を全部食われちゃったので、次回以降の出番を楽しみにしています。
謎の老人の強さに惹かれたり、遊郭の女の強さにはっと気付いてみたりとなんだかすげーかわいい。
出だしの登場具合からして彼が今回の話のボスかなーと思ってたのですが、まさか戦わずして終わるとは思わなかったw 彼が今後の話で格好良く活躍してくれるのを待つばかりです。荘介あたりと戦ってくれないかなー。刀と刀でめっちゃかっこいいと思うのですが。
いっそ敵側の成長キャラとしていてくれても良いなーと思うぐらい素敵なキャラでした。

 

それにしてもこれ、やっぱり七つの聖遺物を集めるまでの話となるんでしょうか。だとしたら七巻まで続くのかな。この速さで七巻までって何気ちょっと大変な気もするのですが大丈夫だろうか。でも歴史小説ってラノベ並に長く続くものも多い気がするので行けるのかな。
きよが記憶を取り戻したら寅太郎とのあれこれがどうなっちゃうのかというのも気になりますし、前巻ではしっかり身元を隠せていたのに今回ぽろっと漏らしちゃい気味のまりあも可愛いですしで続きが気になります。

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