日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

有能なダメ人間ほどろくでもないものはない!「魔剣の軍師と虹の兵団<アルクス・レギオン>」

 

 

MF文庫のキャンペーンで1巻まるまる読めるようになっていたので読んでみました。最近HJ文庫などでも1巻まるまる中身が読めるなんてことをよくやってるよなーというイメージ。中見せ流行ってるんでしょうか。

「魔剣の軍師」――類稀なる知略と武勇により、後世の歴史にその名を刻む天才軍師ジュリオ・ロッシの異名である。だが、彼の実像は、歴史書とはかけ離れた不埒な男。そして、そんな彼の下に集い、後の世に「虹の兵団<アルクス・レギオン>」として語り継がれる古今無双の英傑たち――修道女ラン、金獅子トリスタン、弓聖の娘ロスヴァイセ――も、負けず劣らずのアウトな連中ばかりだった。これは、亡国の地トレントから大国に反旗を翻し、歴史上、最も「けしからん」奇跡をつむぐことになる、魔剣の軍師とその仲間たちの“伝説になってはいけない伝説"。奇才が贈る衝撃のファンタジー戦記、爆誕!

 

有能なダメ人間ほどろくでもないものはないな! と爆笑しながら読んでいました。

ヒロインを誘う、というか半ば攫った主人公ジュリオはシモネタOK不埒男。でも不埒男とは書いてますが、そこまで不埒なことはしないしどちらかと言うとゲスい感じなので問題無いです。他の人がヒロインの尻さわろうとすれば、その前にヒロインの尻にてつのトゲ付き盾仕込ませるぐらいにはしっかりしてます。
ヒロインは妄想癖ありと公式サイトには書いてますが、ふつーにまともな感じのある女の子。前半少々妄想癖出てますが、後半になるにつれてふつーにかわいい女の子になっていきます。
表紙見た感じもしかしてハーレムなのかな? と思ったのですが、そんなことなく、主人公とヒロインほぼ相思相愛なかんじです。ハーレムモノだと余った子が可哀相でたまんなくなるので、そういうことがない感じだとホッとします。いやちょっとそこまででもないか? でも主人公とヒロイン相思相愛です。見ててほっとする。

全体的なギャグが読んでてすごく気が楽。
投げっぱなしギャグは頼むから誰か突っ込んでくれと思ってしまうのですが、この話のギャグは誰かしらがしっかりとツッコミを入れてくれるので読んでてすげースッキリします。ツッコミも持ち回りだから良い。楽。

 

タイトルに軍師とあるから三顧の礼でもするのかなって思ってたら、まさか礼をする側とはおもわなんだ。最近竹中半兵衛モノを何冊か読んでたので、逆を突かれて笑ってしまいました。
軍師ものと言えば竹中半兵衛関連をいくつか読んでたんですが、あのあたりでも軍師軍師言うても結構みんな動いてて。その意味でも、この話も一人軍配をふるうだけではなくまえへと動いていて良かったです。相手の裏をかく攻撃とかしっかりしてくれてますし。

 

後半からはがっつりシリアス。シリアスの中にもギャグを挟んでくれているから少し気が紛れるものの、人が死ぬ生きるの戦闘が始まります。
その中でも、圧倒的強さを持つ味方の人たち、挟まれるギャグできっついのを読める感じ。
最初文章がこれどうよ? と思ったのですが後半まで辿り着く頃には全く気にならず、ラストまで一気読みしていました。

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