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日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

真田十勇士

見たもの-舞台 見たもの

舞台「真田十勇士」|TBSテレビ:赤坂ACTシアター

大坂、夏の陣から400年
魂を揺さぶる伝説の舞台が早くも再演!

忠を尽くし、義を貫き、愛と仲間を信じた熱き男たちの生き様を描いた舞台「真田十勇士」。
昨年夏、観るものを戦国の世へ導き、魂に残るかつてない感動をもたらした。
詭計策略で知られる名将・真田幸村上川隆也)と彼のもとに集まった10人の勇士たちの気高い志と情、
徳川の世を推し進めようとし豊臣宗家を根絶やしにしようとする徳川家康里見浩太朗)とのひと時も目が離せない激闘が、肉体の限界に挑んだ傾斜舞台上で熱くほとばしる!
2013年度ナンバー1の聞こえの高い舞台「真田十勇士」。

熱烈な要望に答え2015年新春、絶対に見逃せない戦いが、再び……


上川隆也 (真田幸村
 
柳下 大 (猿飛佐助)
黒川芽以 (ハナ・花風)
 
葛山信吾 (霧隠才蔵
山口馬木也服部半蔵
松田賢二 (由利鎌之助
 
渡部 秀 (真田大助
相馬圭祐 (豊臣秀頼
 
小須田康人大野修理治長)
粟根まこと根津甚八
鈴木健介 (望月六郎
吉田メタル三好清海入道
俊藤光利 (大野治房)
佐藤銀平 (三好伊佐入道) 
玉置玲央 (穴山小介
三津谷亮 (筧 十蔵)
 
賀来千香子(淀の方)
 
里見浩太朗徳川家康
 
ほか

 圧倒的舞台

初演も見たのでこれで二度目にあたります。

相変わらずからりと乾いた冬の風のような物語でした!
1幕75分、20分休憩、2幕95分だったはず。長丁場なのに全くそれを感じさせない密度でした。

キャストは一部変更一部そのまま。
変更キャストさんちょこちょこいたけど物語の雰囲気ぜんぜん変わってませんでした。ヒロインの変更もどうなるかと思ったけど今回の芽以ちゃんもかわいかったです。

殺陣の種類が十勇士全員それなりに変化付けてあって素敵でした。

 

キャラについて

殺陣

幸村様は正当派で、見せ方重視だなーとも思うけれどもばっさばっさと断ち切る。左右に思い切り刀振るって、くるっくるって回ってととても鮮やかでした。衣装が赤いことも相まってとても映える。1幕のほうの戦いのときの、白地に赤く染められた衣装での殺陣がほんとに美しかったし、大将登場! という雰囲気で奥から槍を持ってでてくるところ格好良かった。
その息子大助もかなり正当派、そのくせ鮮やかさとかはぜんぜんない質素剛健きちんとした動きをしているなとおもいました。前回もそこまで刀使えてるふうでもなかったのに、今回はしっかり腰を落として足を広げて刀を使って槍も持ってと成長具合に涙しました。
六郎さんは扇スタイルおもしろかったんですけど、あの人何気首狙いの一撃必殺スタイルでした。よく見てたら首をしっかり狙っていっていました。
鎌之介はあの鎖鎌で絶対面倒くさそうなのに使いこなしてるし、十蔵さんはなんだあれ……なんであの人一輪車に乗ってくるくる回って走って下がって後ろ向きに坂をかけあがってバンバン打ちながら続いて刀に切り替えてくるくる回って、って化け物ですか。かくじつに一輪車のシーンの時間増えていました。前回みたときにもきれいな人だなとは思ってましたが進化したというか悪化したというか。才蔵は逆手持ちなんですね。あまり斬ったりなんだりの動きはせずに、此処ぞというとときに視線を持っていく人。

雑多な感想

以下、まとまっていない雑多な感想です。

・佐助が箸投げた後、額に刺された奴抜いて才蔵に「どうしよ!?」「唾でもつけとけ」って言われてちゃんとつけてる六郎さんと、俺のどうしよう……銃に刺さったんだけど……ってみてる十蔵ちょう楽しいな!
・幸村様、とっさの思いつき作戦語るとき結構早口になるのおもしろい。立て板に水の如しで話の邪魔されてどこか突かれたら困ると必死に話してる感じがとても好き。
・「誰のせいだと思っておる!」のとこの幸村様の扇で佐助ペシペシ、増えてる増えてるwww24がペシペシペシペシ! って感じだったけど、25はペペッペッペペペペペペペペペシ! ぐらいだった。
・ハナさんの正体ばらす前のまきびしのネタ。24日夜は「知らぬか」で目をそらしたり「おまえしか使う者はいない」とか言われてもごまかし続けるぐらいだったけど、25日は「人と話す時は人の目を見て話せ」「遠くから「まきびしきっびしー」と聞こえたが」あたりで佐助が「もうしわけありませんでした」と頭を下げる。爆笑。
・家康の理論は一理ある、というか完璧にできあがってて、だからこそ幸村様の得意のはったり出任せ思いつきの謀略がいっさい使えない相手なんだろうな。できあがっているものに突貫工事のものは弱い。
・酔っぱらい幸村様、24夜と25で酔っぱらい具合違ってた。25のが酔ってた。家康物まねの「この俺の首を取ってみよ、とまで言っていたのだ」のところ、24夜は家康の声まねしてたけど25はしてなかった。
・佐助を追いかけるときとかに十蔵行かされてるけど結局その後十蔵ついてきてないってことは、ある程度の地点で幸村様が追いついて「おまえは戻れ」って言ったのだろうか。
・ちょっとこのあたりであんまりにもみんなが安易に命を捨てること、主人公のために死ぬことを覚悟しすぎじゃないかなって思うんだけど、戦国時代の価値観だとそういうものかもしれない。
・「才蔵、貴様の命も捨ててもらわねばならぬが」のとき幸村様ってばちらりと才蔵に目配せしてるんだよ! この時点ですでに策は動き出してたのか。でも才蔵が小介と尽八を巻き込んだのは、この後二人に話しかけてからかなと思う。
・よくよく思い出してみれば小介と尽八、どちらも「幸村様は家康に名を売って高く買わせようとしているはずだ!」とは最初から言っているけれども自分の命が惜しいとは言っていない、さらにこいつらずっと幸村様についていくというポジションを崩したことはない(それは最初から幸村配下之全員が同じ)。誰も幸村から寝返るということは最初から考えてすらいなかったのか。
・十蔵は基本的に身が軽い設定なのかどこにでもいける設定なのか、情報を持ってくるのもどこかに伝えにいくのもとっさに走らされるのもだいたい彼な気がする。真田丸工事の最中に「銃にしか興味のないおまえが~」って言われてた割に佐助と仲良さげだし、なにかあると才蔵にどうしようとばかりに近づいたりしているし、結構ふつうの子なかんじ。
・ハナと佐助がぐだぐだラブシーンやっているところ、半蔵の「早くしろ!」類の言葉に非常にうなずいた。彼からしたら自分の部下と標的対象のらぶいちゃストーリーなんて殺すしかねえってなるよなわかるわかる。お疲れさまです。
・戦いで「死に花咲かせてやろう。ただし、そう簡単には散らないがな!」という幸村様格好良かったです。美しかったし背中に炎背負ってらした。格好良かった。一人を生かすために十勇士どころか大阪城の人間全員死なす、それは半蔵らが家康側に寝返るときに言った通りに物狂いになっていると思う。でもそうすることで、もう残らないかもしれない秀吉の血を残すのならば、違うなこれは現代人の考えだ、やっぱり彼らの考えは私にはわからないけど、すごく格好良かった。そして全員がどうあがいても死ぬとわかっているのに鬼気迫る表情で、負け戦の空気などいっさいないのが恐ろしかった。
・全員の死体を呆然と眺める幸村様で泣かされた。本当に呆然と眺めてる。そんで彼らの最期におとされたライトがずっと消えないのがつらい。幸村様が、大助の頭のそばにひざをついて、そっと顔をなでて目を閉じさせて頭をなでたところ泣いた。
・そこからの幸村様がすごかった。ずっとすごかった。鬼気迫ってた。刺されても刺されても動いて、動かなくなったから近づこうとしてもまた起きあがって、何度も何度も動いて、怖かったし絶対にただでは死んでやらないって恐ろしかったし、ただただ痛かったし悲しかった。勇士たちの死体を前に無様な姿は見せられないとばかりに大将が戦い続けるのはつらかった。もういいからって何回も思ったし、彼らはそこまでして戦わなきゃならないのかって思ったし、ああもう、でも家康に言われたとおり彼にはっていうか彼らにはその生き方しかなかったんだろうなとも思った。たぶんそれ以外で生きていく方法なんてないんだろうけれども。
・最後、幸村様を中心にVの字になって見栄を切ってから佐助が中央を通って幸村様の隣にくるところ、みんなの顔を順々に佐助が見ながら歩いてくるのが好き。つらい。

 

劇場について

赤坂ACTシアター。初演と同じ場所でした。駅は赤坂駅から目の前、というか階段を出たら本当にすぐそこ。赤坂見附からは少し歩くことになります。
暇な時間は近くにあるTBCに行ってと思ったのでしたが、見れるものはさほどありませんでした。ついての時間つぶしだったら赤坂サカスだと食べる場所もTSUTAYAもコンビニもあるので良いかと。

一階席は階段を降りて。一階のロビーではちょっとした飲食物も売っています。
今回は一階席下手側、真ん中らへんの列。双眼鏡はあると嬉しい感じ。劇場自体が広いので無いよりはあったほうがいい。椅子は柔らかくて尻が痛くならないし、何よりそんなことを考えている暇もなく舞台に見入っていました。

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