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ミステリーステージ 舞台 名探偵コナン

ミステリーステージ 名探偵コナン ~殺意の開演ベル~ | 公式ホームページ

国民的コミック『名探偵コナン』のミステリーステージが誕生!

観客自身が謎を解く、本格リアルミステリー!!

……その日、新宿 紀伊國屋サザンシアターでは、人気劇団「流線型ピーナッツ」の公演が行われていた。
この公演を観るために劇場を目指す、コナン、蘭、そしてあなた。
これから劇場で起こる惨劇を知る由もなく、楽しみにしていた舞台に胸ときめかせ、あなたは劇場に辿り着く。
そこに鳴り響く、殺意の開演ベル。

上演中に発生した謎の殺人事件!

不可解な状況。食い違う証言。以前から起きていたという劇団での不審事件。
事件の容疑者であり目撃者となった観客たちは、劇場を出ることを許されない。
あなたは探偵として、コナンの協力を得ながらこの事件の謎を解明しなくてはならない!


[原案・原作]青山剛昌 [演出]村上大樹 [劇作・脚本]森ハヤシ
[出演]沢井美優 / 大山真志 / 藤田玲 / 根本正勝 / メイビ / 浜本ゆたか / 綾田俊樹 / 高山みなみ(声の出演) / 山崎和佳奈(声の出演)

以上ぴあより。


※以下の感想には、休憩前の事件部分に出てくる内容のネタバレがあります。トリック・犯人には言及していませんが、被害者・殺害方法については言及しています。

ざっくりとした感想としては、面白かった!

観客が舞台を見ていながらも事件に巻き込まれるという形でした。以前沢井美優ちゃんが出演している別の舞台「おれの舞台」でも同じような形態のがあったのですが、それとはまた違う形。
トリックその他に突っ込みどころはあるものの、物語としては面白かったしすごく好みでした。

客層が普段行く舞台とは違っていて興味深かったです。小学生以下特典有りとあるように小学生にも向けて作られてるようで家族連れがいたり、推理が好きらしい男性数人組がいたり、カップルっぽい二人組がいたりと面白かったです。
その分舞台なれしてないので舞台のマナー知らないようでちょっとそれは……と思う部分が有りましたがそれは後述。その部分もうちょっと行って欲しかったなーとか。

 

トリックそこらについて

トリックはいやいやいやいやちょっとまてよwwwwと言わざるをえねえ。
青酸性毒物というと恐らく青酸カリなんでしょうが、これってネットとか見る限り酸性のものと反応することによって毒性を発生するそうで。となると注射では毒にはならないのでは。
首筋に注射ということは筋肉注射になるか血液への注射になるかだと思うんですが、それだと死なないのでは。

犯人は、まず最低限二人には簡単に絞れました。残りの二人のなかからどちらにするかという感じでした。ただ、休憩時間に配布される推理シート見るまではトリック完璧に誤解してました。
注射は引掛けで実際は飲ませたと思ってたのに! だって青酸カリだから!

 

話について

観客を巻き込むという部分ではあんまりうまくないなーと。普通にステージ上で物語が進んでいるのに突然引きずり込まれる感じがしました。今まで死体も何もかも普通に観客の前に晒していたのに、いまさらながらお客さんが見てるから……って言い出したりとか。
引きずり込むならもう少し自然にやってほしい。客を物語に入れる部分だけ夏休みのヒーローショーになってる。

コナンを物語から排除する方法は巧いなって思いました。そうじゃないとコナンがさっさと解決しちゃいますからねw 蘭の方向音痴とか、紀伊國屋サザンシアター紀伊國屋ホールの名前がすごく良く似てるのをうまく使ってるなとw 実際自分も間違えかけたのでw

 

キャラクターについて

※ぴあのキャスト紹介順です。

鷹島みのり

徹底的に傍観者。絶対に犯人でもないし被害者でもないだろうと言い切れるだけの傍観者。一応楽屋荒らしの被害にはあってますが、それ以外については本当にただただ流線型ピーナッツを傍から見ている人。
メインで客に一番近いキャラだとは思うんですが全く感情移入できませんでした。
一応今まで一緒に芝居練習してきたり言い寄ってきたりした相手が目の前で死んだらもうちょっと動揺するんじゃないのかなあ。すごくすぐに立ち直って犯人探し!ってキリッとするあたりちょっとこわい。みのりちゃんが犯人じゃないかと疑われているから仕方ないっちゃ仕方ないかもだけど全体的に他人ごと。
彼女は、流線型ピーナッツは流線型ピーナッツという劇団として好きで、個人一人ひとりは別に好きではないんだろうという印象。

鹿賀修一

迫力あるなーこの人。演技している時の様子が声低めで、通常の鹿賀さんのときと比べて迫力あるッ!ってかんじで好き。
とにかくまず話す人なのかな。あんまり頭はよくなさそう。あんまり物事考えずに口に出してる部分時折ありそうな人だった。
最後の四人の物語が序盤見ただけでも面白そうだったから最後まで見てみたかったんだけど、あの脚本自体鶴見が変更させたものだから鹿賀部分は設定部分しか残ってないのかも。

鶴見庸

めっっっちゃ嫌なやつwwwwww絵に描いたような嫌なやつ、絵に描いたようなコナンの被害者wそして実際被害者。鯨井の「みんな鶴見さんを殺す理由があった」って、要するにみんなから死ねと思われるほど嫌われてたって傍からは見えてたってことでどんだけ性格悪いやつだよと。実際殺す理由のお披露目でさんざん嫌なやつだったしw
すっごい調子載ってる嫌なやつってかんじ。でも最後の部分見たら嫌いにはなれない。
カプチーノじゃなくカフェラテ派らしいけど甘いもの好きなんだろうか。
アクションがとにかくすごかった! 演技はそこまで巧いわけじゃないみたいな言われようだったけどアクションは本当にすごかった! サーベルで切りつけた後のくるくるっと回して持ち直すところとか、肩より少し下の高さでサーベルを持つところとか、ハイキックとかすごかったよ! さすが涼邑零@牙狼

猪原大地

前半は全く目立たなかったけれども後半に一気に出番がある人。前半本当に空気というか、アンドロイドの演技で爆笑したことと多種多様な調味料で笑ったことしか覚えていない。
本当にずっと笑顔の人なんですよね。笑顔か無表情。それだけでいろんな感情出している人。好きなものについて話された時に一気に嬉しそうな顔になる割に自分よりそれが詳しいとわかるとなるとすぐに表情が曇ったあたりお前ただのオタクじゃないのかwww
アンドロイドの演技すごかったです、ガシャコン、ガシャコンって動き全部面白かった。鹿賀さんの変更前の脚本だったらどういう演技をしてたのかは気になる。アンドロイド風の人っていうの全部鶴見が変えさせた脚本部分みたいだし。
何考えてるかは最後まで見ても全然わかんなかったなあ。なんでそうなるんだろう。あと、多分調べとか足りてない人。

蝶野道雄

ツッコミの人。とにかくツッコミの人。頭の回転は絶対めちゃくちゃ速い。みのりちゃんの発言に即座にツッコミ入れたり蝦塚刑事の発言に即座に突っ込んだりものすごく回転速い。しかも巧い。
演技自体はうまくないって言われてるけど十分オカマ役巧かったよ! 出てきた瞬間笑っちゃった。特に芝居しなくても良いだろう場面でも芝居し続ける人だったし、この人も猪原さnほどじゃなくとも演技巧いと思うんだけどなあ。
みのりちゃんとの諸々あたりは予想してたけど笑っちゃったw

鯨井

なんかもう、この話のギャグ担当だったよね? この人がいたからまだ明るく話収められたんだよね? と思っちゃう人だよ本当に。
詳しくは書かないけど事件解決部分の最後の最後でこの人がいなかったらもっと暗くなってた。手をおろしたあのあとあの空気のまま終わってたらもっと沈み込んでた。本当にこの人がいてよかった。
でも、この人がいて、楽屋泥棒があって、それでも決行されたんだからそれだけあの人の決意も固かったのかなとか。
回を重ねるごとに頭にかぶってる布芸増してってて面白かったw本当にこの人が癒やしで笑いだった。いなかったら絶対辛かった。いてくれてよかった。

蝦塚刑事

ねえ鑑識のお姉さんとはどんな関係なんですか。いやまじで。
この人もほぼ完璧にギャグ担当でした。シリアスシーン殆ど無い。刑事さんとブタカンさんがいて本当に良かった。

 

客層について

前述したとおり、客層はとても広かったです。

親子連れや男性グループ、カップルや役者ファンらしい女性グループなど。キャストについておしゃべりしてるグループがいたり、トリックに対して始まる前から予想しているグループがいたり、通路を歩く子供がいたりでした。
舞台は何回か行ったことがあるのですが、それとは違い舞台中のマナーはあんまり良くなかったです。
始まる前とはいえフラッシュたいてカメラでステージを写したり、お子さんが「犯人あいつ!」と甲高い声を上げたり、解決編の最中に「あ~!」「そういうことか~」と周りに聞こえる声量で話し合う男性がいたり、前後左右に揺れ続ける体格の良い方がいたりと、なんかまあ。

ただ、舞台というよりもミステリーステージなんですよね。観客参加型のイベントと考えれば良かったのかも。実際若手俳優舞台につきものなパンフレットや写真の販売もありませんでしたし。欲しかったよ! 役者陣、男女共に人気どころも使ってるのに!
始まる前にコナンと蘭による舞台注意はあったんですが、もうちょっとお静かに程度の話も入れて欲しかったなーと思います。ていうかカメラはほんとびっくりした……。

 

劇場について

紀伊國屋サザンシアター。劇中でネタにされてたけど紀伊国屋ホールとは別のところ。歩いて移動すると結構時間かかるので、間違ったらとても危険。
紀伊國屋書店のエスカレーターに乗って、もしくは隣の東急ハンズの途中から続いている連絡通路を通って行く事になります。紀伊國屋書店内のエレベーターは、ちらっと見ただけで乗ってはいないのですがどうも会場目の前に出ることになるっぽいです。

今回はオール上手側、一桁前半列の席が殆どでした。
確か4列目か5列目ぐらいのところで段差があるので、それより手前だと前の人の座高が大きい場合見づらいです。段差があるだけでぜんぜん違う。
上手側でも下手側は双眼鏡無しでちゃんと見えます。見やすい舞台だなと思いました。

ロビーは狭め。座席は座っていても特に腰が痛いとかはありませんでした。

 

少しだけネタバレ

 鶴見はどうしてあんなわんこじみた状態からあそこまでひねくれちゃったんだろうなって思います。すごく流線型ピーナッツを大好きで憧れて今でも嫉妬するぐらい追いかけてるのに。だからこそなのかな。いくら頑張っても見てもらえなくて中心にいる猪原が羨ましくてたまらなくてなんだろうか。だからああなりたくて全部奪おうとした、なのか。
みのりちゃんの前で本音を吐露するところから気合入れするまでの流れがもうずっと泣きながら見ていました。肩を落として下手から下がっていった猪原さんが、中央ドアから笑顔で出てきて「鶴見ー、起きろ鶴見」ってやるのでどうしても泣いてしまう。
気合入れのところで、猪原さんが鶴見をじーっと見てるのがいろんな感情こもってそうで辛い。手をおろしたあとに鶴見が過去編の頃の真っ直ぐな背筋を丸めて歩き出し、猪原さんが顔を伏せて下手へと移動し、鹿賀は天を仰いで蝶野は座り込むのすごい見ててきつい。

解決編の過去描写本当に見ててつっらいんだよなあ……。

 

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