日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

王子降臨 2 王子再臨 (ガガガ文庫)

 

王子降臨 2 王子再臨 (ガガガ文庫)

王子降臨 2 王子再臨 (ガガガ文庫)

 

 戦国の城廓にて「王子」堕つ!!ときは戦国。かつてその世には王子がいた。地獄の如き末世を、美の輝きで導いた、高貴にして麗しき青年が。彼は再び舞い降 りる。民らに仇なす城主のもとに!だが見よ!王子の美貌に惑うべからず。王子の美貌は悪鬼のささやき。麗しき王子の輝きは、時に心を惑わす。今宵、王子の 美貌は光となって、民らの希望を焼き尽くす!しかし、希望は決して絶えぬ。胸に光を湛える限り。民らのもとに舞い降りた、武士の誓いと聖女の愛が、王子の 本性を暴き出す。美しすぎる時代劇、ここに再臨!!

相変わらずすごかった!
出だしとラストで大爆笑させる割に中盤はまともだし、そしてラストはホモでした。

主人公のガチムチ侍弥五郎さんがヒロインです(イラストレーターさん談)。弥五郎さんは自分の齢十五のショタ主君に恋しています。ショタ主君は王子に惚れます。良い感じに傍観者的な悪の参謀役みたいなおっさんは中性的な美少年を数十人はべらせています。
ホモしかいない。

前の巻はたぶん釜と一緒に爆散した松永久秀がモデルだったんだろうなって感じですが、今回の黒瓜さんのモデルは誰だろう。黒瓜さんみてたらかわいくなっちゃいました。
最初は悪役っぽかったのに最終的に道化になって、哀れに死んでく黒瓜さん。くろうり→クロウリーとかですかね?


さくさくと登場人物を殺すあたり潔くて好きです。ちゃんと伏線はっててそれを回収するんですよね……こんな内容なのに。
『光輝? 否。それは高貴!』『その超強烈な流し目の光線を受け、性感帯をつつかれたような刺激が前進を駆け巡った。弥五郎の逞しい胸板の上で乳首がぴんと立つ。』『(水が恥じらっておる!)』『だが男の股間の大脇差は』
こんな内容です。意味が分からないよ!

王子が1巻では民を救うために動き、そのために皆が――みたいな話だったおかげで今回も王子は民の為に動いているのではないか、でも王子今回めちゃくちゃブラックだね? どういうこと? それに確かにそういう視点で見れば前の巻の王子も悪役っぽいし……というかんじですごく話自体面白かったです。
この作者本当に話うまいなー。突拍子もなくてぶっ飛んでてありえねー中身なのにちゃんと話ができあがってて伏線張られてて物語ができあがってて、しかし主人公の原動力が降臨も再臨もホモってのはどういう了見だ。作者大丈夫か。
あと、だいたいの王子の不可思議事象を「それは王子だからだ!」でなんとかするのはやめていただきたい。読んでいる内に本当にそれで会ってるように思えてきて「そうだな、これは王子だしな! 王子ならば当然だ!」って思えてきてこわい。王子だしな。


いちおうこれたしか少年向けラノベレーベルからでてるんだよな? って何回確認してもガガガ文庫だから少年向けなんですけど、本当どういうこっちゃ。股間の大脇差。
でもよくよく考えたらガガガはすでに同時発売人形遣い(女子同士のキスシーン有り)、され竜(「四肢をもいで尻を犯し、口癖は『早く殺してくださいバモーゾ様』にしてあげる!」)、ペロペロ山根がいるんだった。ガガガアウトだった。知ってた。
とりあえずラノベ読んで笑いたい人にはぴったりです。読み終わってから「自分はなにをしていたんだ……?」って我に返るまでの時間を含めて王子降臨です。


王子降臨の名文「小姓一人分、王子の方がうつくしかった」に勝る文章があるかとwktkして読み始めたのにだいたいの文章がさらに上回りパワーを持ち圧倒的迫力でぶちかましてきました。これが、これが王子の持つパワー……!

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