日々放置プレイ

読んだ本と見た舞台の感想

読書-歴史小説

乱 矢野 隆

少年時代を独り野生児として育った虎が、ある日村人に捕まってしまう。その窮地を四郎という少年に助けられる。天草四郎と虎の出会いだった。そのころ、島原と天草の切支丹に対する迫害は苛烈を極め、公儀への反抗が企てられつつあった。他方、老中・松平信…

ぐでんに候 けんか安兵衛事件帖 (角川文庫)亀かずお

父と姉の無念を晴らさんと越後新発田を出奔した中山安兵衛。江戸は浅草の長屋に「よろず相談所」の看板を掲げ、日々の糧と酒代を稼いでいるが、世話好きのおかん婆さんが持ち込む喧嘩仲裁の仕事が、とんでもない事件へと安兵衛を導く。藩の御家騒動、三年越…

決戦!本能寺(講談社)葉室麟, 冲方丁, 伊東潤, 宮本昌孝, 天野純希, 矢野隆, 木下昌輝

天正十年六月二日(一五八二年六月二十一日)。戦国のいちばん長い夜―本能寺の変。天下人となる目前の織田信長を、討った男、守った男。その生き様には、人間の変わることのない野心と業が滲み出る。名手七人による決戦!第3弾。 歴史小説、アンソロジー。 7人…

戦飯 (実業之日本社文庫)守屋 弘太郎

うま~い飯が、史実を変える? 期待の隠し玉新人が送る戦国×飯×エンタメ登場! ――超高身長・2メートル近い恵体を誇る管理栄養士・緒方直哉は悩んでいた。 妹の結婚式を彩るウェディングケーキを兄自ら考案することになったのは良いものの、ちっとも納得のいく…

長篠の四人 信長の難題

歴史に残る長篠の戦い。武田勝頼と徳川家康の戦いに増援に駆けつけた信長は、いつもどおりさわやかな顔で無理難題をふっかける。 「織田の味方を一人も損ぜずに武田に勝て」 戦力の差は目に見えている。しかも武田に買ったことなんて無い。ろくでもねえ無理…

三匹の守役 (招き猫文庫)

生真面目な青年、遊び人の適当な男、平凡で冴えない中年男。舞谷藩江戸勤めの取柄のない3人。彼らが何故か、世継ぎを巡り暗殺の噂もある、側室の2歳の子息を市中にかくまい育てることになった。戸惑い慌てながらも次第に募る愛情。その時、若君の身に起こる…

秀頼、西へ

戦国末期。天下を手中にしようとしていた徳川家康は、大坂城に配下の者を忍び込ませた。一方、真田大助は、父・幸村より、落城の際には秀頼を連れ出し落ち延びよ、という密命を受ける。目指すは薩摩、島津家の元。燃えさかる大坂城を脱出した一行は西へ―。誰…

ばけもの好む中将 参 天狗の神隠し (集英社文庫)

怪異が大好きな変わり者の中将・宣能に気に入られてしまった中流貴族の青年・宗孝。宗孝の姉が、山で「茸の精」を見たと聞き、真相を確かめに向かう宣能と宗孝だが……。平安冒険ミステリー第3弾! 前の巻はこちら。 ばけもの好む中将 弐 姑獲鳥と牛鬼 (集英社…

ばけもの好む中将 弐 姑獲鳥と牛鬼 (集英社文庫)

怪異大好きの変人中将・宣能に気に入られてしまった青年貴族の宗孝。「泣く石」の噂を確かめに二人で向かった都の外れで出会ったのは、妖怪ではなく何やら訳ありらしい赤子。成り行きで預かる事になった宗孝だが、その子は中将の隠し子かもしれず…。しかも姉…

江戸剣客遊戯(2) 侍ふたり、暴れて候

近頃市中を騒がす辻斬り。その現場を茶屋の看板娘お里が見てしまったことでその身が危うくなった。近侍を務める新伍に請われ、彼女の護衛をすることとなった柊虎之介。彼が転がり込んだのは、よりにもよって橘隆志郎の長屋だった。天の悪意と呼ばれたふたり…

親不孝長屋――人情時代小説傑作選

岡場所上がりの継母と継子のすれ違い(「おっ母、すまねえ」)。妹弟から冷たい仕打ちを受ける行き遅れの長女の行く末(「邪魔っけ」)。料理屋に奉公した十七の娘とワケありの老父とに降りかかる難儀(「左の腕」)。元芸妓の女房を持つ棒手振り魚屋の定次郎は、…

江戸剣客遊戯 (1) 侍ふたり、跳ねて候

時は江戸時代。 気楽な浪人隆志郎は、今日も金稼ぎのことを考えつつ、きな臭い火事を見に来たところ、男たちに囲まれている老人と少年を助ける。金の匂いがすると思った隆志郎は、そのまま彼らを自分の長屋へと匿うこととする。 戦い好きの江戸詰侍虎之介は…

ばけもの好む中将―平安不思議めぐり(1)

十二人の姉を持つこと以外平凡な貴族である宗孝がある日出会ったのは、外見イケメン家柄もよく他人への対応も良いという完璧な貴公子であるはずなのに、化物が好きという変わり者な点がある青年・左近衛中将宣能。ちょっとした怪異絡みの事件で彼と出会って…

ちょんまげ、くろにくる ぽんぽこ もののけ江戸語り(3)

美形の剣士小次郎と、化け狸娘ぽんぽこ。二人が今度戦うのは、江戸城を乗っ取った葛葉姫という化け物。葛葉姫は江戸の町の上空に燃える衣を舞わせ、このままでは江戸の町は火事になるぞと彼らを脅す。小次郎は、気の強い女剣士弥生と、柳生流の剣士廉也、そ…

幻の城 -大阪夏の陣異聞

もっと歴史舞台で幻の城の上演されるということで、今年初めに見た真田十勇士で真田幸村に興味を持っていたこともあり読んでみました。 時は戦国、大阪の陣の始まる頃。大阪城に入った幸村は、現状の大阪城のまとまらなさを憂い、誰かちょうどいい総大将はい…

犬同心 奔る! お蘭と研吾

五代将軍綱吉公が世を去って一年――。生類憐みの令が撤廃された江戸の町を、純白の紀州犬とともに駆け抜ける若き同心の姿があった。心優しく、正義感溢れ、人の善を信じて疑わない犬飼研吾と忠実な愛犬・お蘭。父の死の謎を追う研吾らの前に立ちはだかる事件…

鳳雛の夢

鳳雛(ほうすう)の夢作者: 上田秀人出版社/メーカー: 光文社発売日: 2014/11/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 宮城の武将といえば、伊達政宗。現在も青葉城址には騎馬像が立っているし、未だに仙台駅前での待ち合わせ場所といえば「伊達…

ちょんまげ、ちょうだい ぽんぽこ もののけ江戸語り(1)

ちょんまげ、ちょうだい ぽんぽこ もののけ江戸語り (角川文庫)作者: 高橋由太,Tobi出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2011/11/25メディア: 文庫 クリック: 86回この商品を含むブログ (17件) を見る 美貌の貧乏剣士小次郎と、外…

火ノ児の剣

火ノ児の剣 (講談社文庫)作者: 中路啓太出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/12/15メディア: 文庫この商品を含むブログを見る あらすじに牧野成貞の名前があるから読んでみました。 牧野成貞といえばあの犬将軍徳川綱吉の側用人。元禄赤穂事件の頃はすでに…

侍vsキリシタン!「くるすの残光 月の聖槍」

くるすの残光 月の聖槍 作者: 仁木英之 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2012/02/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 時は寛永二十(一六四三)年二月。家光を頂点とする幕府はいまだ切支丹の影におびえ続けていた。一方、島原の乱の生き…

ニンジャvsキリシタン!「くるすの残光」

くるすの残光 天草忍法伝 作者: 仁木英之 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2011/02/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 7回 この商品を含むブログ (7件) を見る 寛永十九(一六四二)年の春、天下泰平のお江戸は活気あふれる下町の貧乏長屋に、ひ…

誰しも向いている場所がある「入り婿侍商い帖」

入り婿侍商い帖 (1) (新時代小説文庫) 作者: 千野隆司,浅野隆広 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房 発売日: 2014/09/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 旗本家の次男・角次郎は春米屋の主人・大黒屋善兵衛に見込まれて、婿入りした。米屋の…

死ぬものが忠臣ならば、生きる者もまた忠臣「最後の忠臣蔵」

最後の忠臣蔵 (角川文庫) 作者: 池宮彰一郎 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2004/10 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 50回 この商品を含むブログ (8件) を見る 忠臣蔵物語のその先の物語 ちょっと前の記事で「その日の吉良上野介」を読んだと書いた…

その日の吉良上野介 (角川文庫)

その日の吉良上野介 (角川文庫) 作者: 池宮彰一郎 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2004/06 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 11回 この商品を含むブログ (5件) を見る 浅野の刃傷沙汰から二年足らず、収賄の噂により役職を解かれた吉良は、隠居にあた…

ホトガラ彦馬 写真探偵開化帳 (講談社文庫)

ホトガラ彦馬 写真探偵開化帳 (講談社文庫) 作者: 井川香四郎 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/07/13 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 明治版科学捜査官 上野彦馬シリーズ 待望のスタート!坂本龍馬の肖像を撮った男が、維新の闇に鮮やかに…

謀略の首―織田信長推理帳 (講談社文庫)

謀略の首―織田信長推理帳 (講談社文庫) 作者: 井沢元彦 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1995/09 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る 天下統一を目前にした織田信長にとって、最大にして最後の敵は一向宗の総本山石山本願寺であった。彼らを…