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【はてなブログ】Amazon商品紹介のリンクにAmazonアイコンをつける

基本の完成品

  • 画像の下に文字が回り込まなくなる
  • スマホで見た場合は画像と説明文の2カラムではなく1カラムとなる

完成画像

PC閲覧時

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スマホ閲覧時

f:id:wride:20200208190605j:plain

コード

/* amazonリンクカードの設定 */
.hatena-asin-detail {
    position: relative;
}
/* Amazonリンクカードアイコンの設定 */
.hatena-asin-detail:after{
    visibility: visible;
    position: absolute;
    right: 0.5em;
    bottom: 1.3em;
    font-size: 45px; 
    font-family: blogicon;/* はてなブログに通常で読み込まれているアイコンフォント */
    color: #ccc;
    content: '\f034';
}

/* 画像の下に説明が回り込まないように */
.hatena-asin-detail>a{
    overflow: hidden;
}

.hatena-asin-detail-info{
    overflow: hidden;
}

/* スマホのときは1カラムにする */
@media screen and (max-width: 480px) {
    .hatena-asin-detail>a{
        display: block;
        text-align: center;
        width: 100%;
    }
    .hatena-asin-detail .hatena-asin-detail-image {
        float: none;
    }
}

おまけ:影付き

格好つけてみようと影を追加したもの

完成画像

PC閲覧時

f:id:wride:20200208191106j:plain

スマホ閲覧時

f:id:wride:20200208191107j:plain

コード

基本のコードに下記を追加する

/* 影をつける */
.hatena-asin-detail {
    box-shadow: 5px 5px 5px #ccc;
}

 

最近はヨメレバカエレバを使っているのでほぼ利用していないのですけど、どういうわけかいじくってました。

セコム姉によるヒロインのためのフラグ叩き折り乙女ゲー「乙女ゲームの世界でヒロインの姉としてフラグを折っています。 (ビーズログ文庫アリス) 藤原 惟光」

あらすじ

可愛いヒロイン(妹)のために、攻略キャラとのフラグを折りまくります!

妹は前世でハマリ込んでいた乙女ゲームの最推しヒロイン。
そして私は姉の真梨香に転生した!
でも、このゲームの攻略キャラはヤンデレ王子や傲慢バカなど――ろくな男がいない!!
そんな『残念男』達のルートに突入すれば、可愛い妹は辛い思いをしてしまう。ならばいっそ、攻略キャラとのフラグを折ってしまえ!

そうして、攻略キャラ全員の様子を伺えるポジション=生徒会に潜入したけれど、なんだかゲームの設定とは違うような……!?

圧倒的フラグ折り力

セコムと呼ばれるポジションがある。
特定キャラに対して過剰な保護意識を抱いて、近づく敵っぽいやつやら恋愛的に興味がありそうなキャラやらを片っ端から遠ざけるタイプのキャラクター。ピクシブ辞典を見るとだいたい詳しく載っている→セコム (せこむ)とは【ピクシブ百科事典】
そして、この物語の主人公は、妹のセコムだ。

 

推しゲーの推しキャラの姉に転生し、攻略キャラにはろくな男がいねえので片っ端からフラグを叩き折り続ける主人公の物語。
方向性があまりにトンチキすぎて面白い。恋愛を邪魔するという意味ではとても正しく悪役令嬢をしている主人公だ。

 転生してよかったと思うのは、ゲーム画面では顔アイコンと、イベントスチルの一部、設定資料などでしか見ることができなかったヒロインの姿が、いろんな角度、表情で拝めることである。しかも全編フル動画。

そりゃあ相当幸せだろうなあ!
主人公の推しはヒロイン。そう、ヒロイン。攻略キャラでもなければ脇キャラでもなくヒロイン。
そして主人公の現在ポジションは、ヒロインちゃんの姉。

 攻略対象のイケメンたちでは私の可愛い桃香を幸せにはできない。それならばいっそ彼等の魔の手から大事な妹を守ってみせる、と。

転生前の記憶が蘇ると同時にそんな強い決意をしてしまった主人公が、片っ端からフラグを叩き折りまくる。

本来ならばヒロインと攻略対象が出会うポイントで攻略対象を池に叩き落としてフラグアイテムの交換を阻止し、本来ならばヒロインがパーティに制服で参加したことをバカにされるイベントが発生するのでその前に自分が同じ学校に入学した上で制服で参加し他にも同じようなことをする生徒を増やそうとし、特待生の地位が低いならばヒロインが入学する前にあげてやると生徒会で奮闘する。
こいつ、完全に妹のために動いている。完全にすべてが妹のためになっている。

 

当然、そんな目立つことをしていれば他人から目をつけられるし、乙女ゲーの攻略キャラたちも主人公へと目を留める。
しかし主人公に見えているものはただ一つ、妹の幸せのみ。自分にモーションかけてくる女好きキャラも邪魔物にしか見えなければ、本質はヤンデレなキャラが自分になんとなく矢印を向けていても見向きもしない。こちらに興味があるふりを見せているキャラはそれ以前に出会いフラグを叩き折っているから眼中にすらない。

 もちろん、桃香が恋する相手が攻略対象だった場合は、彼女の幸せのために応援する覚悟はある。その場合は全身全霊をもってバッドエンド回避に尽力してみせる。

というものの、その前に恋するルートに入るのがとっても難しいよう出会いフラグすら潰している主人公。あまりの徹底っぷりに笑ってしまった。

ヒロインに対するフラグが折れたキャラたちは、当然のように主人公に矢印を向けてくるものの、当然主人公はそんなもの眼中にない。視界にいるのはただ一人妹であり、幸せにするべきあいては妹のみ。その徹底っぷりが面白かった。

こうなると妹が入学してから一体どんな波乱万丈が起きるのか気になりすぎる。

勿体ないのは、物語が学校でのものが大半で、主人公が最愛の相手である妹がどのぐらい可愛いのかの描写が少ないこと。もっと妹溺愛するだけ可愛いキャラだというのを見せてほしかったな。それもそれこそ続刊に期待。

 

とはいえ、発売が2017/7で現在まで続刊なしでなろう小説ということは、もうこれは続刊絶望的なのかな。Webだと続きが読めるようなのでこちらを読んでみたい。
読書メーター見る限り、もしかしてWebだとかなり開始の状況が違うっぽいし楽しみ。

僕をからかってくる後輩・佐伯さんとのゆるゆる同居ライフ「佐伯さんと、ひとつ屋根の下 I'll have Sherbet! 1 (ファミ通文庫) 九曜」

あらすじ

ちょっとHな女の子と同棲してみませんか?

高校二年生の春、ひとり暮らしを始めるはずだった僕こと弓月恭嗣は、何の冗談か不動産屋の手違いで、ひとつ年下の佐伯貴理華さんなる女の子と同居するはめになってしまった。
やたらと距離を縮めてきたがる彼女に、ささやかな抵抗を続ける僕だったが、なんと彼女も同じ高校!
学校でも家でも彼女に振り回される日々が始まって――。

常に冷静な弓月くんと、とびきりの美少女なのにちょっとHな佐伯さんが繰り広げる同棲&学園ラブ・コメディ、開幕です。

僕をからかってくる佐伯さんとのゆるゆる同居ライフ

あらすじ通りに言うならばちょっぴりえっちな言動をして僕を揺さぶってくる佐伯さんとのほのぼの同居ルームシェアライフの物語。

「弓月くん、お風呂沸いたよ」
 背中で佐伯さんの声を聞く。
「お先にどうぞ。僕はもう少し片付けておきたいので」
「じゃあ、そうする。……覗くなよぉ?」
「覗きませんよ」
「む。そっけない反応。面白くないの」
 どうやら僕はご期待にそえなかったらしく、佐伯さんの口調には若干不満の色が滲んでいた。
「これくらいで動揺してたら、このさき身が保たないでしょうからね」
   (中略)
「どうかしました?」
「一緒に入る?」
「っ!?」
 さすがにこれには平常心を保てなかった。危うくつんのめって、段ボール箱に頭から飛び込みそうになる。
「これから一緒に暮らすわけだし、親交を深めるのって大事だと思うなー。だったら、お風呂ってちょうどいいんじゃない? 学校の水着くらい持ってるでしょ?」
「な、何を……」
 本気か? と、振り返れば、彼女はぎょっとしている僕を見て、してやったりとばかりに笑っていた。また僕をからかっていたらしい。

最初っから主人公へ好感度MAXな雰囲気、もしくはからかい上手の高木さん的なテンションで迫ってくる佐伯さん。やってることはえっちぃ(男女逆ならば一発アウトのセクハラ風味ですらある)言動なのに小悪魔にならないところがすごい。ぎりぎり清楚というか、可愛いというか、そんなラインで収まっている。
これって表紙のフライさんの力もあるんだろうな。表紙で本を選ぼうとした時に最初に目に入ったフライさんのイラストが頭にあるせいで、えっちよりもどことなく簡単に折れてしまいそうな後輩の女の子の雰囲気がある。それが本文からも滲んできているのか、それとも私が表紙に目を奪われその印象を最後まで崩せなかったのかわからないけれども、佐伯さんは最初から最後まで、時々主人公を揺さぶるけれども可愛い後輩の女の子だった。

佐伯さんもギリギリのラインで可愛さを維持しているが、主人公もまたすごい。この主人公、難聴主人公ではない。
相手の考えていることを理解しているし、読者が察する程度の他者からの好意は察してくれている。おかげで読んでいて地味なストレスがなくて良かった。読んでいて楽しい。

個人的に好きなのは宝龍さん。

「お互い好きでもないのに付き合ってみた男女を、僕は知っています」
「奇遇ね。私も知っているわ」
「……茶番でしたね。あれと同じ轍は踏みたくないものです」

そんな会話を静かにこなす高校生。そんなん惚れてしまうだろ。

 

ちょっと気になったのはストーリーのほうで、あんまり話自体が進んでいるなと思えなかった。
主人公から佐伯さんへの好感度は少しずつ上がっているように思えるけれども、主人公の内面の描写が薄めで(おそらくわざと)さっぱりとした空気にされているので、どのぐらい現在佐伯さんを好きかわからない。
佐伯さんは最初から好感度がめっちゃ高い。じゃなきゃこんな雰囲気の女の子が他人と同居キメないでしょ。
キャラとキャラが近づくだとかそういうのもなく、なんとなくほのぼのとした空気の佐伯さんとの同居ライフを読むにはいいんだけど、もうちょっとそれぞれの感情が動いてほしかったかも。

そういう意味では最初は主人公へ好意はなく友情しかないような空気だったのに、佐伯さんとともにいて雰囲気が変わった(らしい、佐伯さんといる主人公しか見てないからわからないけど)主人公に対して興味を持ち、これからなにか仕掛けてくるような言葉を残した宝龍さんのこれからが気になる。

暴走ヒーロー×暴走ヒロイン×トンチキストッパー(ほぼ)不在「250年後に目覚めたら、求婚されました 魔法使いは恋愛初心者につき (ビーズログ文庫) 小野上 明夜」

あらすじ

偉大な魔法使いの血を引きながら「期待外れ」と言われ続けたメリールウ。
目覚めると目の前には仮面の伯爵の姿が!?

彼いわく、ここは彼女が眠ってから250年後の魔法が失われた世界らしい。
一夜にして私TUEEE状態になったメリールウだが、彼から「お前は貴重な存在だ」と求婚されて吹っ切れる!
どうせなら二度目の人生、楽しく前向きに生きていきます!?

暴走ヒーロー×暴走ヒロイン×トンチキストッパー(ほぼ)不在

膝に乗っけて飯を食わせながら

「とにかく、誤解しないように。俺はただ、ネリーを愛玩しているだけだ」
   (中略)
「主と愛玩動物。程よい情愛を育てるには適切な関係だろう。魔法使いにはサーヴァントはもちろん、ファミリアも付き物だからな」

と言いはるところから始まるラブコメ、ちょっとどうかしている。それに対するヒロインの発言も

「ヴィクトール様がおっしゃるとおり、魔法使いにはファミリアもつきものよ。サーヴァントの扱いが得意な家系でいらっしゃるし、いっそファミリアとして契約を結べば、すんなりエーテルの使用が可能になるかも」
「試す価値はありそうだな」

とさくさく受け入れ進んでいく。この二人とも若干ネジの外れたトンチキっぷりと、周囲の微妙なツッコミ(ちょくちょく不在になる)が面白い本だった。
ちなみにあらすじにあるような俺TUEEEEEEEE展開はあまりないというか、強いんだけどそこまで披露する箇所はないというか、過剰に演出がされてなくて読みやすかった。

 

主人公のメリールウは、とある魔術師によって250年眠らされ、なおかつ体がエーテル(魔力の源のようなもの)を溜め込みまくりアーティファクト状態になった少女。
そして現在の世界はエーテルが枯渇してしまった世界。
彼女を目覚めさせたヴィクトールは自分に『どんな女性も彼を好きになる』という地獄のような呪いをかけた張本人である魔術師を倒したいがためにメリールウを目覚めさせる。

彼女と心を通わせれば彼女の体に溜め込まれたエーテルを使って魔法が使用できる。そのためにヴィクトールはメリールウと心を通わせようと距離を縮めていくが、友人もろくにおらず女は追いかけてくるだけの相手であるヴィクトールはひたすら他人との距離の詰め方がおかしい。
そしてメリールウもメリールウで友人もろくにおらず恋人ができる前に眠らされ、なおかつ、一度死んだこの身、だったらいろんなことをしてみよう!となんにでもチャレンジ精神であるため、若干どころではなくトンチキをしてくる。
そんな二人が妙な感じに歯車があって気があってしまい、やることなすことトンチキばかりで面白かった。

主人公のメリールウが、かなりひどい現状でありながらも前述の理由によりひたすら前向きなので読んでいて楽しいし元気になれた。
トンチキ同士の会話、ズレているのか噛み合っているのか(やばい方向に)ちょっと微妙な感じで読んでてひたすら面白い。

終盤のヴィクトールが恋心を自覚してからの流れが可愛い。

「仮面を外しているのは、俺の素顔の良さを活かしたいからだ」
 堂々と言いきれるだけの美を、その姿は確かに有していた。服装は例の魔王もどき状態なのだが、禍々しい仮面に隠されていた力強い美貌は衣装に負けていない。
「メリールウ。『魅了』に惑わされず、俺と向き合ってくれる強く優しい魔法使い。お前が好きだ。だから、お前にも」
「はい、ありがとうございます!」
 かすかに眉根を寄せた真摯な告白を、メリールウはあっけらかんと受け入れる。
「認めていただけた上に、好きになってもらえて嬉しいです。だから心配なさらないで。私一人でもきっとディートリヒに勝てるよう、がんばりますから!!」

噛み合ってた会話が噛み合わない! いや今までだって噛み合ってたのか若干怪しいけれど!
ひたすらズレているような噛み合っているような、そんな流れが面白かった。

ヴィクトールはヴィクトールで迫られるばかりで自分から迫る恋愛経験が薄い故にアピール方法がずれてるあたりがめちゃくちゃに可愛いなあ。どうやったらメリールウに対して効果的か、複数種類をやって、ひとつひとつ効果のないものを潰していくあたり、完全に研究者とかそこらへんの人だわ。読んでいてめちゃくちゃ笑ってしまった。

 

メリールウについて、読んでいてずっと不安感や不穏さがつきまとっていたのだけれど、どちらもきれいに回収されたし本当に面白かった。

素では常時口喧嘩、ラジオでは仲良し営業な二人のギャップは最高カワイイ「声優ラジオのウラオモテ #01 夕陽とやすみは隠しきれない? (電撃文庫) 二月 公」

あらすじ

ギャル&地味子の放課後は、超清純派のアイドル声優!?

第26回電撃小説大賞選考会において、選考委員満場一致で2年ぶりの《大賞》を受賞!
電撃文庫が今とどけたい、青春声優エンタテインメント!

「夕陽と~」「やすみの! せーのっ!」 「「コーコーセーラジオ~!」」
偶然にも同じ高校に通う仲良し声優コンビが教室の空気をそのままお届けしちゃう、ほんわかラジオ番組がスタート!
でもパーソナリティふたりの素顔は、アイドル声優とは真逆も真逆、相性最悪なギャル×根暗地味子で!?
「……何その眩しさ。本当びっくりするぐらい普段とキャラ違うな『夕暮夕陽』、いつもの根暗はどうしたよ?」
「……あなたこそ、その頭わるそうな見た目で『歌種やすみ』の可愛い声を出すのはやめてほしいわ」
オモテは仲良し、ウラでは修羅場、収録が終われば罵倒の嵐!こんなやつとコンビなんて絶対無理、でもオンエアは待ってくれない…!
プロ根性で世界をダマせ! バレたら終わりの青春声優エンタテインメント、NOW ON AIR!!

素では常時口喧嘩、ラジオでは仲良し営業な女子高生声優ラジオ

「あーあ。あたしだって、『指先を見つめて』とか好きだったんだけどなー。こんな性悪な奴があんな清純ヒロインやるなんて、色んなことに幻滅しそう」
「その理屈なら、あなたこそ清純ヒロインなんて絶対出来ないわね。知性のないお猿さんだけ演じてれば? 普段から役作りしてるじゃない」
「そういう渡辺は、教室の隅で黙り込む根暗女を演じるわけ? セリフなくて楽でいいね。オーディションいらずなんじゃない? ていうか、あんた後輩でしょ。あたし芸歴三年目、あんた二年目。先輩に対する口の利き方を教えてあげようか?」

素ではそんな言い合いをする二人が、ラジオ番組の最中だと

「おー。ユウちゃん、最近はすっかりその挨拶も慣れて来たね!」
「そんなことないよぅ。毎回噛み噛みだよ~。やっちゃんは? このラジオ、もう慣れた~?」
「そうだよねぇ。クラスメイトとラジオやってるって、変な感じだよねぇ~」
「お仕事スイッチが入らないよね!」

なんて仲良しやりとり。
しかも二人は素では名字呼びしかしないような関係なのに、ラジオでは下の名前(芸名)であだ名で超仲良し。
こんな関係、嫌いな人間いるわけない。最高。最高オブ最高。ビジネス不仲も好きだけど、仲良し営業も最高に決まってる。

学校じゃろくに会話もしない距離感、ラジオ収録前も口喧嘩(ある程度信頼してるからの口喧嘩でもあるけれど)しまくりの二人がなんらかの理由で仲良しごっこをするというシチュエーションに刺さる人は絶対に刺さるやつだった。めっちゃいいね。最高だね。
そんな二人が徐々に距離感を詰めていくというこの素晴らしさ! 最高! 尊い

公開収録、ライブでのアクシデント、厄介オタクなど、様々なアクシデントに対して、絶対に仲が良いとは言えないけれどもそれでも良い距離感で二人三脚していく二人がすごく良かった。こういう同性間の関係性、強いなあ。
何より熱いのは、互いに声優としての相手のことは嫌いじゃないどころかかなり好きなんだよね。あらすじ部分にも書かれてるけど、声優としての相手が大好きだからこそ、リアルの相手との言い合いでイラッとする(し、多分きっと、ちょっと楽しい)部分もあるっていうか。そういうとこがもーーーーほんとにかわいい!!!

 

「謝るのはあたしも同じだよ。力不足だった。もちろん、渡辺の力も足りなかったけど」

このセリフがすごく好き。一方的に謝られても、自分が悪かったといえる。でも相手も悪かったって言うのがすごく好きで。
例えばこれが一方的に「違う、悪いのはあたしだ」って言われたら、相手は「違う、私」って繰り返すじゃん。でもライブに出たのがふたりともで、そしてふたりとも自分のちからが不足しているのだと思っているのがわかるからこそ「もちろん、~」のセリフがあってよかったなって思えた。なんていうんだろ、そのセリフ超良いねとしか言えん。

 

学校でのシーンの配分も良くて、お仕事のシーンやラジオのシーンもたくさんあるんだけど、学校のシーンがあることで素の二人があまり合わないだろう雰囲気などが見れて楽しかった。
学校関連で好きなのは木村くん。GJ。今後木村が二人にもっと関わる続編が読みたい。とても読みたい。

個人的に好きなシーンは一緒にお風呂。
百合営業でも引かれるわ!という主人公の反応が最高にウケてしまった。確かに。

同世代への嫉妬

主人公はまだぱっとしない声優。代表作といえば新人女性声優がごった煮で出てきたようなアニメぐらいで、他に有名なレギュラーアニメは無し。
対してあらすじでは地味子扱いされる彼女はすでにメインヒロインや深夜アニメの主人公もこなし、アニメ雑誌の付録に下敷きがついてくるぐらいの有名声優。
普段会話している分にはそうでもないんだけど、ふとした瞬間に嫉妬や羨ましさが溢れ出てくるのが読んでてものすごくわかるやつ。

そりゃ一緒に仕事をしたから相手のほうが声優としてうまいのがわかる。感情を爆発させた演技に思わず聞き入ってしまうほどに彼女は声優としてうまい。
でも、自分だって同い年の女子高生声優だ。なんで彼女は仕事が決まるのに自分は……と思ってしまう感情が痛いぐらいにわかった。しんどいんだよな、同世代への嫉妬。部活モノなんかでもあるあるなんだけど、なんで相手のほうが、と思ってしまう瞬間。自分だって仕事頑張ってるし声優としてもやれているはず、事前に自主練だってしてるのに、って思ってしまうのわかるよ。
だから主人公がそのあたりの感情爆発させてしまうのも理解できたし、読んでてすごくしんどかった。

終盤に主人公が心無い言葉をぶつけてしまってから後悔して泣くシーンがある。あのあたりで、わーこの子等身大の女の子なんだなと改めて思わされた。

 

声優さんや声優ラジオは全然聞かないアニメ見ないタイプなんだけど、女子同士のスポ根ものとか部活動モノとかの流れで読めて面白かった。具体的に言えばアイドライジング的な。あれも一種のアイドルもの……アイドル……? バトル×アイドルものだった。あれもあれで熱くて良かったね。

百合というには女子同士の感情がそこまでヤバくなくて(私の百合の基準はアイドライジング)、どちらかといえば強い友情だとか同士意識のほうが強いんだけど、とりあえず百合タグをつけておく。いやほんと面白かった……。