デスクトップパソコンにメモリを増設した話

前提

友達から16GBのメモリをもらった。
紆余曲折がありつつ(これは明日の記事にした)自分のパソコンに増設完了。しかし自分のパソコンを24GBにしたところであまり恩恵を受けなかった。あんまりメモリ使う作業してないしね。

そこで思い出したのが、家族のパソコンがメモリ4GBであるという事実だった。

ぐぐるとwindows10は4GBより8GBあったほうが良いという話をよく見る。そして家族も実際若干遅いと言っていた(ような気がする)。
そのため、特段なくても良い私のパソコンの8GBを家族のパソコンの4GBに追加しようと思った。

去年からどんどこ値下がりしてたメモリがまた上がったりし始めたので、追加考えてる人はそろそろ腹を決めて増設やるかどうか決めたほうがいいとおもう。

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増設方法

開ける

デスクトップの後ろのネジを回して開ける。
横着して適当に近くにあったマイナスドライバーを使ったところ開かなかったが、プラスドライバー持ってきたら開いた。横着するのはやめましょう。

余談だけれど、デスクトップパソコンだったら定期的に開けてファンの掃除をするし、こういう手締めネジにしたほうがいい気がする。
アマゾンのかごに入れたので、2000円分商品溜まったら買うね。

場所を探す

これは買って新しいパソコンだから比較的ファンがきれい。

挿す場所はここ。

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これはスロット1と2があるタイプ。
現在1に刺さっているのが4GB。

挿す

右側にあるストッパーを上げて挿す。

メモリには凹、挿す場所には凸があるので、その位置が合うようにしてから押し込む。
このときに片側をまず入れてからもう片方に体重をかけるといい(体重をかけないとうまくハマらない)。

刺した。ただ、これはまだ奥まで刺さっていない。

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これを上から押し込んで、

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この状態になったら出来上がり。見づらいけれど、ストッパーがかちりとハマっている。押し込んでいる最中にカチリと音がする。

確認

確認する。
パソコンを立ち上げて、win+Xでシステムを起動

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実装RAMの数値がスロット2本のメモリの合計数になっていればオッケー。

身近なもののアレンジがひたすら美味しそう「いせたべ~日本大好き異世界王女、求婚からの食べ歩き~ (カドカワBOOKS) 川岸 殴魚」

あらすじ

ちょっとB級グルメにうるさいだけの普通の学生な俺の前に、突然異世界の王女様が現れた!!
間違った知識で、でも日本をこよなく愛する彼女に引っ張られ、なりゆきで日本観光の案内をすることになり―!?

からあげクン、美味しいのう!ドラゴンの肩肉よりもさらにジューシーじゃ」
「何とからあげクンを比べているんだよ!」

―“とんこつラーメン”“回転寿司”“カップ焼きそば”などの街角グルメの数々を、異世界王女と食べ歩く!

身近な食べ物が超美味しそう

この本のおもしろポイントは、出てくる食べ物がことごとく身近な食べ物かつ、美味しそうなアレンジをしているところ。

例えばみんな大好きカップ焼きそばU.F.O.。
主人公はこれの麺の下に千切りにしたキャベツを敷くのだ。三分でいい感じに火の通ったキャベツと麺。絶対そんなん美味しいじゃん。

他にもからあげクンの美味しい食べ方や、炙りBIGカツなど、どこでも手に入るあんなものやこんなものが美味しく食べられるアレンジが紹介されている。
正直身近な食べ物アレンジ本としてもかなり優秀なんじゃないのかな、これ。

そして異世界から来た王女様とその侍女がひたすら美味しい美味しいと言葉を尽くして美味しさを語ってくれるので、このぐらいなら今日のおやつにやってみようかなと思ってしまう。ずるい。美味しい。

身近なご飯に感動してくれる王女と身近な食べ物を美味しく食べる

この小説自体は、他の国の人が日本の○○に感動!的なテレビ番組が確か昔あった気がするけれど、それとある意味とても近い、異世界の人が日本のご飯に感動!系の物語。
前に読んだ「姫さま、世界滅ぶからごはん食べ行きますよ!」と方向性はかなり近く、美味しいごはんを異世界のかわいい女の子と食べて、彼女は日本食が好きだから何を食べても感動してくれて~というパターンのカクヨム連載小話なので、気を抜いてだらだら読むにはちょうど良いかも。

morelovelike.hateblo.jp

逆によくあるパターン過ぎて若干食傷気味なところはある。
似たようなコンセプトなんてテレビでも見るからね。すげー!おいしー!うちの世界の(ファンタジーなまずい飯)とは違うぜ!というのの繰り返しなので、実在する外国と比べるのはアカンという倫理なのかなという無駄な邪推をしてしまう。どちらかをageるということはどちらかをsageるということなので仕方ないっちゃ仕方ない。

なんで主人公が異世界でこんなに有名なのか最後までわからない

ヒロインは、よくわからない理由で主人公に求婚をしてくる。

よくわからないというか、主人公の家は異世界でなんらかの理由で有名なため、なぜか主人公も有名なのだそうだ。
現在彼女は叔父と政権争いをしている。なのでできるだけ民衆の心を掴みたい。そのため有名人で人気者の主人公と結婚すれば彼女も支持率が上がり政権争いに一歩前へ出られるのではないか、という理由。
なお、主人公がなぜ異世界で人気であり、なぜ異世界で有名なのかについては最後まで説明されない。
最後まで説明されない。

いやそこ大事じゃない!?
なんとなくだけど異世界を映すテレビのようななにかで主人公宅が主に映ってて、テレビでヒーローが人気なように主人公が人気なのかもしれないと思ったけれども、支持率アップはあるかなあ……。

王女が主人公を徐々に好きになってくのはわかる。美味しいものを食べさせてくれるだけじゃなく、親身になってくれているし他人のことを思いやれる優しい人間だから好きになってもしょうがない。 だけど、そこまで王女自体がキャラとして面白いわけではないのでどうにも……うーん……。

何を食べても「美味しい!」「すごい!」「うちの国の食べ物なんてコレと比べて(以下sage文章)」してくれる都合の良い女の子というのが許容できなかったので、身近な食べ物小説としては面白かったけどキャラクターを楽しむという意味では楽しめなかった。

同人誌の感想をQRコードでgoogleフォームに送ってたけど、最近メールでエラーが出てる

症状

googleフォームに登録された内容をGmailへ転送するようにしていたけれど最近エラーが出る。

対処

プロジェクトトリガーを変更

過程

前置き

一度あることは二度あるはずなので、次に起きたときにコレを見て修正できるように。

 

感想が欲しいオタク、感想を送りたいオタクにとってありがたいのが匿名送信フォームだ。
相手に自分の存在を認知してほしくないという人種が存在することは、Web拍手が一時期栄華を誇ったことから明らかだ(巨大文法)。今や絵文字を使うとバグるだのなんだの言われているWeb拍手だが(web拍手について調べたことと感想 - Togetter)、それでも需要はある。

そして現在は匿名ツールとして質問箱やマシュマロなどがある。
感想をもらうための匿名ツールについては同人誌の奥付に!手軽に送れる感想・反応用のツール5選|初心者向け同人誌作成お助けサイト「はに同。」感想をもらう工夫を色々まとめてみた。 | ダイダロス・メモが詳しかったので是非。

以上、googleフォームを使っていた前提。

googleフォームに登録された内容をGmailへ転送するようにしていたけれど最近エラーが出る

奥付などにgoogleフォームのQRコードを貼っていて、ありがたくも時々感想を頂いていた。
その際にGoogleフォームの送信内容をスプレットシートへ書き出し&任意のメールアドレスに通知する方法 | HPcodeやその他のサイトを見て、googleフォームの本文内容がすぐにGmailに送られてくるようにしていた。

この部分はGASを使用している。
GAS使わないと、なにか回答が来てるよというメールは来るものの、実際の内容はフォームを開くかスプレッドシートを開かなければ見られない。それは手間なので内容メールを送るようにしていた。

しかし最近内容が送られて来ず、代わりにエラーメッセージが来る。

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貼ってあるリンクから飛んでみるも、到着先はエラーページ。
エラーメッセージでググってみるもあまり良い回答は得られない。

可能性1:仕様変更で送られなくなったのではないか

と思って、「googleフォーム 送信内容 メール送信」で検索し、なるべく新しい記事を見つけてはだいたい合うようにコピペして試してみた。

結果は惨敗。

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なお、この結果確認はApps Script – Google Apps Scriptから、

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この流れで見れる。
下の赤四角の箇所をクリックでログも見られる(見れない時もある)。

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ちなみに、マイトリガーが表示されている時にエンピツボタンをクリックし

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に変更すると、上記のログ画面よりちょっと詳しめ?なログがメールでその都度送られて来るようになる。

来たエラーメッセージは

あたり。

関数を変更する

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なんか関数とか言うのがある。エラーメールで来ていたものと一緒。

そういえばさっきみた画面にもsubmitとかsendformとかあったよな、と思って、gzの方をもともと使っていたものへと戻し、関数をとりあえず変更してみる。

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(変更前のスクショを取ってなかったので、これもさっきのも修正後のスクショ。実際はプルダウンにsubmitとsendformがあった)

その後、「承認が必要です」のようなダイアログが出てくる。詳しくは【初心者向けGAS】スクリプト実行時の「承認」でびっくりしないために
これで承認をして、テストでフォームから送ってみたらうまく動いた。

脳筋令嬢は後宮でも剣と拳を振るい続ける「武姫の後宮物語2 (カドカワBOOKS) 筧千里」

あらすじ

朝は鍛練、昼も鍛練、夜は愚帝を演じる皇帝と軍会議。
そんな充実した後宮生活を送っていたヘレナに、弟子入りする姫が現れた。

新兵訓練場と化す中庭、増える弟子、張り切るヘレナ。全てが順調に思えたのだが…。

鍛え上げられたヘレナの二の腕。
それを見た皇帝の一言が、彼女の心を抉る。傷心したヘレナは見当違いの努力を重ね、むしろ皇帝とすれ違ってしまい…?

28歳、侯爵令嬢(脳筋)。年下皇帝相手に恋を知る!?

かわいい(厄介な)弟子が3人増えたぞ!

ひょんなことからかわいい(厄介な)弟子が3人増えた主人公。
前の巻のラストで《星天姫》マリエルがヅカ的な方向性で主人公に心臓打ち抜かれていたのでなんとなく察していたものの、残りの2人は完全に予想外だったなあ。

熊とも猪ともつかない凶相の将軍に惚れてるフランがめちゃくちゃにかわいい。
殿下のお通りに対してひたすら他の男の話をし続けるその胆力や、相手にふさわしい人間になろうと自らを鍛えるメンタル。どれもこれもが強い。強すぎる。恋する乙女は強い。
彼女の友人たる少女もそれに呆れつつ付き合ってるから本当に良い子なんだろうな。

こういう話ってツッコミ役がいないとひたすらボケしかいなくてやばいことになるが、ここで侍女に加えてフランの友人というツッコミ役が入ってくれてよかった。本当に良かった。

そしてもうひとりの恋(?)する乙女であるマリエルがかわい……かわいい……のかなあ……?
ともかく主人公がこういったタイプに免疫があり、他の人にも大量にお姉さまと呼ばれており、こういうタイプを気持ち悪いと思いつつも目をかけてやれる人で良かった。良かった……のかなあ……?

殿下に太いと言われてショックを受ける主人公

殿下に「腕が太い」と言われて人並みにショックを受ける主人公がもーめちゃくちゃに可愛かった……。
確かに空腹が原因の一端とはいえ、他人に腕が太いと言われたら喜びそうな主人公が! 筋肉のおかげだと思い込みそうな主人公が! 落ち込んでいるのが! もうめちゃくちゃに可愛くて!!

「……硬いな」
「……はい?」
「いや、随分鍛えておるのだな。さすがは武人といったところか。余とは鍛え方が全く違う」
「そ、そうでしょうか」
「うむ、太い」
 ファルマスに、おそらく悪気はなかったのだろう。
 だが、その一言は、ヘレナに衝撃を走らせた。
 おそらくその言葉は、女子に決して言ってはいけない言葉のワーストワン。
 そしてヘレナもまた、女子なのだ。武人であるということを気にしなければ、女子なのだ。

殿下以外の人に言われたら絶対うれしいでしょ!? 鍛えている+太いで褒め言葉にしか聞こえないでしょ!?
なのに殿下に言われたらショック受けるって、それってもう恋じゃん~~~~。

好きな人には好意を持たれていたい、可愛く思われたいとでもいうような心情がものすごく可愛かった。しかも主人公自身は全く無自覚なのがなおさらに可愛さに拍車をかける……。
28ってこれってやもすればうぜえと言われそうなキャラなんだけど、それまでいたるところで『主人公は脳筋です』『主人公が興味を持つのは戦闘力です』『主人公は馬鹿です』と示されていれば、自分の恋心に気付かなくてもそうだろうねと思ってしまうから面白い。
キャラの作りがうまいんだよなー……。

殿下の年下好きの発覚とヤバそうな過去をバラす母

母ーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!
他人に話して良いことと悪いことがあるうちの悪いことのほうをバラす母ーーーーーーーーーーーー!!!!!

殿下が前回「当たらずとも遠からず」と言っていた通り、年上趣味という言葉は実際さほど遠くなかったんだな……。

殿下の好みの女性は、自分にないものを持っている人。例えば知力だったり体力だっったり。
まだ幼い頃の殿下から見れば、自分より年上の、たとえば家庭教師ならば自分より知力が上に見えるし、メイドさんでも自分より体力が上に見えるから憧れと恋の対象だった。
しかし現在。
大量の書類をさばき、国のために暗愚を装える殿下。あるていど筋肉もある殿下。彼より何かしらで上の女性はそうそういない――そこへ現れるは主人公。筋肉武力戦力すべてにおいて殿下より上の主人公(頭は残念だが)。
そりゃあ惚れるよなーーーーー!!! しかも自分の考えてることを理解していると勘違いしてるからなおさら惚れるよなーーーーー!!

実際主人公は脳筋(自覚済み)なんだけど、これがわかった時の殿下の反応はどうなるんだろう。
彼女はひたすら「なるほど」とわかった面して頷いてるだけで、その実なにひとつわかっていない。とりあえずこういう顔して頷いとけと体に染み付いているだけで、何一つとして理解はしていない。 ……どうにもならない気がする。主人公の頭脳に惚れたんじゃないもんな。

というか、今回の巻で主人公が美人だとわかったのが驚きだった。お前……美人だったのか……。
他のキャラがあまりにも主人公の外見について何も言わないのは、主人公の筋トレ的な内面が問題なんじゃないのかな……。

だが主人公の血縁も怖い

という殿下の過去のやばい話をぶちまけてくる殿下母とはまた別に、主人公の妹たちもまたやばかった。
出会い頭に主人公と格闘バトルかましてくる妹ってなに。現在本文中で主人公がひたすら強くてやばいと表現されている現状で、主人公に勝てないとはいえかなり良い勝負をしそうな妹たちってなに。 兄貴もアレだし、そういうやばい家系なんだろうな……。

なんで少女小説ってちょくちょく夜会とダンス練習があるんだろう

ってふと思った。

理屈はわかる。
普段は絶対に着飾らなそうな主人公の着飾った姿が出せる、いきなり後宮入(など、とにかくダンスに慣れていない状況)な主人公がダンスがうまくできない状況で相手役としてヒーローを出せる、普段より密着する状況に胸が高鳴るシーンが必要。

理屈はわかるけどいつもダンスパーティなのでそろそろ飽きてきた。正直「またかよ」と思う。
美味しいラーメンもいつも食ってると飽きる。

残念脳筋令嬢が必死で猫の皮を被って後宮へ「武姫の後宮物語 (カドカワBOOKS) 筧千里」

あらすじ

貴族令嬢として生まれながら、なぜか社交界ではなく戦場に身を置き、恋愛など見向きもせずに鍛練一筋の人生を送ってきたヘレナ。
そんな彼女が正妃候補に選ばれ後宮入り!?
宰相である父親に“自分の役割を全うせよ”と、正妃の座の争奪戦が巻き起こる後宮に放り込まれたヘレナだが―。

「…私の役割。ええと、陛下に剣を教えるとか、か?」
28歳、侯爵令嬢(脳筋)。女の欲望&陰謀渦巻く後宮で年下皇帝の心を射止められるか!?

残念脳筋令嬢が必死で猫の皮を被って後宮

令嬢というより武将という方が正しいようなそんな肉体派主人公が、過去の悪法により後宮にあげられ女の園でどうやってやっていけば良いのだ……と焦ったところ、そんなお前こそを待っていた、武力としてのお前を待っていたのだという殿下とうまいこと意気投合してやばい出来事を乗り越えていく物語。
趣味は筋トレ、基本は脳に筋肉が詰まっており難しいことはわからない、口がまともに回るのは戦いについてのみ、後宮に来るにはとうがたった28歳武力派という主人公の圧倒的キャラが強くめちゃめちゃに面白かった。

主人公を知る人たちから一貫して「こいつは馬鹿」「こいつは脳筋」「こいつを後宮とか大丈夫か」「こいつは馬鹿」という扱いの主人公が、実は切れ者……という流れなどまったくなくマジモンの脳筋でめちゃくちゃ笑ってしまった。
彼女との会話で諸々勘違いした殿下が「彼女はすごい女性だ」と惚気にしか見えないセリフを吐くシーンで、過去の主人公の上官が「いや彼女は馬鹿ですが」と真顔で返してしまうあたりがたまらない。
実は……が一切なく、マジモンの脳筋でただのやべえ武力まみれの人なのがいっそ好感が持てる。

「しかし、貴様の推挙とは異なるな。グレーディア」
「……どういうことでしょうか?」
「貴様の評価では、軍略にこそ明るいが、それ以外についてはあまり考えない性格だと言っていたではないか。だがヘレナは俺の言葉の裏を読み、己の重責を理解していた。そのような聡い娘だと最初から言っておいてくれれば、俺も試すような真似はしなかったというのに」
「……聡い、ですか?」
「ああ、素晴らしい。己を正妃扱いとする重責を理解しながら、しかしそれを受け入れる広い度量を持つ娘だ。十も年上など問題はあるまい。この一連の騒動が終われば、正式に正妃として迎えても良い」
「陛下……恐れながら」
 そんなファルマスの評価を聞きながら、しかし以前よりヘレナを知るグレーディアは、首を傾げる。
  (中略)
「……ヘレナは、馬鹿ですが」

元上司ーーーーー!!!! 元上司ーーーーーーー!!!! もうちょっと言葉を選べーーーーーー!!!!

基本戦法が突撃! 剣を振る! な主人公が、とりあえず「なるほど」と頷いている間にまるで理解した上で納得しているかのように殿下に勘違いされまくるというあたりに笑ってしまった。
事前に上司に突っ込まれていたとはいえ! こんな最高のタイミングで発動するか!

そんな主人公、こんな状況だからご令嬢としてのお勉強など皆無。
そのため「なんで殿下はあなたみたいな女のところに行くんでしょうね」と問われたときに「色恋に長けた女のほうが良いんじゃないの」といった発言をしてしまう。いやいやいや後宮に来るご令嬢的にそれはどうかと思うよ!とこちらはなるものの、主人公にとってはそういう女性は身近にいた男連中が話す娼館のかっけー女たちの仕草。うんうん……わかるよ主人公……お前のその残念脳はわかるものがある……。
これだけじゃなくひたすらご令嬢としてはやばいことをやりまくり、片っ端から上官の妹である侍女に突っ込まれまくっているのが面白すぎる。

他のご令嬢に喧嘩売られても最終的に「こっちはいつでも首を取れるんだぞ」とアピールしてそれを止めさせる。
どうみても猫たちの中に放り込まれた虎。猫の皮をかぶろうとしているけれどもサイズが違うから全然かぶりきれてない。
屋根裏に紛れ込む間者の気配に気付いて簡易槍でさくっと突き刺し殺すあたり、どう頑張っても紛れ込めない。この脳筋は虎。

結論としてひたすらキャラが強いし濃ゆい。

なんだかんだ言って殿下、主人公のこと好きだよね

という彼女を、殿下めっちゃ好きだよね。

初っ端で美姫扱いしているときに思ったけれど、殿下、主人公がストライクすぎないか。
殿下以外の誰も主人公をまともに美人扱いしてないんだよな。他キャラの視点がほぼないからとはいえ、もし美しかったら外見ぐらいはなにかいわれるはず。具体的に言えば星や月との言い合いのシーンで嫌味の一種として外見に言及ぐらいされるはず。
それすらない主人公に対して、世辞とは思えない態度で美姫表現する殿下、初っ端から主人公を好きすぎないか。

去り際に超さりげないちゅーも含めて好きでしょ。これどう見ても好きでしょ。
前述の通り彼女の元上官に「いや馬鹿ですが」扱いされても主人公はすごく良い女性だと思いこんでるあたり、完全なる恋でしょ。

そんな殿下に主人公もしっかりと恋し始めているのがめちゃかわいい……。
ほっぺちゅーから意識して心臓ばくばくしまくってるし、殿下が他の女のところに行くと言われれば自分では理解しないながらも嫉妬する。
この距離感! 絶妙な未自覚! とりあえず筋トレ!!
初々しいしかわいいしたまらない……でもこの主人公、格好いいと思う色気のある女が娼館の女なのでこのままほっとくとやばいと思う。

 

同じ作家さんの『公爵令嬢は騎士団長の幼妻』は全く合わなかったけれどこれはものすごく面白かった。